2014年09月24日
JOG - ジャパンオープングリッドへの入り方その2
【Singularityの場合】
JOGへのビューアーとしてまずおすすめなのはSingularityです。
もしあなたがSLにいろいろ自作のオブジェクトを持っていてJOGに移植したいと望んでいるのであればXMLファイルを利用することになるでしょう。このXMLのエクスポート,インポート機能をもっているのがSimgularityビューアーだからです。
(追記:2015.09.04 -- FireStormではCOLLADA .daeでオブジェクトのインポート,エクスポートが可能です。SingularityのXMLはテクスチャー読み込みの設定にちょっと素直でない(^^;)ところがあるのでこちらのほうが使いやすいかもしれません)
Singularityはたとえばここからダウンロードできます。
たちあげると例えば「OSgrid 」にログインする設定になっているかもしれません。
Singulariy(18.5)の場合はこの赤く囲った部分にグリッドを選択する「グリッドリスト」のボックスとそれを編集する「グリッドマネージャー」を開くボタンがあります。
Singularityでないビューアーでもサードパーティのものはここに両者が表示されているかもしれません。あるいはひょっとして表示されていない場合でも「Ctrl + Shift + Gキー」のショートカットで両方あるいはグリッドリストだけが表示されるようになる場合もあります。(CoolVLは後者です)
OSgrdやAvinationやInworldzのようなメジャーなグリッドサービスは最初からこのグリッドリストのなかに名前が乗っています。ですからリストから選択するだけでログインできるようになります。
しかしざんねんながらいまのところメジャーではないJOGはリストに名前がないはずです^^;
(追記:2015/09/06 -- ぷれぽんさんのブログhttp://brepon.slmame.com/e1474677.htmlによると近頃はJOGもメジャーになったらしく対応したビューアーがでてきたようです^^)

その場合はグリッドマネージャーでリストにJOGの名前を登録しなければなりません。
Singularityのグリッドマネージャーボタンをクリックすると下のようなウインドウが開くはずです。

いちばん上のグリッドの名前のはいっている部分のすぐ下の「Create」を押すとこの画面のようになります。
ここで入力しなければならないのは赤枠で囲ってある空白の二カ所です。
上の「Login URI :」とあるところには (JOGサイトのトップページに書かれている) JOGRID.NET:8002 をいれてください。
下の「Grid Name :」には Japan Open Grid といれます。

下の「Apply」を押し「OK」でウインドウを閉じます。

これでリストにJapan Open Gridの名が登録されるのでグリッドを選択してあとはふつうにログインしてください。
【FireStormの場合】
公式についでSLのビューアーにFireStromを使ってる人は多いんじゃないでしょうか。FireStromはOpenSimのグリッドにはいるときにも使えます。

FireStormはSingularityとちがって「グリッドマネージャー」のボタンがありません。

グリッドの選択は画面左上の「ビューワ」→「環境設定」から行います。

グリッドマネージャーのウインドウがひらくので一番上の「Add New Grid」のところに JOGRID.NET:8002 といれて「Apply」ボタンを押します。

あとはそのままマネージャーウインドウのいちばん下の「適用」つづいて「OK」を押せば設定完了です。
【kokuaの場合】
グリッドマネージャーボタンがあるので問題はないと思います。 (グリッドリストのほうはCtrl + Shift + Gキーで出たりきえたりするようです^^;)

【CoolVLの場合】
使ってる人は少ないかもしれませんがグリッドマネージャーの開き方がちょっと変わっているのであえてとりあげておきます。
立ち上げたときの画面にはFireStorm同様ボタンはありません。Coolの場合は画面上の「Edit → Preferences 」で開く環境設定画面のなかの「Grid list」タブを選択するとグリッドマネージャー画面が開きます。設定そのものは他と同じなので特に問題はないと思います。
JOGへのビューアーとしてまずおすすめなのはSingularityです。
もしあなたがSLにいろいろ自作のオブジェクトを持っていてJOGに移植したいと望んでいるのであればXMLファイルを利用することになるでしょう。このXMLのエクスポート,インポート機能をもっているのがSimgularityビューアーだからです。
(追記:2015.09.04 -- FireStormではCOLLADA .daeでオブジェクトのインポート,エクスポートが可能です。SingularityのXMLはテクスチャー読み込みの設定にちょっと素直でない(^^;)ところがあるのでこちらのほうが使いやすいかもしれません)
Singularityはたとえばここからダウンロードできます。
たちあげると例えば「OSgrid 」にログインする設定になっているかもしれません。
Singulariy(18.5)の場合はこの赤く囲った部分にグリッドを選択する「グリッドリスト」のボックスとそれを編集する「グリッドマネージャー」を開くボタンがあります。
Singularityでないビューアーでもサードパーティのものはここに両者が表示されているかもしれません。あるいはひょっとして表示されていない場合でも「Ctrl + Shift + Gキー」のショートカットで両方あるいはグリッドリストだけが表示されるようになる場合もあります。(CoolVLは後者です)
OSgrdやAvinationやInworldzのようなメジャーなグリッドサービスは最初からこのグリッドリストのなかに名前が乗っています。ですからリストから選択するだけでログインできるようになります。
しかしざんねんながらいまのところメジャーではないJOGはリストに名前がないはずです^^;
(追記:2015/09/06 -- ぷれぽんさんのブログhttp://brepon.slmame.com/e1474677.htmlによると近頃はJOGもメジャーになったらしく対応したビューアーがでてきたようです^^)
その場合はグリッドマネージャーでリストにJOGの名前を登録しなければなりません。
Singularityのグリッドマネージャーボタンをクリックすると下のようなウインドウが開くはずです。
いちばん上のグリッドの名前のはいっている部分のすぐ下の「Create」を押すとこの画面のようになります。
ここで入力しなければならないのは赤枠で囲ってある空白の二カ所です。
上の「Login URI :」とあるところには (JOGサイトのトップページに書かれている) JOGRID.NET:8002 をいれてください。
下の「Grid Name :」には Japan Open Grid といれます。
下の「Apply」を押し「OK」でウインドウを閉じます。
これでリストにJapan Open Gridの名が登録されるのでグリッドを選択してあとはふつうにログインしてください。
【FireStormの場合】
公式についでSLのビューアーにFireStromを使ってる人は多いんじゃないでしょうか。FireStromはOpenSimのグリッドにはいるときにも使えます。
FireStormはSingularityとちがって「グリッドマネージャー」のボタンがありません。
グリッドの選択は画面左上の「ビューワ」→「環境設定」から行います。
グリッドマネージャーのウインドウがひらくので一番上の「Add New Grid」のところに JOGRID.NET:8002 といれて「Apply」ボタンを押します。
あとはそのままマネージャーウインドウのいちばん下の「適用」つづいて「OK」を押せば設定完了です。
【kokuaの場合】
グリッドマネージャーボタンがあるので問題はないと思います。 (グリッドリストのほうはCtrl + Shift + Gキーで出たりきえたりするようです^^;)
【CoolVLの場合】
使ってる人は少ないかもしれませんがグリッドマネージャーの開き方がちょっと変わっているのであえてとりあげておきます。
立ち上げたときの画面にはFireStorm同様ボタンはありません。Coolの場合は画面上の「Edit → Preferences 」で開く環境設定画面のなかの「Grid list」タブを選択するとグリッドマネージャー画面が開きます。設定そのものは他と同じなので特に問題はないと思います。
2014年09月24日
JOG - ジャパンオープングリッドへの入り方
さてたとえばOSgridの場合,ポータルページの「Join Now」をクリックするとこんな画面が開きます。

ここでアバター名とパスワードを登録することでアカウントがもらえます。この名前とパスワードはビューアーでOSgridにログインするのに使えるし,またブラウザでウェブ上のこのサイトそのものにログインするときにも使えます。

これに慣れている人はJOGの最初のアカウント取得--つまりこのページの右上「ログイン→新しいアカウントを制作する」で開くページをビューアーを使ってグリッドにログインするためのアバターの名前とパスワードであると錯覚してしまうかもしれません。

でもこれはあくまで「このサイト」にログインするためのID(名前)とパスワードなんです。
登録手続きするとメールアドレスに確認のメールが送られてくるので(ひょっとしたらブロックされてしまいスパムリストなどに入っているかもしれないのでもし届いてないという人はそっちを確かめてみてください)書かれたURLを開き登録手続きを完了します。
じつはJOGそのものにログインするためのアバター名とビューアーへのパスワードの登録はあたらめてこの画面からはじめなければなりません。

サイトのアカウントをとったのですでにページの右上にあなたの名前がでているはずです。そのすぐ下,JOGridのなかにある「アバター作成」をクリックしてください。

こんな画面が開くのでアバターの名前(セカンドネームはべつに「Resident」以外でも好きにつけられます)とパスワードを記入し,ホームとしてお好きな場所を選んでください。(もし特別な事情がないのであれば「Center Sim」にしておくのが無難です。)
「使用許諾に同意」に(ひととおり目を通した上で^^)チェックをいれ,「作成」ボタンを押してください。(「Sloodleとの連携」はいまは動いていませんので無視してけっこうです)
これでめでたくあなたのアバターが作られました。ビューアーにはこちらのほうの「名前」と「パスワード」をいれてJOGにログインしてください。
なんだかめんどーくさいなー,なんでサイトのアカウントとJOGそのものにログインするためのアカウントが別なの? と思われる人もいるかもしれません。それは仕様なんです^^;
といっちゃうともともこもないんですけど^^--JOGではホームサイトでのウェブページの管理にMoodleというコースマネージメントシステムを使っているので自然にそうなってしまうんです。
もともとMoodleとは「世界中の教育・研修機関で急激に採用を増やし続けているオープンソースの学習管理システム(LMS)」です(http://moodlejapan.org/home/)
学習管理システムですからほんらいはOpenSimとはほとんど関係のない分野のアプリケーションです。もともとMoodleは主として学校の教師など教育関係の人たちが学生たちの学習を助けたりコンピューターをつうじて学校生活の管理,あるいは成績管理,各種連絡などをスムースに行うためのツールです。
学生の学習管理のためのソフトだから生徒でない部外者が勝手にまぎれこむとややこしくなるのでコミュニティに入るときにいちいちアカウントを要求するように作られているわけです。
というわけで,とりあえずJOGのグリッドにビューアーでログインするための用意はととのいました。つぎは具体的なビューアーでの入り方ですが,せっかくJOGホームサイトへログイン出来るようになったのでサイトのメニューについてちょっとだけ見ておきましょう。

グリッドそのものに関する情報はこの赤枠の部分に集中しています。じつはMoodleはブロックという単位でウェブページを制作編集するように作られていて,MoodleとOpenSimをむすびつけているWebインターフェイスmodlosはブロックとしてこの位置に読み込まれるようになっているわけです。
アバター作成ページをふくめてOSgridなど他のグリッドサービスを利用したことがある人なら慣れ親しんだページが並んでいることがわかるでしょう。

JOGのホームサイトでもうひとつチェックしたほうがいいのはこのコースカテゴリの部分です。

教育支援用アプリケーションであるMoodleでコースといえばふつうは学生が履修すべき学習コースですが,JOGの場合グリッド管理スタッフからのさまざまなお知らせやユーザー相互の情報交換などのための各ページにここからアクセスできるようになっています。
とくにコミュニティから開く「チュートリアル」と「コミュニティフォーラム」にはすくなくとも一度ぐらい目をとおしておいたほうがいいと思います。


