OpenSimとWebの連携 (その4)

もとちゃ

2014年07月04日 16:18


【modlos】

東京情報大学ネットワークシステム研究室ページからmodlos-1.5.5をダウンロードします。

まえのページにも書きましたが,2014年10月現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。

追記: modlos2.6.0moodle2.7(moodle-latest-27)の組合せを試してみました。たしかに動きます。
ただわたしのubuntu(KAGOYA-VPSの12.04 64bit版)だけかもしれませんがPHPのバージョンが古いよ,と文句を言われてしまうので以下のMT-Systemsさんのサイトを参考にしてアップグレードする必要がありました。
http://web.mt-systems.jp/archives/889


Modlos 1.5.5: OpenSim Web Interface for Moodle
↑これをクリック。

WinSCPなどで/tmpへアップ。Tera Termなどで解凍し/var/www/moodle/blocksのディレクトリ内に置きます。

ブラウザでhttp://localhost/moodleつまりmoodleのポータルページをひらいて--
ページ左側「サイト管理」のいちばん上「通知」をクリック。

ブロックテーブル設定画面が開いてすべて問題なければ
Moodle OpenSim テーブルが正常に設定されました
という表示がでるのでその下の「続ける」をクリック。


するとこういう新規設定画面が開くので

グリッド名 → 適当な名前
OpenSIm SQLサーバ名 → localhost (OpenSim-ROBUSTとMoodleがおなじサーバーで動いている場合です。違うときはROBUSTのあるサーバーのIPアドレスになります)
OpenSim SQLデータベース → opensim (OpenSImのハイパーグリッドモードでデータベースopensimを作ったときのデータベース名)
OpenSim SQLデータベースのユーザー名 → opensim (同じくOpenSim用データベースユーザー名)
OpenSim SQLデータベースのパスワード → ****** (おなじくOpenSIm用データベースパスワード)
User(ROBUST)サーバのURL → これはOpenSImのROBUSTがあるサーバーのIPアドレスです。OpenSImサーバーとWebサーバーが同じ場所であるならWebサーバーのアドレスになります。

以下の設定は変更なしでそのままでも大丈夫ですが,「画像処理プログラム」については別個に処理することが必要です。*

すべての設定が完了したら「変更を保存する」ボタンで保存します。

(なおmodlosの設定変更はMoodleトップページ左側にある「サイト管理」から「プラグイン」→「ブロック」→「Moodle OpenSim」で先程の設定画面が開くのでいつでも行えます。)

cron.phpメンテナンススクリプトが、少なくとも24時間稼動していません。

このボタンを消すにはあなたのサイトを登録してください。

Moodle登録


というページが開きますがいまはとりあえず無視して「Home

再度ホームページにもどったら画面右上にある「編集モードの開始」ボタンをクリックしてください。

開いた画面の右側「ブロック追加」メニューのなかの「Moodle OpenSim」選択。

編集モード終了



そうするとトップページ右側のカレンダーの下にMoodle Open Simという名前のブロックができているはずです。
その下に各ページのリストもできるのでクリックするとそれぞれOSgridのサイトなどでおなじみのページが開きます。



Modlosホーム



ワールドマップ



念願の自前アバター作成画面もあります。


なおWeb(Apache)ROBUSTをべつべつのサーバー上で動かしている場合は,ひょっとしたらグリッドのブロックに表示されている「データベース:」が「OFFLINE」になっている可能性があります。これはファイヤーウォールがROBUSTデータベースへのアクセスを妨げているのかも知れません。そのときはROBUSTサーバー側のiptablesを編集して「3306」(MySQLのデフォールトポート*)を開くようにしてください。



* 注1: Webページで画像をとりあつかえるようImageMagickをリモートターミナルからインストールします。

$ sudo apt-get install imagemagick

$ sudo apt-get install php5-imagick


再度Apacheをリスタートさせます。

$ sudo /etc/init.d/apache2 restart



設定のチェック」をクリックして下のような画像がでればOKです。





これで例えばmolods設定画面のスタートページに画像を取り込むことなどが可能になります。



設定画面に適当な画像を取り込みます。



あとはふつうにhtmlページとして編集します。




* 注2: MySQLのポートを調べるにはコンソールからmysql -u root -pでログインし

mysql> show variables like ‘port’;
+——————–+———+
|Variable_name | Value |
+——————–+———+
| port | 3306 |
+——————–+———+
1 row in set (0.00 sec)
mysql>

とやるとわかります。
OpenSim(オープンシム)