2014年07月04日

OpenSimとWebの連携 (その4)

【modlos】

東京情報大学ネットワークシステム研究室ページからmodlos-1.5.5をダウンロードします。

まえのページにも書きましたが,2014年10月現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。

追記: modlos2.6.0moodle2.7(moodle-latest-27)の組合せを試してみました。たしかに動きます。
ただわたしのubuntu(KAGOYA-VPSの12.04 64bit版)だけかもしれませんがPHPのバージョンが古いよ,と文句を言われてしまうので以下のMT-Systemsさんのサイトを参考にしてアップグレードする必要がありました。
http://web.mt-systems.jp/archives/889

OpenSimとWebの連携 (その4)
Modlos 1.5.5: OpenSim Web Interface for Moodle
↑これをクリック。

WinSCPなどで/tmpへアップ。Tera Termなどで解凍し/var/www/moodle/blocksのディレクトリ内に置きます。

ブラウザでhttp://localhost/moodleつまりmoodleのポータルページをひらいて--
ページ左側「サイト管理」のいちばん上「通知」をクリック。

ブロックテーブル設定画面が開いてすべて問題なければ
Moodle OpenSim テーブルが正常に設定されました
という表示がでるのでその下の「続ける」をクリック。

OpenSimとWebの連携 (その4)
するとこういう新規設定画面が開くので

グリッド名 → 適当な名前
OpenSIm SQLサーバ名 → localhost (OpenSim-ROBUSTとMoodleがおなじサーバーで動いている場合です。違うときはROBUSTのあるサーバーのIPアドレスになります)
OpenSim SQLデータベース → opensim (OpenSImのハイパーグリッドモードでデータベースopensimを作ったときのデータベース名)
OpenSim SQLデータベースのユーザー名 → opensim (同じくOpenSim用データベースユーザー名)
OpenSim SQLデータベースのパスワード → ****** (おなじくOpenSIm用データベースパスワード)
User(ROBUST)サーバのURL → これはOpenSImのROBUSTがあるサーバーのIPアドレスです。OpenSImサーバーとWebサーバーが同じ場所であるならWebサーバーのアドレスになります。

以下の設定は変更なしでそのままでも大丈夫ですが,「画像処理プログラム」については別個に処理することが必要です。*

すべての設定が完了したら「変更を保存する」ボタンで保存します。

(なおmodlosの設定変更はMoodleトップページ左側にある「サイト管理」から「プラグイン」→「ブロック」→「Moodle OpenSim」で先程の設定画面が開くのでいつでも行えます。)

cron.phpメンテナンススクリプトが、少なくとも24時間稼動していません。

このボタンを消すにはあなたのサイトを登録してください。

Moodle登録


というページが開きますがいまはとりあえず無視して「Home

再度ホームページにもどったら画面右上にある「編集モードの開始」ボタンをクリックしてください。

開いた画面の右側「ブロック追加」メニューのなかの「Moodle OpenSim」選択。

編集モード終了


OpenSimとWebの連携 (その4)
そうするとトップページ右側のカレンダーの下にMoodle Open Simという名前のブロックができているはずです。
その下に各ページのリストもできるのでクリックするとそれぞれOSgridのサイトなどでおなじみのページが開きます。


OpenSimとWebの連携 (その4)
Modlosホーム


OpenSimとWebの連携 (その4)
ワールドマップ


OpenSimとWebの連携 (その4)
念願の自前アバター作成画面もあります。


なおWeb(Apache)ROBUSTをべつべつのサーバー上で動かしている場合は,ひょっとしたらグリッドのブロックに表示されている「データベース:」が「OFFLINE」になっている可能性があります。これはファイヤーウォールがROBUSTデータベースへのアクセスを妨げているのかも知れません。そのときはROBUSTサーバー側のiptablesを編集して「3306」(MySQLのデフォールトポート*)を開くようにしてください。



* 注1: Webページで画像をとりあつかえるようImageMagickをリモートターミナルからインストールします。

$ sudo apt-get install imagemagick

$ sudo apt-get install php5-imagick


再度Apacheをリスタートさせます。

$ sudo /etc/init.d/apache2 restart


OpenSimとWebの連携 (その4)
設定のチェック」をクリックして下のような画像がでればOKです。

OpenSimとWebの連携 (その4)


OpenSimとWebの連携 (その4)
これで例えばmolods設定画面のスタートページに画像を取り込むことなどが可能になります。


OpenSimとWebの連携 (その4)
設定画面に適当な画像を取り込みます。


OpenSimとWebの連携 (その4)
あとはふつうにhtmlページとして編集します。

OpenSimとWebの連携 (その4)


* 注2: MySQLのポートを調べるにはコンソールからmysql -u root -pでログインし

mysql> show variables like ‘port’;
+——————–+———+
|Variable_name | Value |
+——————–+———+
| port | 3306 |
+——————–+———+
1 row in set (0.00 sec)
mysql>

とやるとわかります。

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Posted by もとちゃ at 16:18│Comments(2)OpenSim(オープンシム)
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すみません.
Modlos の作者です.
紹介して頂きありがとうございます.m(__)m
あんまり反響がないので Modlosのパッケージのアップデートをさぼっていましたが,subversion のリポジトリはMoodle2.7 でも動きます.
Xoops Cube 用は完全にさぽってます (^^;

http://www.nsl.tuis.ac.jp/svn/php/modlos/trunk

展開後,update スクリプトを動かすと,追加のソースを展開します.

http://www.jogrid.net で最新 modlos が動いています.
よろしければ, JOGrid にも遊びにきてください.
Posted by Fumi.Hax at 2014年07月07日 22:34
こちらこそ すいませーん!

このところHPの更新さぼっていてコメントを読んでいなくてお返事が大幅におくれてしまいました^^;

まずはコメントと新しいModlosの情報をありがとうございます。いずれ新しいバージョンのほうも試してブログ上で紹介させていただきたいと思っています。

JOGridのほうはごく最近アカウントをとってしまいました^^ リアルとメタバースともにこれからもよろしくご指導くださいませ^^
Posted by もとちゃ at 2014年09月18日 11:49
 
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