利用開始時のとまどいや疑問点はこのチュートリアルを読めばたいてい解消するはずです。

気楽に日本語でフォーラムに読み書きできるグリッドサイトはネット広しといえどもここJOGだけです^^
ここでアバター名とパスワードを登録することでアカウントがもらえます。この名前とパスワードはビューアーでOSgridにログインするのに使えるし,またブラウザでウェブ上のこのサイトそのものにログインするときにも使えます。
これに慣れている人はJOGの最初のアカウント取得--つまりこのページの右上「ログイン→新しいアカウントを制作する」で開くページをビューアーを使ってグリッドにログインするためのアバターの名前とパスワードであると錯覚してしまうかもしれません。
でもこれはあくまで「このサイト」にログインするためのID(名前)とパスワードなんです。
登録手続きするとメールアドレスに確認のメールが送られてくるので(ひょっとしたらブロックされてしまいスパムリストなどに入っているかもしれないのでもし届いてないという人はそっちを確かめてみてください)書かれたURLを開き登録手続きを完了します。
じつはJOGそのものにログインするためのアバター名とビューアーへのパスワードの登録はあたらめてこの画面からはじめなければなりません。
サイトのアカウントをとったのですでにページの右上にあなたの名前がでているはずです。そのすぐ下,JOGridのなかにある「アバター作成」をクリックしてください。
こんな画面が開くのでアバターの名前(セカンドネームはべつに「Resident」以外でも好きにつけられます)とパスワードを記入し,ホームとしてお好きな場所を選んでください。(もし特別な事情がないのであれば「Center Sim」にしておくのが無難です。)
「使用許諾に同意」に(ひととおり目を通した上で^^)チェックをいれ,「作成」ボタンを押してください。(「Sloodleとの連携」はいまは動いていませんので無視してけっこうです)
これでめでたくあなたのアバターが作られました。ビューアーにはこちらのほうの「名前」と「パスワード」をいれてJOGにログインしてください。
なんだかめんどーくさいなー,なんでサイトのアカウントとJOGそのものにログインするためのアカウントが別なの? と思われる人もいるかもしれません。それは仕様なんです^^;
といっちゃうともともこもないんですけど^^--JOGではホームサイトでのウェブページの管理にMoodleというコースマネージメントシステムを使っているので自然にそうなってしまうんです。
もともとMoodleとは「世界中の教育・研修機関で急激に採用を増やし続けているオープンソースの学習管理システム(LMS)」です(http://moodlejapan.org/home/)
学習管理システムですからほんらいはOpenSimとはほとんど関係のない分野のアプリケーションです。もともとMoodleは主として学校の教師など教育関係の人たちが学生たちの学習を助けたりコンピューターをつうじて学校生活の管理,あるいは成績管理,各種連絡などをスムースに行うためのツールです。
学生の学習管理のためのソフトだから生徒でない部外者が勝手にまぎれこむとややこしくなるのでコミュニティに入るときにいちいちアカウントを要求するように作られているわけです。
というわけで,とりあえずJOGのグリッドにビューアーでログインするための用意はととのいました。つぎは具体的なビューアーでの入り方ですが,せっかくJOGホームサイトへログイン出来るようになったのでサイトのメニューについてちょっとだけ見ておきましょう。
グリッドそのものに関する情報はこの赤枠の部分に集中しています。じつはMoodleはブロックという単位でウェブページを制作編集するように作られていて,MoodleとOpenSimをむすびつけているWebインターフェイスmodlosはブロックとしてこの位置に読み込まれるようになっているわけです。
アバター作成ページをふくめてOSgridなど他のグリッドサービスを利用したことがある人なら慣れ親しんだページが並んでいることがわかるでしょう。
JOGのホームサイトでもうひとつチェックしたほうがいいのはこのコースカテゴリの部分です。
教育支援用アプリケーションであるMoodleでコースといえばふつうは学生が履修すべき学習コースですが,JOGの場合グリッド管理スタッフからのさまざまなお知らせやユーザー相互の情報交換などのための各ページにここからアクセスできるようになっています。
とくにコミュニティから開く「チュートリアル」と「コミュニティフォーラム」にはすくなくとも一度ぐらい目をとおしておいたほうがいいと思います。
利用開始時のとまどいや疑問点はこのチュートリアルを読めばたいてい解消するはずです。
気楽に日本語でフォーラムに読み書きできるグリッドサイトはネット広しといえどもここJOGだけです^^
2014年09月24日
JOG -ジャパンオープングリッド- とは?
広大なネットの海にはOSgridをはじめとしてたくさんのオープングリッドが点在しています。たとえばFireStormのグリッド選択リストを開いてみると
3RD Rock Grid
Avination
AviWorlds
Craft World
FrancoGrid
Gay Nations
Inworldz
Island Oasis
Kitely
Littlefield Grid
Metropolis Metaversum
UFS Grid
Your Alternative Life
こんなぐあいにずらりとOpenSimベースのグリッドサービスの名前が並んでいます。そしてこれらのグリッドではOSgridもふくめてすべて英語(FrancoGridはフランス語のようですが)がつかわれています。
つまりこれらのサービスを利用するにはホームサイトでのアカウント取得からはじまってインワールドでの他人とのコミュニケーションや各情報の収集や発信をすべて外国語でこなさなければならないわけで,これは必ずしも語学が堪能とは言えないわたしのような一部の(大多数の?^^;)日本人にとってちょっと辛い状況です^^;

そこで--かんぜんにTVの通販番組風のいいまわしになりますけど^^;--そんな悩みを一気に解消するのが今回のタイトルにかかげたJOGグリッドサービスなのです。
Japan Open Gridのホームサイト
http://www.jogrid.net/wi/
を開くと,やれうれしや,「ようこそ!! Japan Open Grid へ」と日本語の挨拶がでむかえてくれます^^

さて,いま現在(2014年9月下旬)もとちゃブログで何度もご紹介してきたあのOSgridサービスがシステムトラブルのため長期にわたってダウンしています。そのためOSグリッドで行っていたわたしたちの勉強会が幾週にもわたって開けないという事態にいたっています。そのためやむなく全員がジャパンオープングリッドのアカウントを取得し,つい先日第一回目のJOGでの集まりを開催いたしました。(注)
しかしその過程でJOGのアカウント取得とインワールドへのログインという作業が思いの外むずかしいということが分かりました。じっさい当日あつまったメンバーのすべてをアバターとして目的のシムに集めるまでには勉強会として予定していた時間の倍以上かかってしまったぐらいです。
管理スタッフの方々の名誉のために言い添えておきますが,これは必ずしもJOGのホームサイトの説明が不十分であるという意味ではありません。そこには必要な事柄は十分書かれています。
ただSLやOSgridといういわば「大手」のグリッドサービスに慣れた者から見ると自前の管理システムでなくMoodleという一般公開されたコースマネージメントシステムを援用しているJOGのホームサイトのデザインは若干とまどってしまう部分を含んでいることも確かです。
加えて「大手」でないがためにビューアーのグリッドのリストに名前がなく(上のFireStormにもありませんでしたよね?^^)新たにリストにJOGの名前を登録する手順が必要である,という問題もあります。この手順,やっかいなことにビューアーごとに微妙にちがっているのでここでつまづいて立ち止まってしまう人もけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこでもとちゃブログでは勉強会スタッフの「はまった」点を参考にしつつ,次回からJOGへのエントリー方法について可能な範囲で具体的かつケースごと説明していきたいと思います。
(注) こう言ってしまうとOSgridが使えないのでしょうがなくJOG に--というふうに聞こえますが,けっしてそれだけではありません。
じつのところJOGの身近さはそれはそれで捨てがたいひとつの魅力です。インワールドでであうユーザーがほとんど日本人であること,規模が小さいおかげでどこで誰がどんな活動をしているかが手にとるようにわかること,同じ理由から管理スタッフの方たちとのコミュニケーションが非常にとりやすいこと…これらの利点はSLやOSgridのような大きなグリッドサービスではとうてい望めないことです。
いつかメタバースが将来ひとりひとりにより親しいものになり,個人のいとなむ客間的バーチャルワールドが縦横にハイパーリンクで結ばれるようなネット社会が到来する日がくると予想する人たちがいます。JOGのような小回りのきくグリッドサービスはそうした時代への橋渡しの役目をもつものかもしれません。
3RD Rock Grid
Avination
AviWorlds
Craft World
FrancoGrid
Gay Nations
Inworldz
Island Oasis
Kitely
Littlefield Grid
Metropolis Metaversum
UFS Grid
Your Alternative Life
こんなぐあいにずらりとOpenSimベースのグリッドサービスの名前が並んでいます。そしてこれらのグリッドではOSgridもふくめてすべて英語(FrancoGridはフランス語のようですが)がつかわれています。
つまりこれらのサービスを利用するにはホームサイトでのアカウント取得からはじまってインワールドでの他人とのコミュニケーションや各情報の収集や発信をすべて外国語でこなさなければならないわけで,これは必ずしも語学が堪能とは言えないわたしのような一部の(大多数の?^^;)日本人にとってちょっと辛い状況です^^;
そこで--かんぜんにTVの通販番組風のいいまわしになりますけど^^;--そんな悩みを一気に解消するのが今回のタイトルにかかげたJOGグリッドサービスなのです。
Japan Open Gridのホームサイト
http://www.jogrid.net/wi/
を開くと,やれうれしや,「ようこそ!! Japan Open Grid へ」と日本語の挨拶がでむかえてくれます^^
さて,いま現在(2014年9月下旬)もとちゃブログで何度もご紹介してきたあのOSgridサービスがシステムトラブルのため長期にわたってダウンしています。そのためOSグリッドで行っていたわたしたちの勉強会が幾週にもわたって開けないという事態にいたっています。そのためやむなく全員がジャパンオープングリッドのアカウントを取得し,つい先日第一回目のJOGでの集まりを開催いたしました。(注)
しかしその過程でJOGのアカウント取得とインワールドへのログインという作業が思いの外むずかしいということが分かりました。じっさい当日あつまったメンバーのすべてをアバターとして目的のシムに集めるまでには勉強会として予定していた時間の倍以上かかってしまったぐらいです。
管理スタッフの方々の名誉のために言い添えておきますが,これは必ずしもJOGのホームサイトの説明が不十分であるという意味ではありません。そこには必要な事柄は十分書かれています。
ただSLやOSgridといういわば「大手」のグリッドサービスに慣れた者から見ると自前の管理システムでなくMoodleという一般公開されたコースマネージメントシステムを援用しているJOGのホームサイトのデザインは若干とまどってしまう部分を含んでいることも確かです。
加えて「大手」でないがためにビューアーのグリッドのリストに名前がなく(上のFireStormにもありませんでしたよね?^^)新たにリストにJOGの名前を登録する手順が必要である,という問題もあります。この手順,やっかいなことにビューアーごとに微妙にちがっているのでここでつまづいて立ち止まってしまう人もけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこでもとちゃブログでは勉強会スタッフの「はまった」点を参考にしつつ,次回からJOGへのエントリー方法について可能な範囲で具体的かつケースごと説明していきたいと思います。
(注) こう言ってしまうとOSgridが使えないのでしょうがなくJOG に--というふうに聞こえますが,けっしてそれだけではありません。
じつのところJOGの身近さはそれはそれで捨てがたいひとつの魅力です。インワールドでであうユーザーがほとんど日本人であること,規模が小さいおかげでどこで誰がどんな活動をしているかが手にとるようにわかること,同じ理由から管理スタッフの方たちとのコミュニケーションが非常にとりやすいこと…これらの利点はSLやOSgridのような大きなグリッドサービスではとうてい望めないことです。
いつかメタバースが将来ひとりひとりにより親しいものになり,個人のいとなむ客間的バーチャルワールドが縦横にハイパーリンクで結ばれるようなネット社会が到来する日がくると予想する人たちがいます。JOGのような小回りのきくグリッドサービスはそうした時代への橋渡しの役目をもつものかもしれません。
2014年07月04日
OpenSimとWebの連携 (その4)
【modlos】
東京情報大学ネットワークシステム研究室のページからmodlos-1.5.5をダウンロードします。
まえのページにも書きましたが,2014年10月現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。
追記: modlos2.6.0とmoodle2.7(moodle-latest-27)の組合せを試してみました。たしかに動きます。
ただわたしのubuntu(KAGOYA-VPSの12.04 64bit版)だけかもしれませんがPHPのバージョンが古いよ,と文句を言われてしまうので以下のMT-Systemsさんのサイトを参考にしてアップグレードする必要がありました。
http://web.mt-systems.jp/archives/889

Modlos 1.5.5: OpenSim Web Interface for Moodle
↑これをクリック。
WinSCPなどで/tmpへアップ。Tera Termなどで解凍し/var/www/moodle/blocksのディレクトリ内に置きます。
ブラウザでhttp://localhost/moodleつまりmoodleのポータルページをひらいて--
ページ左側「サイト管理」のいちばん上「通知」をクリック。
ブロックテーブル設定画面が開いてすべて問題なければ
「Moodle OpenSim テーブルが正常に設定されました」
という表示がでるのでその下の「続ける」をクリック。

するとこういう新規設定画面が開くので
グリッド名 → 適当な名前
OpenSIm SQLサーバ名 → localhost (OpenSim-ROBUSTとMoodleがおなじサーバーで動いている場合です。違うときはROBUSTのあるサーバーのIPアドレスになります)
OpenSim SQLデータベース → opensim (OpenSImのハイパーグリッドモードでデータベースopensimを作ったときのデータベース名)
OpenSim SQLデータベースのユーザー名 → opensim (同じくOpenSim用データベースユーザー名)
OpenSim SQLデータベースのパスワード → ****** (おなじくOpenSIm用データベースパスワード)
User(ROBUST)サーバのURL → これはOpenSImのROBUSTがあるサーバーのIPアドレスです。OpenSImサーバーとWebサーバーが同じ場所であるならWebサーバーのアドレスになります。
以下の設定は変更なしでそのままでも大丈夫ですが,「画像処理プログラム」については別個に処理することが必要です。*
すべての設定が完了したら「変更を保存する」ボタンで保存します。
(なおmodlosの設定変更はMoodleトップページ左側にある「サイト管理」から「プラグイン」→「ブロック」→「Moodle OpenSim」で先程の設定画面が開くのでいつでも行えます。)
「cron.phpメンテナンススクリプトが、少なくとも24時間稼動していません。
このボタンを消すにはあなたのサイトを登録してください。
Moodle登録」
というページが開きますがいまはとりあえず無視して「Home」
再度ホームページにもどったら画面右上にある「編集モードの開始」ボタンをクリックしてください。
開いた画面の右側「ブロック追加」メニューのなかの「Moodle OpenSim」選択。
「編集モード終了」

そうするとトップページ右側のカレンダーの下にMoodle Open Simという名前のブロックができているはずです。
その下に各ページのリストもできるのでクリックするとそれぞれOSgridのサイトなどでおなじみのページが開きます。

Modlosホーム

ワールドマップ

念願の自前アバター作成画面もあります。
なおWeb(Apache)とROBUSTをべつべつのサーバー上で動かしている場合は,ひょっとしたらグリッドのブロックに表示されている「データベース:」が「OFFLINE」になっている可能性があります。これはファイヤーウォールがROBUSTデータベースへのアクセスを妨げているのかも知れません。そのときはROBUSTサーバー側のiptablesを編集して「3306」(MySQLのデフォールトポート*)を開くようにしてください。
* 注1: Webページで画像をとりあつかえるようImageMagickをリモートターミナルからインストールします。
$ sudo apt-get install imagemagick
$ sudo apt-get install php5-imagick
再度Apacheをリスタートさせます。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart

