あけましておめでとうございます^^
いま何人かのお友達と集まって週一回のペースでosGridでBlenderの勉強会をやっています。
で、勉強会でやったことをもういちど確認できるようにブログにアップしたらどうか、という話になったのでメモ的な簡単なものですけどあげておきますね^^
ですからこのページは「完全にBlender初心者」の方には不向きです。(そのためのページもいずれ用意しないといけないと思ってますけど^^)
追記: 初心者の方むけの記事「
OpenSimのためのBlender初歩」をアップしました^^(2/21)
とりあえずスカルプメッシュを制作するための設定(Primsterのインストールなど)が終わっていて、ひととおりの基本的な操作を知っている人のための覚書き、と理解してください^^ (このPrimsterとのかねあいでBlenderのバージョンはあえて以前の
2.49bを使ってます^^;)
サンプルとして制作するのはあの入れ子になってるロシアの民芸人形の「マトリョーシカ」です。(教材なのですごく大雑把なものです^^ 本物を作ってるロシアの方たちごめんなさい^^;)
これをスカルプメッシュとして制作しテクスチャーを貼り付けるところまでやる予定です。
では、まず最初にスカルプメッシュの基本形から「
Sphere(球体)」を選びます。
見る方向はテンキーの
「1」(正面)にしておきます。
1 表示はこの段階では
ワイヤーフレームを選んでください。
2 3Dカーソルをオンにしておきます。
1 エディットモードにします。
2 ピボットの設定はいちおうこのアイコンにしておいてください
*(デフォルトでこうなっていると思います。万一違った設定に切り替わっていると結果が表示されたものと違ってくるかもしれません)
追記:ごめんなさい^^; ←デフォではこっちでした。
これは「
Pivot」設定のなかの「
Median Point」という選択項目で、先のやつは「
Bounding Box Center」なんですけど、どちらの設定でも(単一のオブジェクトを編集する上では)記事の内容とまったく違いはないはずです^^
1 頂点編集にしておいてください。
2 「
B」(ボックス選択)で球体の適当な「緯度」にあたる線をぐるりと選択します。(中ボタンを押したままマウスをドラッグするとその方向に画面が傾きますから、
輪として選択されたか確認できます。まんいち途切れている部分があるようなら再度Bで追加選択してください。画面をもとにもどすときはテンキー
1)
3 最後に
ドーナツみたいなアイコン(Proportional Editing)を押して出たメニューで効果を「
on」あるいは「
connected」にしてください。*
マウス
中ボタン回転で変形効果の範囲をコントロールしながら「マトリョーシカ」の首の部分の感じがでるように適当な形に変形してください。(
拡大縮小は「
S」キーでやります。この記事を読まれた初心者の方からのご質問があったので追加しますね。
移動は「
G」キー、
回転は「
R」キーです。(それぞれ
3Dマニピュレーターでもできます)
全選択し、「S」(拡大縮小)につづいて「Z」(Z軸に対してのみ伸び縮み指定)を押してすこし上下に伸ばします。
Bキーで一番下の頂点と下から二番目の緯度線をぐるりと選択します。
例の「ドーナツみたいなアイコン」(Proportional Eidt)をオフにしてください。マトリョーシカの制作でこの機能を使うことはもうありません^^
Sキーにつづいて
Zと「
0」(数字の
ゼロ)を入れます。これはZ軸方向に対して選択したすべての頂点を一列に並べる、という意味です(早い話し「底をつぶして作ってる」わけです^^)
選択したままで拡大して位置を調節します。
以上でメッシュの成型はいちおう終わりです^^(なんて適当な!)
画面を分割します。
新しく作った画面を
UVイメージ編集画面にして「
Image→New」から新しく
64×64の大きさのイメージを作成します。
「
Render→Bake Sculpt Meshes」でUVマップイメージをベイクします。
「
Image→Save as」で適当な場所に適当な名前で保存します(あとでビューアーから読み込むときどこにしまったか忘れないように!^^)
今日のところはここまで^^
*1: ピボット選択はかなり複雑なのでここでは触れません。これは3Dカーソル(3Dマニピュレーターはこの位置にできます)を拡大縮小や回転の中心にするかどうか--の設定、と考えてください。
*2: このマトリョーシカの編集の時はどちらにしても結果はいっしょです。「on」は効果が円形の範囲全体に及ぶのに対して「connected」は辺で結ばれた頂点の間にだけ働く、という違いです。
「Blender勉強会その2」につづく