「設定のチェック」をクリックして下のような画像がでればOKです。


これで例えばmolods設定画面のスタートページに画像を取り込むことなどが可能になります。

設定画面に適当な画像を取り込みます。

あとはふつうにhtmlページとして編集します。

* 注2: MySQLのポートを調べるにはコンソールからmysql -u root -pでログインし
mysql> show variables like ‘port’;
+——————–+———+
|Variable_name | Value |
+——————–+———+
| port | 3306 |
+——————–+———+
1 row in set (0.00 sec)
mysql>
とやるとわかります。
東京情報大学ネットワークシステム研究室のページからmodlos-1.5.5をダウンロードします。
まえのページにも書きましたが,2014年10月現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。
追記: modlos2.6.0とmoodle2.7(moodle-latest-27)の組合せを試してみました。たしかに動きます。
ただわたしのubuntu(KAGOYA-VPSの12.04 64bit版)だけかもしれませんがPHPのバージョンが古いよ,と文句を言われてしまうので以下のMT-Systemsさんのサイトを参考にしてアップグレードする必要がありました。
http://web.mt-systems.jp/archives/889
Modlos 1.5.5: OpenSim Web Interface for Moodle
↑これをクリック。
WinSCPなどで/tmpへアップ。Tera Termなどで解凍し/var/www/moodle/blocksのディレクトリ内に置きます。
ブラウザでhttp://localhost/moodleつまりmoodleのポータルページをひらいて--
ページ左側「サイト管理」のいちばん上「通知」をクリック。
ブロックテーブル設定画面が開いてすべて問題なければ
「Moodle OpenSim テーブルが正常に設定されました」
という表示がでるのでその下の「続ける」をクリック。
するとこういう新規設定画面が開くので
グリッド名 → 適当な名前
OpenSIm SQLサーバ名 → localhost (OpenSim-ROBUSTとMoodleがおなじサーバーで動いている場合です。違うときはROBUSTのあるサーバーのIPアドレスになります)
OpenSim SQLデータベース → opensim (OpenSImのハイパーグリッドモードでデータベースopensimを作ったときのデータベース名)
OpenSim SQLデータベースのユーザー名 → opensim (同じくOpenSim用データベースユーザー名)
OpenSim SQLデータベースのパスワード → ****** (おなじくOpenSIm用データベースパスワード)
User(ROBUST)サーバのURL → これはOpenSImのROBUSTがあるサーバーのIPアドレスです。OpenSImサーバーとWebサーバーが同じ場所であるならWebサーバーのアドレスになります。
以下の設定は変更なしでそのままでも大丈夫ですが,「画像処理プログラム」については別個に処理することが必要です。*
すべての設定が完了したら「変更を保存する」ボタンで保存します。
(なおmodlosの設定変更はMoodleトップページ左側にある「サイト管理」から「プラグイン」→「ブロック」→「Moodle OpenSim」で先程の設定画面が開くのでいつでも行えます。)
「cron.phpメンテナンススクリプトが、少なくとも24時間稼動していません。
このボタンを消すにはあなたのサイトを登録してください。
Moodle登録」
というページが開きますがいまはとりあえず無視して「Home」
再度ホームページにもどったら画面右上にある「編集モードの開始」ボタンをクリックしてください。
開いた画面の右側「ブロック追加」メニューのなかの「Moodle OpenSim」選択。
「編集モード終了」
そうするとトップページ右側のカレンダーの下にMoodle Open Simという名前のブロックができているはずです。
その下に各ページのリストもできるのでクリックするとそれぞれOSgridのサイトなどでおなじみのページが開きます。
Modlosホーム
ワールドマップ
念願の自前アバター作成画面もあります。
なおWeb(Apache)とROBUSTをべつべつのサーバー上で動かしている場合は,ひょっとしたらグリッドのブロックに表示されている「データベース:」が「OFFLINE」になっている可能性があります。これはファイヤーウォールがROBUSTデータベースへのアクセスを妨げているのかも知れません。そのときはROBUSTサーバー側のiptablesを編集して「3306」(MySQLのデフォールトポート*)を開くようにしてください。
* 注1: Webページで画像をとりあつかえるようImageMagickをリモートターミナルからインストールします。
$ sudo apt-get install imagemagick
$ sudo apt-get install php5-imagick
再度Apacheをリスタートさせます。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
「設定のチェック」をクリックして下のような画像がでればOKです。
これで例えばmolods設定画面のスタートページに画像を取り込むことなどが可能になります。
設定画面に適当な画像を取り込みます。
あとはふつうにhtmlページとして編集します。
* 注2: MySQLのポートを調べるにはコンソールからmysql -u root -pでログインし
mysql> show variables like ‘port’;
+——————–+———+
|Variable_name | Value |
+——————–+———+
| port | 3306 |
+——————–+———+
1 row in set (0.00 sec)
mysql>
とやるとわかります。
2014年07月04日
OpenSimとWebの連携 (その3)
【Moodle】
Moodleを導入します。
2014年7月現在最新バージョンは2.7です。しかし前に説明したようにこれは東京情報大学ネットワークシステム研究室によるMoodle 用 OpenSim Webインターフェイスmodlosとうまく協働してくれません。そのため過去のバージョンを入手しなければなりません。
現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。したがって以下の「moodle-latest-19.tgz」についての説明はすべて「moodle-latest-27.tgz」で置き換えることが可能です。 (2014.10.12)
まずこのアーカイブスへ行ってください。
ページの左にある項目のうち「All Files」のすぐ下のMoodleとでているフォルダアイコンのリンクを押すと以前のリリースリストが現れるはずです。
その中の
moodle-latest-19.tgz
というのをダウンロードしてください。
これをWinSCPなどでサーバーのたとえば/tmpあたりへアップします。
つづいてTera Termなどリモートターミナルでサーバーにログインしてルート権限をとり(sudoでもいいです)/tmpなどにアップしておいたmoodle1.9の圧縮データを/var/wwwへ移動/展開します。(直接WinSCPでアップするにはルート権限の設定が必要だからです))
で最終的に/var/www/moodleというディレクトリができていればいいわけです。
リモートターミナルを開いたついでに事前にすませておくべき作業をやっておきましょう。
/var/wwwのひとつ上のディレクトリ/varに「moodledata」という名前のディレクトリをつくります。(このディレクトリはブラウザで開けないので安全なのです)
$ sudo mkdir /var/moodledata
つぎにこれをApacheから使えるように権限を設定します。Apacheのユーザーとそのグループを知るためには普通は/etc/apache2/htttpd.conf
を見るのですがUbuntuの場合はどうやら/etc/apache2/apache2.confが設定書類になっておりなおかつユーザーは/etc/apache2/envvarsという書類で参照されているようです。
$ sudo cat envvars
とすると最初のほうに
export APACHE_RUN_USER=www-data
export APACHE_RUN_GROUP=www-data
と書かれている箇所があります。つまりユーザーとユーザーグループはwww-data,www-dataであるとわかります。
再度/varにもどって
$ sudo chown www-data.www-data moodledata
$ sudo chmod 700 moodledata
とやってApacheに所有の権限を与えmoodleに対してあらゆる操作が可能であるようにしておきます。
以上の準備をしてから今度はブラウザでhttp://localhost/moodleにアクセスします。

こんな画面がひらくので言語の選択で日本語を選びます。

「次へ」をクリックするとMoodleのインストール設定が開始されます。

PHPの設定確認は自動的に行われます。すべて「パス」なら設定には問題ないということです。

あらかじめmoodledataの作業をやっておいたのでつぎのページもとくに入力するところはないはずです。

moodle用のデータベースの設定です。データベース名,ユーザー,パスワードは最初のMySQL導入のときに設定したものを入れてください。

環境の確認も自動で行われます。すべて「ok」であれば問題ありません。

日本語言語パックのインストールを選びます。

設定の完了とともに赤文字でエラーが出るでしょう。
これはMoodleが自身のディレクトリへ書き込む権限をもっていないからです。前もって書き込みの権限を許可しておけばこのエラーは防げるんですが,そうするとのちのちセキュリティのために再度それをとりけさなければなりません。
権限の設定はLinuxに慣れていないと少し煩雑なのでここだけは手動で設定を保存したほうが簡単でいいと思います。
書かれているconfig.phpの内容をコピーしてからリモートターミナルでログインし
$ sudo vi /var/www/html/moodle/config.php
とやって中身をまるごとペースト。保存します。

著作権に関する表示。読んで理解したら「yes」^^

バージョンリリース情報のページ。
「無人オペレーション」はチェックをしたほうがいいでしょう。(そうしないとしばらくの間いちいち入力をもとめられます)
「無人オペレーション」にするとテーブル設定画面がしばらくつづき自動的につきのアカウント設定画面になります。

Moodle管理者アカウントの設定です。適当なユーザ名とパスワード,その他の赤字の部分にそれぞれ情報をいれてください。
「メール公開」の範囲はどういう性格のグリッドを作るつもりなのか考え方次第です。

適当なサイト名を長短ふたついれて「変更を保存する」

moodleのトップページが開いたら設定はすべて完了です。
Moodleを導入します。
2014年7月現在最新バージョンは2.7です。しかし前に説明したようにこれは東京情報大学ネットワークシステム研究室によるMoodle 用 OpenSim Webインターフェイスmodlosとうまく協働してくれません。そのため過去のバージョンを入手しなければなりません。
現在,東京情報大学ネットワークシステム研究室のサイトでmoodle2.×に対応したmodlosの最新バージョンが公開されています。したがって以下の「moodle-latest-19.tgz」についての説明はすべて「moodle-latest-27.tgz」で置き換えることが可能です。 (2014.10.12)
まずこのアーカイブスへ行ってください。
ページの左にある項目のうち「All Files」のすぐ下のMoodleとでているフォルダアイコンのリンクを押すと以前のリリースリストが現れるはずです。
その中の
moodle-latest-19.tgz
というのをダウンロードしてください。
これをWinSCPなどでサーバーのたとえば/tmpあたりへアップします。
つづいてTera Termなどリモートターミナルでサーバーにログインしてルート権限をとり(sudoでもいいです)/tmpなどにアップしておいたmoodle1.9の圧縮データを/var/wwwへ移動/展開します。(直接WinSCPでアップするにはルート権限の設定が必要だからです))
で最終的に/var/www/moodleというディレクトリができていればいいわけです。
リモートターミナルを開いたついでに事前にすませておくべき作業をやっておきましょう。
/var/wwwのひとつ上のディレクトリ/varに「moodledata」という名前のディレクトリをつくります。(このディレクトリはブラウザで開けないので安全なのです)
$ sudo mkdir /var/moodledata
つぎにこれをApacheから使えるように権限を設定します。Apacheのユーザーとそのグループを知るためには普通は/etc/apache2/htttpd.conf
を見るのですがUbuntuの場合はどうやら/etc/apache2/apache2.confが設定書類になっておりなおかつユーザーは/etc/apache2/envvarsという書類で参照されているようです。
$ sudo cat envvars
とすると最初のほうに
export APACHE_RUN_USER=www-data
export APACHE_RUN_GROUP=www-data
と書かれている箇所があります。つまりユーザーとユーザーグループはwww-data,www-dataであるとわかります。
再度/varにもどって
$ sudo chown www-data.www-data moodledata
$ sudo chmod 700 moodledata
とやってApacheに所有の権限を与えmoodleに対してあらゆる操作が可能であるようにしておきます。
以上の準備をしてから今度はブラウザでhttp://localhost/moodleにアクセスします。
こんな画面がひらくので言語の選択で日本語を選びます。
「次へ」をクリックするとMoodleのインストール設定が開始されます。
PHPの設定確認は自動的に行われます。すべて「パス」なら設定には問題ないということです。
あらかじめmoodledataの作業をやっておいたのでつぎのページもとくに入力するところはないはずです。
moodle用のデータベースの設定です。データベース名,ユーザー,パスワードは最初のMySQL導入のときに設定したものを入れてください。
環境の確認も自動で行われます。すべて「ok」であれば問題ありません。
日本語言語パックのインストールを選びます。
設定の完了とともに赤文字でエラーが出るでしょう。
これはMoodleが自身のディレクトリへ書き込む権限をもっていないからです。前もって書き込みの権限を許可しておけばこのエラーは防げるんですが,そうするとのちのちセキュリティのために再度それをとりけさなければなりません。
権限の設定はLinuxに慣れていないと少し煩雑なのでここだけは手動で設定を保存したほうが簡単でいいと思います。
書かれているconfig.phpの内容をコピーしてからリモートターミナルでログインし
$ sudo vi /var/www/html/moodle/config.php
とやって中身をまるごとペースト。保存します。
著作権に関する表示。読んで理解したら「yes」^^
バージョンリリース情報のページ。
「無人オペレーション」はチェックをしたほうがいいでしょう。(そうしないとしばらくの間いちいち入力をもとめられます)
「無人オペレーション」にするとテーブル設定画面がしばらくつづき自動的につきのアカウント設定画面になります。
Moodle管理者アカウントの設定です。適当なユーザ名とパスワード,その他の赤字の部分にそれぞれ情報をいれてください。
「メール公開」の範囲はどういう性格のグリッドを作るつもりなのか考え方次第です。
適当なサイト名を長短ふたついれて「変更を保存する」
moodleのトップページが開いたら設定はすべて完了です。
2014年07月04日
OpenSimとWebの連携 (その2)
【MySQL】
UbuntuにMySQLをインストールするのは前に書いたように
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mysql-server
です。
もしあなたがOpenSimのグリッドモードでROBUSTを立ち上げているのと同じサーバーで同時にWebサーバーを動かすつもりなら,すでにMySQLはインストールされているはずなので上の作業は必要ありません。
ただこれから導入するMoodleのための新しいデータベースとユーザーをそこに付け加えてください。
いちおう念のため書いておきますと,
$ sudo mysql -u root -p
で
Enter password:
と聞いてくるのでインストール時に設定したパスワードをいれてMySQLをたちあげます。
そして例えば
mysql> create database moodle;
として「moodle」というデータベースを作ります。つづいて
mysql> grant all on moodle.* to moodle@localhost identified by "******";
といれてユーザー「moodle」とそのパスワード「******」を設定します。
(もちろんそれぞれの名前はお好きなものでけっこうです。)
MySQLについての設定は以上です。
【Apache】
Apacheはウェブサーバーです。LinuxはもちろんWindowsでもOSXでもいちばんポピュラーに使われているものです。
UbuntuでのApacheのインストールはMySQLとおなじぐらい簡単です。
$ sudo apt-get insall apache2
コマンドラインで上のようにいれてください。
VPSのようにルート権限を行使できないサーバーではさらにルートディレクトリ管理のために.htaccessなどを有効化しないといけませんが,ここではそのあたりは省略します。
うまくApacheがインストールできたかどうかはつぎのようにして確認します。
localhost = 契約しているレンタルサーバーのIPアドレス(*.*.*.*)としてウェブブラウザでhttp://localhost/にアクセスしてみてください。
それで以下のような画面が見られたら無事インストールは成功です。

【PHP】
PHPとは簡単に言うとプログラミング言語のひとつでWEBページを記述することに特化したサーバー上で動くスクリプトです。
OpenSimとmoodle,そしてmodlosを相互に協働させるためのさまざまなスクリプトはこれによって書かれているわけです。
Ubuntuへのそのインストールはやはり簡単で
$ sudo apt-get install php5
これだけです。
ただしmoodleの連携がうまく動くようにこのあといくつかの専用のモジュールをいっしょにインストールしなければなりません。
まずデータベースとの協働のためのMySQLモジュールが必要です。
$ sudo apt-get install php5-mysql
つぎにcURLモジュールを追加します。これはウェブサーバーがさまざまな形式の通信プロトコルを処理するためのモジュールです。
$ sudo apt-get install php5-curl
画像データを取り扱うためのGDモジュールも必要です。
$ sudo apt-get install php5-gd
念のためウェブサーバーがXMLに対応できるようXML-RPCモジュールも追加しておきます。
$ sudo apt-get install php5-xmlrpc
各モジュールが有効になるようApacheを再スタートします。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
PHPの動作確認のための手続きはちょっと複雑かもしれません。
まず/var/wwwディレクトリにあるindex.htmlという書類の名前をindex.phpに書き換えます。
$ sudo mv /var/www/index.html /var/www/index.php
viエディターで中身を以下のようにしてwqで保存します。
<?php
phpinfo();
これで以前とおなじようにhttp://localhost/にブラウザでアクセスしてみてください。

こんな画面がでれば成功です。
UbuntuにMySQLをインストールするのは前に書いたように
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mysql-server
です。
もしあなたがOpenSimのグリッドモードでROBUSTを立ち上げているのと同じサーバーで同時にWebサーバーを動かすつもりなら,すでにMySQLはインストールされているはずなので上の作業は必要ありません。
ただこれから導入するMoodleのための新しいデータベースとユーザーをそこに付け加えてください。
いちおう念のため書いておきますと,
$ sudo mysql -u root -p
で
Enter password:
と聞いてくるのでインストール時に設定したパスワードをいれてMySQLをたちあげます。
そして例えば
mysql> create database moodle;
として「moodle」というデータベースを作ります。つづいて
mysql> grant all on moodle.* to moodle@localhost identified by "******";
といれてユーザー「moodle」とそのパスワード「******」を設定します。
(もちろんそれぞれの名前はお好きなものでけっこうです。)
MySQLについての設定は以上です。
【Apache】
Apacheはウェブサーバーです。LinuxはもちろんWindowsでもOSXでもいちばんポピュラーに使われているものです。
UbuntuでのApacheのインストールはMySQLとおなじぐらい簡単です。
$ sudo apt-get insall apache2
コマンドラインで上のようにいれてください。
VPSのようにルート権限を行使できないサーバーではさらにルートディレクトリ管理のために.htaccessなどを有効化しないといけませんが,ここではそのあたりは省略します。
うまくApacheがインストールできたかどうかはつぎのようにして確認します。
localhost = 契約しているレンタルサーバーのIPアドレス(*.*.*.*)としてウェブブラウザでhttp://localhost/にアクセスしてみてください。
それで以下のような画面が見られたら無事インストールは成功です。

【PHP】
PHPとは簡単に言うとプログラミング言語のひとつでWEBページを記述することに特化したサーバー上で動くスクリプトです。
OpenSimとmoodle,そしてmodlosを相互に協働させるためのさまざまなスクリプトはこれによって書かれているわけです。
Ubuntuへのそのインストールはやはり簡単で
$ sudo apt-get install php5
これだけです。
ただしmoodleの連携がうまく動くようにこのあといくつかの専用のモジュールをいっしょにインストールしなければなりません。
まずデータベースとの協働のためのMySQLモジュールが必要です。
$ sudo apt-get install php5-mysql
つぎにcURLモジュールを追加します。これはウェブサーバーがさまざまな形式の通信プロトコルを処理するためのモジュールです。
$ sudo apt-get install php5-curl
画像データを取り扱うためのGDモジュールも必要です。
$ sudo apt-get install php5-gd
念のためウェブサーバーがXMLに対応できるようXML-RPCモジュールも追加しておきます。
$ sudo apt-get install php5-xmlrpc
各モジュールが有効になるようApacheを再スタートします。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
PHPの動作確認のための手続きはちょっと複雑かもしれません。
まず/var/wwwディレクトリにあるindex.htmlという書類の名前をindex.phpに書き換えます。
$ sudo mv /var/www/index.html /var/www/index.php
viエディターで中身を以下のようにしてwqで保存します。
<?php
phpinfo();
これで以前とおなじようにhttp://localhost/にブラウザでアクセスしてみてください。
こんな画面がでれば成功です。
2014年07月04日
OpenSimとWebの連携
ずいぶん時間があいてしまいましたがまるで何事もなかったかのようにOpenSimの話題を続けますね^^
もとちゃブログではこれまでずっと東京情報大学ネットワークシステム研究室さんの提供されている「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアル
http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/etc/opensim_man_1.1.0.pdf
の詳しい説明をほとんどそのままなぞる形でそのさまざまな設定について解説して来ました。そして前回OpenSImをハイパーグリッドで起動するところまでなんとかたどりついたわけです。
嬉しいことにわたしがこのブログを始めたころに比べるとずいぶんOpenSimあるいはOSgridを日常的に体験している人たちの数が増えたように感じます。(Blender勉強会のメンバーもどんどん人数が増えています^^)
それでもまだまだ自前のグリッド構築となるとさすがに敷居が高いのでしょうか,挑戦しているというお友達の話はあまり聞きません。
確かにスタンドアロンやOSgridへの接続に比べると複雑な設定が多くて面倒なのは確かですし,全部ちゃんとやったはずなのになぜかうまくいかない,というケースもしばしばあるのも事実です。(そういうときのもとちゃの提供できる唯一のアドバイスは--始めにもどって同じことを何度でも繰り返してやってみたら? というものです^^;
ハイパーグリッド成就の道はとにかくどんなに時間がかかろうとできるまでしつこく諦めない,という一言につきるようです^^;)
で今回はいよいよ最終段階としてハイパーグリッドで起動したOpenSimをウェブと連携するやり方について書いてみようと思います。
前にハイパーグリッドモードでOpenSimを立ち上げてもメリットはOSgridにリージョンサーバーだけで接続してるのとあまり変わらないと書いたことがあります。
これはいまでもそのとおりだと思います。ただWebと連携するといままでとは多少違ったハイパーグリッドの利点も出てきます。
それはつまり自前のメタバース世界への正面玄関ができる,ということです。
ハイパーグリッドモードで自分のグリッドを自前サーバーに立ち上げていてもそこに立ち入るためには例えばOSgridのような「他のハイパーグリッド」を経由しなければなりませんでした。
でももしあなたがそれをWebと連携できたら,そのときSecondLifeやOSgridやAvinationやInworldzなどのポータルサイトと同じように自分自身のグリッド専用のアカウント制作画面やアバター選択画面,世界地図などなどの各ページを手にいれることができます。
(逆に言うなら専用の初期アバターの準備やアカウントの管理についてまで責任をもたないといけないわけでもありますけど)
これは(規模はともかくとして)名実ともに「セカンドライフライクなバーチャル世界」をまるごとひとつ所有することを意味します。(あなたの世界はほかの無数のメタバースとインターネット上では完全に対等であり,仮にそれらのサービスがある日とつぜんすべて消滅したとしてもそれらとは無関係に何の支障もなくいままでどおり存続しつづけられる,ということです)
ひょっとしたらその後どんどん人口が増えて数千人,数万人規模のメタバース世界に成長するかもしれません(「可能性だよ。可能性はゼロではない! -吉田新太」^^;)
個人のホームページが無数にネット上に存在してブラウザで自在にそれらにアクセスする,というのと同じように個人のグリッドが無数に存在しビューアーによって自由にインでき相互に行き来できる,というのがOpenSimにかかわる人たちが究極として目指す目標だと思います。そうでなければハイパーグリッドなどというものがそもそも必要ありませんものね。当然もとちゃブログでもウェブとの連携のやり方を最期にとりあげないわけにはいかないでしょう^^
さてじつのところ,このウェブページとの連携のやり方も「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアルにちゃ-んと書かれています。ですからそちらをじっくり読んでいただければわたしがわざわざ解説のまねごとをしなくてもいいはずなんです^^
ただこのマニュアルが書かれた当時とちょっと状況がちがっている部分があって,それが解決しないかぎり上述のマニュアルどおりに設定を行うことがすこしばかり難しくなっています。
しょうじきOpenSimについてのわたしのブログがこれだけ長い期間中断していたのはこの「ちょっとちがっている」部分が改善されるのを待っていたということもあるんです(--まあ,そのほかにそれを言い訳にしてもとちゃが怠けていたという点ももちろんございますけど^^)
その問題点のひとつはOpenSimサーバーを立ち上げるときに使うOSとしての「CentOS」にあります。(「OpenSimサーバシステム構築入門」では終始CentOSを使うことを前提に説明されています)
覚えているでしょうか,OpenSimサーバーを動かすためにはWindlowsでの.Net Framworkにあたるmonoをインストールする必要がありましたね。
ところがいまCentOSにmonoを読み込むのに若干困難が生じているんです。
2012年3月ぐらいまではこのもとちゃブログのページのようにリポジトリ追加によってmotoをCentOSにインストールすることができました。
しかし、そのあとmono開発チームはNovell社から離れてXamarin社に移ったためにNovellではmonoリポジトリを利用することができなくなったんです。
つまりCentOSにmonoを導入するためにはソースを手にいれたうえでビルドしなければなりません。これはたしかにLinuxに慣れた人にとってはなんてことはない日常的かつ簡単な作業ではあります。
ただもともとこの「たこ焼きやさん」ブログではLinuxやレンタルサーバーの予備知識なしに「誰でもできる」ことを目標において解説をさせていただいてきました。
そのためもとちゃが読者として想定しているのはWindlowsに慣れたSL住人の多くのみなさんです。そうした方々にとってはmonoのソースからのビルドはちょっと手が出しにくい作業じゃないでしょうか。
そんなわけなのでここでは「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアルからは離れて,CentOSのかわりにUbuntuを使ったOpenSimハイパーグリッドモードの立ち上げとそれをWebと連携するやり方について何回かにわけて解説していこうと思います。
簡単に言うとOpenSimとWebを連携するためにはあなたはふたつのサーバーを同時に立ち上げなくてはなりません。
(まあ正しく言えばROBUSTそのものは複数のサーバーに分割できますし,それとRegionサーバーはべつべつのものと考えることができますけど,ここで言ってるのは今まで解説してきたOpenSimサーバーのほかにまったく別に新たにWebサーバーというものをひとつ作らなければならないということです -- ぶっちゃけた話,世間一般で「サーバーを立ち上げうんぬん」と言うとじつはたいていこっちのほうを意味しています^^;)
いままで説明してきたのはあなたのPCの中であれ,あるいはレンタルサーバーであれOpenSimによってROBUSTやRegionサーバーを立ち上げて,そこにビューアーというクライアントでログインする,という形でした。これから新たにはじめるのはOpensSImとは完全に別個にApacheという「ウェブサーバー」を立ち上げて,そこにブラウザという名のクライアントでアクセスする,という構図をつくるための設定です。
いま「Apache」という言葉が出てきました。Webサーバーを立ち上げるのに欠かせないのが--たぶん一度ぐらいは耳にされことがあるかもしれません--AMP(Apache,MySQL,PHP)と呼ばれる環境です。(これにLinuxのLを加えて「LAMP」と呼ぶ場合もあります。(AMPはもともとWindlowsやOSXよりもよりLinuxとより親和性が高い環境です。)
話が難しくなってしまうかも知れませんけど,さらに立ち上げたWebサーバーを簡単に管理するためにCMS(コンテンツマネージメントシステム)というものがあります。
今回ウェブをOpenSimと連携させるときに使うことができるCMSはふたつあります。ひとつはXOOPSとよばれます。もうひとつはMoodleと呼ばれます。これらのCMSはかなり以前から多くの人たちに利用されているのでネットでぐぐると参考になる情報がたくさん得られるはずです。
http://xoopscube.jp/
http://moodlejapan.org/home/
あとひとふんばりしてください^^
この二種類のCMSとOpenSImとをむすびつけて協働して働くようにする専用の Webインターフェイスソフトというものがさらにその上に必要とされます。
これらは東京情報大学のネットワークシステム研究室さんが作ってくださっていて,それぞれXoopensimとmodlosと呼ばれています。(惜しむらくは両方ともちょっと古びてきています^^; このバージョンアップを期待してずっと待っていたんですけれどね^^;)
さていままでもとちゃブログで参考にしてきていた「OpenSimサーバシステム構築入門」ではOpenSimとWebの連携のために主にXOOPSが使われることを想定して説明がされています。
全回書いたmonoの問題につづいて第二の問題はこのXOOPS(XoopsCube)と(AMP環境のなかの)PHPのうち5.3系以降が相性が悪いことにあります。(マニュアル10.2「PHPのインストールにそう書かれています」)
Apache, MySQL,PHPはお互いに共同するためにできればそれぞれのバージョンが近いもの同士を組み合わせるべきです。そのためXOOPSを使うにはAMPのぜんぶのバージョンをPHPにあわせて古いものでそろえないといけないということを意味します。これはいまとなってはなかなか入手がむずかしくなっているうえにUbuntuに簡単にインストールもできませんからLAMP環境の設定そのものがけっこうやっかいになってきます。
この問題があるのでもとちゃブログではもうひとつべつのCMSであるMoodleのほうを利用することにしました。こちらもModlosとのかねあいでMoodle自身のバージョンが1.9といういささか古いものにならざるをえないのは問題なんですが,LAMP環境そのものは最新に近い入手しやすいもので動くようです(XOOPSのほうは「OpenSimサーバシステム構築入門」のほうに詳しく解説されているのでごらんになれば設定方法はわかるはずです)
Ubuntu上にLAMP環境をつくるのは(それこそ最新バージョンであることにこだわらないかぎりは)比較的簡単です。
そして以前グリッドモードの解説のときすでにMySQLの導入については説明してありますよね。そこで残るのはApacheとPHPのインストールと設定だけというわけです。^^
もとちゃブログではこれまでずっと東京情報大学ネットワークシステム研究室さんの提供されている「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアル
http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/etc/opensim_man_1.1.0.pdf
の詳しい説明をほとんどそのままなぞる形でそのさまざまな設定について解説して来ました。そして前回OpenSImをハイパーグリッドで起動するところまでなんとかたどりついたわけです。
嬉しいことにわたしがこのブログを始めたころに比べるとずいぶんOpenSimあるいはOSgridを日常的に体験している人たちの数が増えたように感じます。(Blender勉強会のメンバーもどんどん人数が増えています^^)
それでもまだまだ自前のグリッド構築となるとさすがに敷居が高いのでしょうか,挑戦しているというお友達の話はあまり聞きません。
確かにスタンドアロンやOSgridへの接続に比べると複雑な設定が多くて面倒なのは確かですし,全部ちゃんとやったはずなのになぜかうまくいかない,というケースもしばしばあるのも事実です。(そういうときのもとちゃの提供できる唯一のアドバイスは--始めにもどって同じことを何度でも繰り返してやってみたら? というものです^^;
ハイパーグリッド成就の道はとにかくどんなに時間がかかろうとできるまでしつこく諦めない,という一言につきるようです^^;)
で今回はいよいよ最終段階としてハイパーグリッドで起動したOpenSimをウェブと連携するやり方について書いてみようと思います。
前にハイパーグリッドモードでOpenSimを立ち上げてもメリットはOSgridにリージョンサーバーだけで接続してるのとあまり変わらないと書いたことがあります。
これはいまでもそのとおりだと思います。ただWebと連携するといままでとは多少違ったハイパーグリッドの利点も出てきます。
それはつまり自前のメタバース世界への正面玄関ができる,ということです。
ハイパーグリッドモードで自分のグリッドを自前サーバーに立ち上げていてもそこに立ち入るためには例えばOSgridのような「他のハイパーグリッド」を経由しなければなりませんでした。
でももしあなたがそれをWebと連携できたら,そのときSecondLifeやOSgridやAvinationやInworldzなどのポータルサイトと同じように自分自身のグリッド専用のアカウント制作画面やアバター選択画面,世界地図などなどの各ページを手にいれることができます。
(逆に言うなら専用の初期アバターの準備やアカウントの管理についてまで責任をもたないといけないわけでもありますけど)
これは(規模はともかくとして)名実ともに「セカンドライフライクなバーチャル世界」をまるごとひとつ所有することを意味します。(あなたの世界はほかの無数のメタバースとインターネット上では完全に対等であり,仮にそれらのサービスがある日とつぜんすべて消滅したとしてもそれらとは無関係に何の支障もなくいままでどおり存続しつづけられる,ということです)
ひょっとしたらその後どんどん人口が増えて数千人,数万人規模のメタバース世界に成長するかもしれません(「可能性だよ。可能性はゼロではない! -吉田新太」^^;)
個人のホームページが無数にネット上に存在してブラウザで自在にそれらにアクセスする,というのと同じように個人のグリッドが無数に存在しビューアーによって自由にインでき相互に行き来できる,というのがOpenSimにかかわる人たちが究極として目指す目標だと思います。そうでなければハイパーグリッドなどというものがそもそも必要ありませんものね。当然もとちゃブログでもウェブとの連携のやり方を最期にとりあげないわけにはいかないでしょう^^
さてじつのところ,このウェブページとの連携のやり方も「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアルにちゃ-んと書かれています。ですからそちらをじっくり読んでいただければわたしがわざわざ解説のまねごとをしなくてもいいはずなんです^^
ただこのマニュアルが書かれた当時とちょっと状況がちがっている部分があって,それが解決しないかぎり上述のマニュアルどおりに設定を行うことがすこしばかり難しくなっています。
しょうじきOpenSimについてのわたしのブログがこれだけ長い期間中断していたのはこの「ちょっとちがっている」部分が改善されるのを待っていたということもあるんです(--まあ,そのほかにそれを言い訳にしてもとちゃが怠けていたという点ももちろんございますけど^^)
その問題点のひとつはOpenSimサーバーを立ち上げるときに使うOSとしての「CentOS」にあります。(「OpenSimサーバシステム構築入門」では終始CentOSを使うことを前提に説明されています)
覚えているでしょうか,OpenSimサーバーを動かすためにはWindlowsでの.Net Framworkにあたるmonoをインストールする必要がありましたね。
ところがいまCentOSにmonoを読み込むのに若干困難が生じているんです。
2012年3月ぐらいまではこのもとちゃブログのページのようにリポジトリ追加によってmotoをCentOSにインストールすることができました。
しかし、そのあとmono開発チームはNovell社から離れてXamarin社に移ったためにNovellではmonoリポジトリを利用することができなくなったんです。
つまりCentOSにmonoを導入するためにはソースを手にいれたうえでビルドしなければなりません。これはたしかにLinuxに慣れた人にとってはなんてことはない日常的かつ簡単な作業ではあります。
ただもともとこの「たこ焼きやさん」ブログではLinuxやレンタルサーバーの予備知識なしに「誰でもできる」ことを目標において解説をさせていただいてきました。
そのためもとちゃが読者として想定しているのはWindlowsに慣れたSL住人の多くのみなさんです。そうした方々にとってはmonoのソースからのビルドはちょっと手が出しにくい作業じゃないでしょうか。
そんなわけなのでここでは「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアルからは離れて,CentOSのかわりにUbuntuを使ったOpenSimハイパーグリッドモードの立ち上げとそれをWebと連携するやり方について何回かにわけて解説していこうと思います。
簡単に言うとOpenSimとWebを連携するためにはあなたはふたつのサーバーを同時に立ち上げなくてはなりません。
(まあ正しく言えばROBUSTそのものは複数のサーバーに分割できますし,それとRegionサーバーはべつべつのものと考えることができますけど,ここで言ってるのは今まで解説してきたOpenSimサーバーのほかにまったく別に新たにWebサーバーというものをひとつ作らなければならないということです -- ぶっちゃけた話,世間一般で「サーバーを立ち上げうんぬん」と言うとじつはたいていこっちのほうを意味しています^^;)
いままで説明してきたのはあなたのPCの中であれ,あるいはレンタルサーバーであれOpenSimによってROBUSTやRegionサーバーを立ち上げて,そこにビューアーというクライアントでログインする,という形でした。これから新たにはじめるのはOpensSImとは完全に別個にApacheという「ウェブサーバー」を立ち上げて,そこにブラウザという名のクライアントでアクセスする,という構図をつくるための設定です。
いま「Apache」という言葉が出てきました。Webサーバーを立ち上げるのに欠かせないのが--たぶん一度ぐらいは耳にされことがあるかもしれません--AMP(Apache,MySQL,PHP)と呼ばれる環境です。(これにLinuxのLを加えて「LAMP」と呼ぶ場合もあります。(AMPはもともとWindlowsやOSXよりもよりLinuxとより親和性が高い環境です。)
話が難しくなってしまうかも知れませんけど,さらに立ち上げたWebサーバーを簡単に管理するためにCMS(コンテンツマネージメントシステム)というものがあります。
今回ウェブをOpenSimと連携させるときに使うことができるCMSはふたつあります。ひとつはXOOPSとよばれます。もうひとつはMoodleと呼ばれます。これらのCMSはかなり以前から多くの人たちに利用されているのでネットでぐぐると参考になる情報がたくさん得られるはずです。
http://xoopscube.jp/
http://moodlejapan.org/home/
あとひとふんばりしてください^^
この二種類のCMSとOpenSImとをむすびつけて協働して働くようにする専用の Webインターフェイスソフトというものがさらにその上に必要とされます。
これらは東京情報大学のネットワークシステム研究室さんが作ってくださっていて,それぞれXoopensimとmodlosと呼ばれています。(惜しむらくは両方ともちょっと古びてきています^^; このバージョンアップを期待してずっと待っていたんですけれどね^^;)
さていままでもとちゃブログで参考にしてきていた「OpenSimサーバシステム構築入門」ではOpenSimとWebの連携のために主にXOOPSが使われることを想定して説明がされています。
全回書いたmonoの問題につづいて第二の問題はこのXOOPS(XoopsCube)と(AMP環境のなかの)PHPのうち5.3系以降が相性が悪いことにあります。(マニュアル10.2「PHPのインストールにそう書かれています」)
Apache, MySQL,PHPはお互いに共同するためにできればそれぞれのバージョンが近いもの同士を組み合わせるべきです。そのためXOOPSを使うにはAMPのぜんぶのバージョンをPHPにあわせて古いものでそろえないといけないということを意味します。これはいまとなってはなかなか入手がむずかしくなっているうえにUbuntuに簡単にインストールもできませんからLAMP環境の設定そのものがけっこうやっかいになってきます。
この問題があるのでもとちゃブログではもうひとつべつのCMSであるMoodleのほうを利用することにしました。こちらもModlosとのかねあいでMoodle自身のバージョンが1.9といういささか古いものにならざるをえないのは問題なんですが,LAMP環境そのものは最新に近い入手しやすいもので動くようです(XOOPSのほうは「OpenSimサーバシステム構築入門」のほうに詳しく解説されているのでごらんになれば設定方法はわかるはずです)
Ubuntu上にLAMP環境をつくるのは(それこそ最新バージョンであることにこだわらないかぎりは)比較的簡単です。
そして以前グリッドモードの解説のときすでにMySQLの導入については説明してありますよね。そこで残るのはApacheとPHPのインストールと設定だけというわけです。^^
2012年07月24日
ROBUSTその2
うまくROBUSTが立ち上がったでしょうか?
うまくいかない場合、もしあなたがファイアーウォールを使っていたらそれは正しくポートが開かれていないせいかも知れません。
リージョンサーバーのために開いた9000〜の他にROBUSTサーバーを立ち上げるときは8002番のポートも開かれていなければなりません。8003番については(各サーバーがひとつのホストの中にあるなら)開かれていなくても起動はします。
うまく立ち上がった人は忘れないうちにユーザーをひとり登録しておきましょう。
R.O.B.U.S.T# create user
といれてください。

ファーストネーム、ラストネーム、パスワードを入れます。Eメールアドレスは入れても入れなくてもかまいません。ユーザーIDは勝手にROBUSTのほうで選んでくれます。
create successfully
となれば成功です。これで新しくリージョンサーバーでエステートマネージャーを作成するときグリッドに登録されているアカウントを使えるようになりました。(言ってる意味わかりますよね?^^)
いままでの過程のより詳しい説明はOpenSimのホームページ
http://opensimulator.org/wiki/ROBUST/ja
および
http://opensimulator.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A8%E9%81%8B%E7%94%A8
を参照してください。
常時接続が前提であるならRobust.exeもまたバックグラウンドで起動するべきです。
ただしこの先に進むまえにまずOpenSim.exeを立ち上げて正しくROBUSTと協同することを確認しておいたほうがいいでしょう。
http://motocha.slmame.com/e1260538.html
バックグラウンド起動の設定書類はOpenSim.exeと同じく東京情報大学ネットワークシステム研究室「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアル
http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/etc/opensim_man_1.1.0.pdf
から(ご承知のとおり再配布禁止ですのでご自分で)もらってきてください。
PDF64枚目54ページにある「図8.1 ROBUST, マネーサーバのバックグラウンド起動用スクリプト」というのがそれです。
使い方はopensim_region書類のときと同じで例えばviあるいはディスクトップのエディターを使い、
1.OpenSimをインストールしたディレクトリ
2.monoへのパス
の部分を(あなたの設定と違っていれば)書きなおします。
ただしスクリプト自身のパスを書き込む必要はないようです。
ここで大事なのはハイパーグリッドモードの場合には最初から8行目のscreenへのコマンドの最後にある「Robust.exe」のあとに起動書類として「Robust.HG.ini」を付け加えるのを忘れないようにすることです。(そうしないと「Robust.ini」のほうを読み込んで起動してしまいます)
つまり、
screen -dmS opensim_robust $MONO $OSDIR/bin/Robust.exe
↑これに下のように指定を追加します。
screen -dmS opensim_robust $MONO $OSDIR/bin/Robust.exe -inifile=Robust.HG.ini
以上編集が終了したら--こちらは必ず/etc/init.dのディレクトリにopensim_serverという名前で--書類として保存し、chmod +x opensim_serverで起動権限を取得します。

# ./opensim_server start
といれてみて
OpenSim R.O.B.U.S.T. Server Start.
OpenSim Money Server Start.
という反応があればバックグラウンド起動は成功です。
ちなみにマネーサーバーもいっしょに起動しますが実際にはこれだけでは決済システムは動きませんからどうぞご安心を^^
うまくいかない場合、もしあなたがファイアーウォールを使っていたらそれは正しくポートが開かれていないせいかも知れません。
リージョンサーバーのために開いた9000〜の他にROBUSTサーバーを立ち上げるときは8002番のポートも開かれていなければなりません。8003番については(各サーバーがひとつのホストの中にあるなら)開かれていなくても起動はします。
うまく立ち上がった人は忘れないうちにユーザーをひとり登録しておきましょう。
R.O.B.U.S.T# create user
といれてください。

ファーストネーム、ラストネーム、パスワードを入れます。Eメールアドレスは入れても入れなくてもかまいません。ユーザーIDは勝手にROBUSTのほうで選んでくれます。
create successfully
となれば成功です。これで新しくリージョンサーバーでエステートマネージャーを作成するときグリッドに登録されているアカウントを使えるようになりました。(言ってる意味わかりますよね?^^)
いままでの過程のより詳しい説明はOpenSimのホームページ
http://opensimulator.org/wiki/ROBUST/ja
および
http://opensimulator.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A8%E9%81%8B%E7%94%A8
を参照してください。
常時接続が前提であるならRobust.exeもまたバックグラウンドで起動するべきです。
ただしこの先に進むまえにまずOpenSim.exeを立ち上げて正しくROBUSTと協同することを確認しておいたほうがいいでしょう。
http://motocha.slmame.com/e1260538.html
バックグラウンド起動の設定書類はOpenSim.exeと同じく東京情報大学ネットワークシステム研究室「OpenSimサーバシステム構築入門」マニュアル
http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/etc/opensim_man_1.1.0.pdf
から(ご承知のとおり再配布禁止ですのでご自分で)もらってきてください。
PDF64枚目54ページにある「図8.1 ROBUST, マネーサーバのバックグラウンド起動用スクリプト」というのがそれです。
使い方はopensim_region書類のときと同じで例えばviあるいはディスクトップのエディターを使い、
1.OpenSimをインストールしたディレクトリ
2.monoへのパス
の部分を(あなたの設定と違っていれば)書きなおします。
ただしスクリプト自身のパスを書き込む必要はないようです。
ここで大事なのはハイパーグリッドモードの場合には最初から8行目のscreenへのコマンドの最後にある「Robust.exe」のあとに起動書類として「Robust.HG.ini」を付け加えるのを忘れないようにすることです。(そうしないと「Robust.ini」のほうを読み込んで起動してしまいます)
つまり、
screen -dmS opensim_robust $MONO $OSDIR/bin/Robust.exe
↑これに下のように指定を追加します。
screen -dmS opensim_robust $MONO $OSDIR/bin/Robust.exe -inifile=Robust.HG.ini
以上編集が終了したら--こちらは必ず/etc/init.dのディレクトリにopensim_serverという名前で--書類として保存し、chmod +x opensim_serverで起動権限を取得します。

# ./opensim_server start
といれてみて
OpenSim R.O.B.U.S.T. Server Start.
OpenSim Money Server Start.
という反応があればバックグラウンド起動は成功です。
ちなみにマネーサーバーもいっしょに起動しますが実際にはこれだけでは決済システムは動きませんからどうぞご安心を^^
2012年07月24日
リージョン・サーバー
GridCommonとRobustの設定が終わったら残りは簡単です。(これを読んでいるあなたはもうOSgridにシムを公開するやり方は目をつぶっていてもできるはずですからね^^)
ようするにOSgridというグリッドに対してやるのと同じことを今度はあなた自身のグリッドに対してやればいいわけです。
とはいえ、まあこれで終わりにするとページがやたら短くなっちゃうので一応ご説明はいたしましょう^^
まず(上手くいくことがわかるまでは手動がいいでしょう)Robust.exeをたちあげてください。
Tera Termなどのターミナルを使っているならもうひとつ別にコマンドウインドウを開けるでしょうから、そちらでOpenSim.exeを立ち上げます。
あるいは前もってRegions.iniを作ってしまってもいいですが、要するにRegions.iniがつぎのように設定されるよう質問に答えていってください。
(1) (2) シム名とUUIDは問題ないでしょう。グリッドにはじめて作るシムですから好きなものにしてください。
(3) いっぽうシムの位置はちょっと考えたほうがいいです。つまりハイパーリンクでT/Pするとき距離の限界があるからです。
(「ハイパーグリッドのインストールと運用」から)
どうせ他にシムはないのですから、できればよく遊びにいくお友達のシムの位置に近い座標を選びましょう。
(4)インターナルアドレスは0.0.0.0になります。
(5)ポートはいままでと同じく9000以降を使ってください。
(6)今回もこれは関係ありません^^
(7)エクスターナルホストネームはDTIサーバーサービスから割り当てられたものです。
すべて上手くいけばOpenSim.exeがいつものように立ち上がり、同時にROBUSTのほうのコマンドウインドウに反応があるはずです。

ビューアーのグリッドマネージャーの設定は--もしサーバーが複数のホストに分散されていないなら--OSgridの場合よりずっと簡単です。
たとえばmotochagridの場合はつぎのように設定しています。
Grid mame: motochagrid
Login URI: http://49.212.143.58:8002/ (←IPアドレスで書いてありますけどいままでたびたび出てきたmotochgrid.luna.ddns.vcと同じものです)
Password: **** (←これはROBUSTでユーザーを作ったときのものになります。)
ログインすれば例のたこ焼きシムのうえに赤タイツの初期アバがいます。とはいえOSgridでのそれらとは一味違いますよ^^

ようするにOSgridというグリッドに対してやるのと同じことを今度はあなた自身のグリッドに対してやればいいわけです。
とはいえ、まあこれで終わりにするとページがやたら短くなっちゃうので一応ご説明はいたしましょう^^
まず(上手くいくことがわかるまでは手動がいいでしょう)Robust.exeをたちあげてください。
Tera Termなどのターミナルを使っているならもうひとつ別にコマンドウインドウを開けるでしょうから、そちらでOpenSim.exeを立ち上げます。
あるいは前もってRegions.iniを作ってしまってもいいですが、要するにRegions.iniがつぎのように設定されるよう質問に答えていってください。
[HyperLandia] ……(1)
RegionUUID = ec0b3c7f-ac45-44d8-bd4c-14f106015a3a ……(2)
Location = 10000,10000 ……(3)
InternalAddress = 0.0.0.0 ……(4)
InternalPort = 9000 ……(5)
AllowAlternatePorts = False ……(6)
ExternalHostName = motochagrid.luna.ddns.vc ……(7)
(1) (2) シム名とUUIDは問題ないでしょう。グリッドにはじめて作るシムですから好きなものにしてください。
(3) いっぽうシムの位置はちょっと考えたほうがいいです。つまりハイパーリンクでT/Pするとき距離の限界があるからです。
4096 の地域制限
ビューアの制約により、4096 個以上の地域をまたがったテレポートはうまくいきません。ほとんどのビューアがテレポートを実行しますが、テレポート先の地域が表示されないため、いつまで経っても見ることができません。具体的な例を出すと、(1000, 1000) の地域にいる場合、(5095, 5095) よりも離れた地域にテレポートすることができません。遠くの地域にテレポートするには、自分の地域をテレポート先の近くに置くか、テレポート元・先両方の地域からテレポートできるような中継地域を使う必要があります。
(「ハイパーグリッドのインストールと運用」から)
どうせ他にシムはないのですから、できればよく遊びにいくお友達のシムの位置に近い座標を選びましょう。
(4)インターナルアドレスは0.0.0.0になります。
(5)ポートはいままでと同じく9000以降を使ってください。
(6)今回もこれは関係ありません^^
(7)エクスターナルホストネームはDTIサーバーサービスから割り当てられたものです。
すべて上手くいけばOpenSim.exeがいつものように立ち上がり、同時にROBUSTのほうのコマンドウインドウに反応があるはずです。

ビューアーのグリッドマネージャーの設定は--もしサーバーが複数のホストに分散されていないなら--OSgridの場合よりずっと簡単です。
たとえばmotochagridの場合はつぎのように設定しています。
Grid mame: motochagrid
Login URI: http://49.212.143.58:8002/ (←IPアドレスで書いてありますけどいままでたびたび出てきたmotochgrid.luna.ddns.vcと同じものです)
Password: **** (←これはROBUSTでユーザーを作ったときのものになります。)
ログインすれば例のたこ焼きシムのうえに赤タイツの初期アバがいます。とはいえOSgridでのそれらとは一味違いますよ^^

2012年07月21日
ROBUST
いよいよROBUSTの設定です。
追加: 新しいOpenSimのバージョンで設定書類の一部が変更になったようです。(注)を参照してください。
opensim/binを覗いてみるとRobustという名前のついたファイルがいくつかあることがわかります。
Robust.32BitLaunch.exe
Robust.32BitLaunch.exe.config
Robust.HG.ini.example
Robust.exe
Robust.exe.config
Robust.ini.example
このうちいまここで関係あるのは実行ファイルRobust.exe(64ビット環境ならRobust.32BitLaunch.exe)とRobust.HG.ini(.example)だけです。
(Robust.ini(.example)はハイパーリンクなしにグリッドモードで立ち上げるときに使います。)
例によって.exampleファイルをコピーしてRobust.HG.iniを作成してください。中身を見るとつぎのようになっているはずです。
OpenSim.ini以上に長い設定書類です^^
サービスコネクターの部分には22個ほど名前が並んでいます。これだけの数のサーバーをこの書類ひとつで管理するわけですね。
まず最初にデータベースの部分を修正しておきましょう。
[DatabaseService]
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=*****;Old Guids=true;"
上のDatabase=opensim;User ID=opensim;Password=*****;の部分にGridCommon.iniでやったように使用するMySQLのデータベース名、ユーザー名、パスワードをそれぞれいれてください。
つぎに書類のなかの青色のリンクで示した箇所(19箇所あるはずです)をすべてあなたのサーバーのIPアドレス(あるいはドメインネーム)に書き換えてください。(中にはコメントアウトされていて必ずしも書き換える必要のない部分もありますが、エディターで置換するなら一括でやってしまったほうが手間はかからないでしょう)
たとえば
; For V2 map
MapTileURL = "http://127.0.0.1:8002";
を以下のように書き換えます。
; For V2 map
MapTileURL = "http://motochagrid.luna.ddns.vc:8002";
すべて終わったらwqで保存します。
これでROBUSTを立ち上げる用意ができました。(注)
起動するときはたとえばbinディレクトリで
mono ./Robust.exe -inifile=Robust.HG.ini
とコマンドに打ち込みます。

この待ち受け画面(R.O.B.U.S.T.# でプロンプト点滅)になれば起動は成功です。
注: 新しいOpenSimバージョンのRobust.HG.iniでは以下のような新しい項目ができています。
[Hypergrid]
;# {HomeURI} {Hypergrid} {The Home URL of this world} {}
;; This is the address of the external robust server that
;; runs the UserAgentsService, possibly this server.
;; For example http://myworld.com:8002
;; This is a default that can be overwritten in some sections.
; HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
;# {GatekeeperURI} {Hypergrid} {The URL of the gatekeeper of this world} {}
;; This is the address of the external robust server
;; that runs the Gatekeeper service, possibly this server.
;; For example http://myworld.com:8002
;; This is a default that can be overwritten in some sections.
; GatekeeperURI = "http://127.0.0.1:8002"
このうち
; HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
; GatekeeperURI = "http://127.0.0.1:8002"
の二カ所のコメントをはずしてください。(ただしURL=127.0.0.1の部分はあなたのサーバーの外部IPアドレスになっていなければいけません)
そうしないとROBUSTを立ち上げたとき赤字のエラー文がでてしまうはずです。(追記 2014. 10.11)
追加: 新しいOpenSimのバージョンで設定書類の一部が変更になったようです。(注)を参照してください。
opensim/binを覗いてみるとRobustという名前のついたファイルがいくつかあることがわかります。
Robust.32BitLaunch.exe
Robust.32BitLaunch.exe.config
Robust.HG.ini.example
Robust.exe
Robust.exe.config
Robust.ini.example
このうちいまここで関係あるのは実行ファイルRobust.exe(64ビット環境ならRobust.32BitLaunch.exe)とRobust.HG.ini(.example)だけです。
(Robust.ini(.example)はハイパーリンクなしにグリッドモードで立ち上げるときに使います。)
例によって.exampleファイルをコピーしてRobust.HG.iniを作成してください。中身を見るとつぎのようになっているはずです。
; * Run
; * $ Robust.exe -inifile Robust.HG.ini
; *
; * Configurations for enabling HG1.5
; *
; * HG1.5 handlers are: OpenSim.Server.Handlers.dll:GatekeeperService
; * OpenSim.Server.Handlers.dll:UserAgentService
; * Additional OpenSim.Server.Handlers.dll:AssetServiceConnector and
; * OpenSim.Server.Handlers.dll:XInventoryInConnector
; * are started in port 8002, outside the firewall
; *
; * The startup section lists all the connectors to start up in this server
; * instance. This may be only one, or it may be the entire server suite.
; * Multiple connectors should be separated by commas.
; *
; * These are the IN connectors the server uses, the in connectors
; * read this config file and load the needed service and database connectors
; *
; * The full syntax of a connector string is:
; * [[@] /] [: ]
; *
[Startup]
ServiceConnectors = "8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:AssetServiceConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:XInventoryInConnector,8004/OpenSim.Server.Handlers.dll:FreeswitchServerConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:GridServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:GridInfoServerInConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:AuthenticationServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:OpenIdServerConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:AvatarServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:LLLoginServiceInConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:PresenceServiceConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:UserAccountServiceConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:GridUserServiceConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:FriendsServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:GatekeeperServiceInConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:UserAgentServerConnector,HGInventoryService@8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:XInventoryInConnector,HGAssetService@8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:AssetServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:HeloServiceInConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:HGFriendsServerConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:InstantMessageServerConnector,8003/OpenSim.Server.Handlers.dll:MapAddServiceConnector,8002/OpenSim.Server.Handlers.dll:MapGetServiceConnector"
; * This is common for all services, it's the network setup for the entire
; * server instance, if none is specified above
; *
[Network]
port = 8003
; HTTPS for "Out of band" management applications such as the remote admin
; module. May specify https_main = True to make the main http server
; use https or "False" to make the main server HTTP
; https_main = False
;
; Create https_listener = "True" will create a listener on the port
; specified. Provide the path to your server certificate along with it's
; password
; https_listener = False
;
; Set our listener to this port
; https_port = 0
;
; Path to X509 certificate
; cert_path = "path/to/cert.p12"
;
; Password for cert
; cert_pass = "password"
; * The following are for the remote console
; * They have no effect for the local or basic console types
; * Leave commented to diable logins to the console
;ConsoleUser = Test
;ConsolePass = secret
;ConsolePort = 0
[DatabaseService]
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=*****;Old Guids=true;"
; * As an example, the below configuration precisely mimicks the legacy
; * asset server. It is read by the asset IN connector (defined above)
; * and it then loads the OUT connector (a local database module). That,
; * in turn, reads the asset loader and database connection information
; *
[AssetService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.AssetService.dll:AssetService"
DefaultAssetLoader = "OpenSim.Framework.AssetLoader.Filesystem.dll"
AssetLoaderArgs = "./assets/AssetSets.xml"
; * This configuration loads the inventory server modules. It duplicates
; * the function of the legacy inventory server
; *
[InventoryService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.InventoryService.dll:XInventoryService"
; * This is the new style grid service.
; * "Realm" is the table that is used for user lookup.
; * It defaults to "regions", which uses the legacy tables
; *
[GridService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
HypergridLinker = true
; Realm = "regions"
; AllowDuplicateNames = "True"
;; Perform distance check for the creation of a linked region
; Check4096 = "True"
;; Needed to display non-default map tile images for linked regions
AssetService = "OpenSim.Services.AssetService.dll:AssetService"
;; Directory for map tile images of linked regions
; MapTileDirectory = "./maptiles"
;; Next, we can specify properties of regions, including default and fallback regions
;; The syntax is: Region_= " "
;; or: Region_= " "
;; wherecan be DefaultRegion, FallbackRegion, NoDirectLogin, Persistent, LockedOut,Reservation,NoMove,Authenticate
;; For example:
; Region_Welcome_Area = "DefaultRegion, FallbackRegion"
; (replace spaces with underscore)
; * This is the configuration for the freeswitch server in grid mode
[FreeswitchService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.FreeswitchService.dll:FreeswitchService"
;; The IP address of your FreeSWITCH server.
;; This address must be reachable by viewers.
; ServerAddress = 127.0.0.1
;; The following configuration parameters are optional
;; By default, this is the same as the ServerAddress
; Realm = 127.0.0.1
;; By default, this is the same as the ServerAddress on port 5060
; SIPProxy = 127.0.0.1:5060
;; Default is 5000ms
; DefaultTimeout = 5000
;; The dial plan context. Default is "default"
; Context = default
;; Currently unused
; UserName = freeswitch
;; Currently unused
; Password = password
;; The following parameters are for STUN = Simple Traversal of UDP through NATs
;; See http://wiki.freeswitch.org/wiki/NAT_Traversal
;; stun.freeswitch.org is not guaranteed to be running so use it in
;; production at your own risk
; EchoServer = 127.0.0.1
; EchoPort = 50505
; AttemptSTUN = false
; * This is the new style authentication service. Currently, only MySQL
; * is implemented.
; *
[AuthenticationService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.AuthenticationService.dll:PasswordAuthenticationService"
; Realm = "useraccounts"
;; Allow the service to process HTTP getauthinfo calls.
;; Default is false.
; AllowGetAuthInfo = false
;; Allow the service to process HTTP setauthinfo calls.
;; Default is false.
; AllowSetAuthInfo = false
;; Allow the service to process HTTP setpassword calls.
;; Default is false.
; AllowSetPassword = false
[OpenIdService]
; for the server connector
AuthenticationServiceModule = "OpenSim.Services.AuthenticationService.dll:PasswordAuthenticationService"
UserAccountServiceModule = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
; * This is the new style user service.
; * "Realm" is the table that is used for user lookup.
; * It defaults to "useraccounts", which uses the new style.
; * Realm = "users" will use the legacy tables as an authentication source
; *
[UserAccountService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
; Realm = "useraccounts"
; These are for creating new accounts by the service
AuthenticationService = "OpenSim.Services.AuthenticationService.dll:PasswordAuthenticationService"
PresenceService = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
GridService = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
InventoryService = "OpenSim.Services.InventoryService.dll:XInventoryService"
AvatarService = "OpenSim.Services.AvatarService.dll:AvatarService"
;; This switch creates the minimum set of body parts and avatar entries for a viewer 2
;; to show a default "Ruth" avatar rather than a cloud for a newly created user.
;; Default is false
; CreateDefaultAvatarEntries = false
;; Allow the service to process HTTP createuser calls.
;; Default is false.
; AllowCreateUser = false
;; Allow the service to process HTTP setaccount calls.
;; Default is false.
; AllowSetAccount = false
[GridUserService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:GridUserService"
[PresenceService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
[AvatarService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.AvatarService.dll:AvatarService"
[FriendsService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.FriendsService.dll:FriendsService"
[LibraryService]
LibraryName = "OpenSim Library"
DefaultLibrary = "./inventory/Libraries.xml"
[LoginService]
; for the server connector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.LLLoginService.dll:LLLoginService"
; for the service
UserAccountService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
GridUserService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:GridUserService"
AuthenticationService = "OpenSim.Services.AuthenticationService.dll:PasswordAuthenticationService"
InventoryService = "OpenSim.Services.InventoryService.dll:XInventoryService"
AvatarService = "OpenSim.Services.AvatarService.dll:AvatarService"
PresenceService = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
GridService = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
SimulationService ="OpenSim.Services.Connectors.dll:SimulationServiceConnector"
LibraryService = "OpenSim.Services.InventoryService.dll:LibraryService"
UserAgentService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
FriendsService = "OpenSim.Services.FriendsService.dll:FriendsService"
;; Ask co-operative viewers to use a different currency name
;Currency = ""
WelcomeMessage = "Welcome, Avatar!"
AllowRemoteSetLoginLevel = "false"
; For V2 map
MapTileURL = "http://127.0.0.1:8002";
; If you run this login server behind a proxy, set this to true
; HasProxy = false
; Defaults for the users, if none is specified in the useraccounts table entry (ServiceURLs)
; CHANGE THIS
GatekeeperURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_InventoryServerURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_AssetServerURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_ProfileServerURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_FriendsServerURI = "http://127.0.0.1:8002"
SRV_IMServerURI = "http://127.0.0.1:8002"
;; Regular expressions for controlling which client versions are accepted/denied.
;; An empty string means nothing is checked.
;;
;; Example 1: allow only these 3 types of clients (any version of them)
;; AllowedClients = "Imprudence|Hippo|Second Life"
;;
;; Example 2: allow all clients except these
;; DeniedClients = "Twisted|Crawler|Cryolife|FuckLife|StreetLife|GreenLife|AntiLife|KORE-Phaze|Synlyfe|Purple Second Life|SecondLi |Emerald"
;;
;; Note that these are regular expressions, so every character counts.
;; Also note that this is very weak security and should not be trusted as a reliable means
;; for keeping bad clients out; modified clients can fake their identifiers.
;;
;;
;AllowedClients = ""
;DeniedClients = ""
[MapImageService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.MapImageService.dll:MapImageService"
; Set this if you want to change the default
; TilesStoragePath = "maptiles"
[GridInfoService]
; These settings are used to return information on a get_grid_info call.
; Client launcher scripts and third-party clients make use of this to
; autoconfigure the client and to provide a nice user experience. If you
; want to facilitate that, you should configure the settings here according
; to your grid or standalone setup.
;
; See http://opensimulator.org/wiki/GridInfo
; login uri: for grid this is the login server URI
login = http://127.0.0.1:8002/
; long grid name: the long name of your grid
gridname = "the lost continent of hippo"
; short grid name: the short name of your grid
gridnick = "hippogrid"
; login page: optional: if it exists it will be used to tell the client to use
; this as splash page
;welcome = http://127.0.0.1/welcome
; helper uri: optional: if it exists if will be used to tell the client to use
; this for all economy related things
;economy = http://127.0.0.1:8002/
; web page of grid: optional: page providing further information about your grid
;about = http://127.0.0.1/about/
; account creation: optional: page providing further information about obtaining
; a user account on your grid
;register = http://127.0.0.1/register
; help: optional: page providing further assistance for users of your grid
;help = http://127.0.0.1/help
; password help: optional: page providing password assistance for users of your grid
;password = http://127.0.0.1/password
[GatekeeperService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:GatekeeperService"
;; for the service
UserAccountService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
UserAgentService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
PresenceService = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
GridService = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
AuthenticationService = "OpenSim.Services.Connectors.dll:AuthenticationServicesConnector"
SimulationService ="OpenSim.Services.Connectors.dll:SimulationServiceConnector"
; how does the outside world reach me? This acts as public key too.
; CHANGE THIS
ExternalName = "http://127.0.0.1:8002"
; Does this grid allow incoming links to any region in it?
; If false, HG TPs happen only to the Default regions specified in [GridService] section
AllowTeleportsToAnyRegion = true
; If you run this gatekeeper server behind a proxy, set this to true
; HasProxy = false
;; Regular expressions for controlling which client versions are accepted/denied.
;; An empty string means nothing is checked.
;;
;; Example 1: allow only these 3 types of clients (any version of them)
;; AllowedClients = "Imprudence|Hippo|Second Life"
;;
;; Example 2: allow all clients except these
;; DeniedClients = "Twisted|Crawler|Cryolife|FuckLife|StreetLife|GreenLife|AntiLife|KORE-Phaze|Synlyfe|Purple Second Life|SecondLi |Emerald"
;;
;; Note that these are regular expressions, so every character counts.
;; Also note that this is very weak security and should not be trusted as a reliable means
;; for keeping bad clients out; modified clients can fake their identifiers.
;;
;;
;AllowedClients = ""
;DeniedClients = ""
[UserAgentService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
;; for the service
GridUserService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:GridUserService"
GridService = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
GatekeeperService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:GatekeeperService"
PresenceService = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
FriendsService = "OpenSim.Services.FriendsService.dll:FriendsService"
UserAccountService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
; If you run this user agent server behind a proxy, set this to true
; HasProxy = false
;; If you separate the UserAgentService from the LoginService, set this to
;; the IP address of the machine where your LoginService is
;LoginServerIP = "127.0.0.1"
; * The interface that local users get when they are in other grids.
; * This restricts the inventory operations while in other grids.
; * Still not completely safe, especially if users perform inventory operations
; * while in those grids. The more the user accesses his/her inventory, the more
; * those simulators will know about the user's inventory.
; *
[HGInventoryService]
; For the InventoryServiceInConnector
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:HGInventoryService"
UserAccountsService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
; * The interface that local users get when they are in other grids.
; * This restricts the access that the rest of the world has to
; * the assets of this world.
; *
[HGAssetService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:HGAssetService"
UserAccountsService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountService"
HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
[HGFriendsService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.FriendsService.dll:FriendsService"
UserAgentService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
; * the assets of this world.
; *
[HGAssetService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:HGAssetService"
UserAccountsService = "OpenSim.Services.UserAccountService.dll:UserAccountSe
rvice"
HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
[HGFriendsService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.FriendsService.dll:FriendsService"
UserAgentService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
[HGInstantMessageService]
LocalServiceModule = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:HGInstantMessageService"
GridService = "OpenSim.Services.GridService.dll:GridService"
PresenceService = "OpenSim.Services.PresenceService.dll:PresenceService"
UserAgentService = "OpenSim.Services.HypergridService.dll:UserAgentService"
; This should always be true in the Robust config
InGatekeeper = True
[Messaging]
; If you have an Offline IM server, set the vars in this section, so that
; incomming IMs to local users from foreign grids can be saved
;
;# {OfflineMessageURL} {OfflineMessageModule:OfflineMessageModule} {URL of offline messaging service} {}
;; URL of web service for offline message storage
; OfflineMessageURL = http://yourserver/Offline.php
;; Control whether group messages are forwarded to offline users.
;; Default is true.
;; This applies to the core groups module (Flotsam) only.
; ForwardOfflineGroupMessages = true
OpenSim.ini以上に長い設定書類です^^
サービスコネクターの部分には22個ほど名前が並んでいます。これだけの数のサーバーをこの書類ひとつで管理するわけですね。
まず最初にデータベースの部分を修正しておきましょう。
[DatabaseService]
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=*****;Old Guids=true;"
上のDatabase=opensim;User ID=opensim;Password=*****;の部分にGridCommon.iniでやったように使用するMySQLのデータベース名、ユーザー名、パスワードをそれぞれいれてください。
つぎに書類のなかの青色のリンクで示した箇所(19箇所あるはずです)をすべてあなたのサーバーのIPアドレス(あるいはドメインネーム)に書き換えてください。(中にはコメントアウトされていて必ずしも書き換える必要のない部分もありますが、エディターで置換するなら一括でやってしまったほうが手間はかからないでしょう)
たとえば
; For V2 map
MapTileURL = "http://127.0.0.1:8002";
を以下のように書き換えます。
; For V2 map
MapTileURL = "http://motochagrid.luna.ddns.vc:8002";
すべて終わったらwqで保存します。
これでROBUSTを立ち上げる用意ができました。(注)
起動するときはたとえばbinディレクトリで
mono ./Robust.exe -inifile=Robust.HG.ini
とコマンドに打ち込みます。

この待ち受け画面(R.O.B.U.S.T.# でプロンプト点滅)になれば起動は成功です。
注: 新しいOpenSimバージョンのRobust.HG.iniでは以下のような新しい項目ができています。
[Hypergrid]
;# {HomeURI} {Hypergrid} {The Home URL of this world} {}
;; This is the address of the external robust server that
;; runs the UserAgentsService, possibly this server.
;; For example http://myworld.com:8002
;; This is a default that can be overwritten in some sections.
; HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
;# {GatekeeperURI} {Hypergrid} {The URL of the gatekeeper of this world} {}
;; This is the address of the external robust server
;; that runs the Gatekeeper service, possibly this server.
;; For example http://myworld.com:8002
;; This is a default that can be overwritten in some sections.
; GatekeeperURI = "http://127.0.0.1:8002"
このうち
; HomeURI = "http://127.0.0.1:8002"
; GatekeeperURI = "http://127.0.0.1:8002"
の二カ所のコメントをはずしてください。(ただしURL=127.0.0.1の部分はあなたのサーバーの外部IPアドレスになっていなければいけません)
そうしないとROBUSTを立ち上げたとき赤字のエラー文がでてしまうはずです。(追記 2014. 10.11)
2012年07月19日
GridCommon.ini(その2)
前回は16箇所あったURLの書き換えまでやりました。
これらのURLはひとつひとつがグリッドの裏で働いている各種サーバーへアクセスするためのものです。
ちょっと寄り道ですが、ためしにここでOSgridのほうからダウンロードしてきたGridCommon.iniを覗いてみましょう。(OSgrid7.4から)
いまあなたがご自分のサーバーのグローバル・アドレス(ドメイン・ネーム)を入れた部分がOSgridではどうなっているか注目してください。
これらが9つほどのべつべつのURLにわりふられていることがわかりますね。つまりOpenSimをグリッドモードで動かすときはサーバーホストを複数に分散することができるんです。(大規模なグリッドを構築するときはこれは必要かつ不可欠な機能ですね)
まあ、これを読んでいる方たちはたぶんOSgridに張り合って巨大なグリッドを構築するつもりはないかもしれません^^ その場合はひとつのホストに全部のサーバー群を同居させる形になります。そしてそのための設定はROBUSTと名づけられたファイルで行います。
ROBUSTについては次回からご説明します。GridCommon.iniにはまだ設定しなければならない箇所がのこっているからです。それは書類の冒頭のあたりにある[DatabaseService]の項目です。viでふたたびGridCommon.iniをひらいてください。
デフォールトではデータベースとしてSQLiteを使う設定がされています。それをMySQLを使うように変更するにはまず以下の部分をコメントアウトします。
; SQLite
;Include-Storage = "config-include/storage/SQLiteStandalone.ini";
ついでつぎの部分のコメントアウトをはずします。
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
MySQLをインストールしたとき設定したデータベース名、ユーザー名、パスワードをそれぞれの箇所に書き入れてください。(この場合はデータベース「opensim」ユーザー「opensim」パスワード「ほにょほにょ」だとします)
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=ほにょほにょ;Old Guids=true;"
再度wqで保存します。
GridCommon.iniについての設定は以上で完了です。
これらのURLはひとつひとつがグリッドの裏で働いている各種サーバーへアクセスするためのものです。
ちょっと寄り道ですが、ためしにここでOSgridのほうからダウンロードしてきたGridCommon.iniを覗いてみましょう。(OSgrid7.4から)
いまあなたがご自分のサーバーのグローバル・アドレス(ドメイン・ネーム)を入れた部分がOSgridではどうなっているか注目してください。
[AssetService]
DefaultAssetLoader = "OpenSim.Framework.AssetLoader.Filesystem.dll"
AssetLoaderArgs = "assets/AssetSets.xml"
;
; change this to your grid-wide asset server
;
AssetServerURI = "http://assets.osgrid.org"
[InventoryService]
;
; change this to your grid-wide inventory server
;
InventoryServerURI = "http://inventory.osgrid.org"
[GridInfo]
;
; Change this to your grid info service
;
GridInfoURI = "http://hg.osgrid.org:80"
[GridService]
;
; change this to your grid-wide grid server
;
GridServerURI = "http://grid.osgrid.org"
AllowHypergridMapSearch = true
;; Directory for map tile images of linked regions
MapTileDirectory = "./maptiles"
; === HG ONLY ===
;; change this to the address of your Gatekeeper service
;; (usually bundled with the rest of the services in one
;; Robust server in port 8002, but not always)
Gatekeeper="http://hg.osgrid.org:80"
[Messaging]
; === HG ONLY ===
;; change this to the address of your Gatekeeper service
;; (usually bundled with the rest of the services in one
;; Robust server in port 8002, but not always)
Gatekeeper = "http://hg.osgrid.org:80"
[AvatarService]
;
; change this to your grid-wide grid server
;
AvatarServerURI = "http://avatar.osgrid.org"
[PresenceService]
;
; change this to your grid-wide presence server
;
PresenceServerURI = "http://presence.osgrid.org"
[UserAccountService]
;
; change this to your grid-wide user accounts server
;
UserAccountServerURI = "http://users.osgrid.org"
[GridUserService]
;
; change this to your grid-wide user accounts server
;
GridUserServerURI = "http://users.osgrid.org"
[AuthenticationService]
;
; change this to your grid-wide authentication server
;
AuthenticationServerURI = "http://login.osgrid.org"
[FriendsService]
;
; change this to your grid-wide friends server
;
FriendsServerURI = "http://friends.osgrid.org"
[HGInventoryAccessModule]
;
; === HG ONLY ===
; Change this to your server
; accessible from other grids
;
HomeURI = "http://hg.osgrid.org:80/user"
Gatekeeper = "http://hg.osgrid.org:80"
;; If you want to protect your assets from being copied by foreign visitors
;; uncomment the next line. You may want to do this on sims that have licensed content.
; OutboundPermission = False
[UserAgentService]
;
; === HG ONLY ===
; Change this to your user agent server (HG robust)
;
UserAgentServerURI = "http://hg.osgrid.org:80"
[MapImageService]
MapImageServerURI = "http://maptiles.osgrid.org:80"
[Profile]
; Change it to your own HTTP server to have the Profile server work
ProfileURL = http://profiles.osgrid.org/profile.php
これらが9つほどのべつべつのURLにわりふられていることがわかりますね。つまりOpenSimをグリッドモードで動かすときはサーバーホストを複数に分散することができるんです。(大規模なグリッドを構築するときはこれは必要かつ不可欠な機能ですね)
まあ、これを読んでいる方たちはたぶんOSgridに張り合って巨大なグリッドを構築するつもりはないかもしれません^^ その場合はひとつのホストに全部のサーバー群を同居させる形になります。そしてそのための設定はROBUSTと名づけられたファイルで行います。
ROBUSTについては次回からご説明します。GridCommon.iniにはまだ設定しなければならない箇所がのこっているからです。それは書類の冒頭のあたりにある[DatabaseService]の項目です。viでふたたびGridCommon.iniをひらいてください。
[DatabaseService]
;
; ### Choose the DB
;
; SQLite
Include-Storage = "config-include/storage/SQLiteStandalone.ini";
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
;StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
;ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
; Uncomment this line if you are using MySQL and want to use a different database for estates
; The usual application for this is to allow estates to be spread out across multiple simulators by share the same database.
; Most people won't need to do this so only uncomment if you know what you're doing.
;EstateConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
; MSSQL
; Uncomment these lines if you want to use MSSQL storage
; Change the connection string to your db details
; The value for server property is shown in your SQL Server Management Studio login dialog.
; (This sample is the default of express edition)
;StorageProvider = "OpenSim.Data.MSSQL.dll"
;ConnectionString = "Server=localhost\SQLEXPRESS;Database=opensim;User Id=opensim; password=***;"
デフォールトではデータベースとしてSQLiteを使う設定がされています。それをMySQLを使うように変更するにはまず以下の部分をコメントアウトします。
; SQLite
;Include-Storage = "config-include/storage/SQLiteStandalone.ini";
ついでつぎの部分のコメントアウトをはずします。
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
MySQLをインストールしたとき設定したデータベース名、ユーザー名、パスワードをそれぞれの箇所に書き入れてください。(この場合はデータベース「opensim」ユーザー「opensim」パスワード「ほにょほにょ」だとします)
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=ほにょほにょ;Old Guids=true;"
再度wqで保存します。
GridCommon.iniについての設定は以上で完了です。
2012年07月18日
GridCommon.ini
あなたが特に注意深い人でなくてもOpenSim.iniの最後の部分を編集したときにモードが6つあったのに気づかれたでしょう。
つまり「スタンドアロン /グリッド」の選択に「ハイパーリンク」ON / OFFの選択が加わって四つのモードがあり、さらにそれに「SimianGridモード」での「ハイパーリンク」のON / OFFが加わって6種類ありました。
OpenSim.iniのあの箇所は6つのモードからひとつをコメントアウトを外すことで選択するいわば切り替えスイッチというわけです。
で、ここで以後とりあつかうのは「グリッド」で「ハイパー」な選択に限りたいと思います。
「ハイパー」でない「スタンドアロン」はすでにわたしたちが慣れ親しんでいるものですからもう説明は必要ないですね?
また「ハイパー」な「スタンドアロン」は「ハイパー」な「グリッド」と「ハイパー」でない「スタンドアロン」の両者を理解すればいいわけですし、かつ「ハイパー」な「グリッド」より簡単(なはず)ですから--あえて解説するまでもないでしょう。
(興味のある方はぜひご自分で試してみてください。)
そして最後の「Simian」については今のところもとちゃは一切触れるつもりはありません。ハイパーグリッドの先にはさらにOpenSimの未知の側面が潜んでいる、と思っていてください。だいいちまだわたしにもよくわからないしねっ^^;
さて、前回はOpenSim.iniで
Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
を選択したところまででした。
この「GridHypergrid.ini」という書類はbin直下のconfig-includeというディレクトリの中に存在します。cdでこのディレクトリに移動してみてください。
lsとやると…
こんな書類たちがあるはずです。「GridHypergrid.ini」もたしかにあるのでvi(less,moreでもいいけれど)で開いてみると一番上に
と書かれているのがわかると思います。つまりこの書類は「いじっちゃだめ!」なんです。
じゃあ肝心の設定は? というとそのすぐ下、
と書かれているように、この書類がさらに参照しているもうひとつ別の書類「GridCommon.ini」のほうでおこないます。とはいえconfig-incluseのなかには「GridCommon.ini」はたぶんみつからないでしょう。前回言ったように「GridCommon.ini.example」から新しく作ってください。
いちおう以下にGridCommon.iniのデフォールトの内容をコピーしておきます。
ながっ!^^;
以上、けっこう長い設定書類ですけれど修正しなければならない部分は幸い多くはありません。
つまり「mygridserver.com」と記された箇所をあなたのレンタルサーバーのグローバル・アドレス(あるいはドメイン・ネーム)に置き換えればいいだけです。(16箇所あるはずです)
この書類をたとえばサクラ・エディターなどで開くとURLなどハイパーリンクされた箇所が色別になるのでわかりやすいと思います。(いっぽう「メモ帳」だとWin-Linux間での改行記号の違いのため行がえがうまくいかず、たぶん大変読みにくくなっているでしょう^^;)
単語ごとに「検索-置換」ができないと面倒ですが、その機能のあるエディターなら「全置換」で修正は簡単ですね。
つまり,たとえば
を以下のように書き換えるわけです。
間違いなく全部書き換えられたらwpで保存してこの作業は終了です。
つまり「スタンドアロン /グリッド」の選択に「ハイパーリンク」ON / OFFの選択が加わって四つのモードがあり、さらにそれに「SimianGridモード」での「ハイパーリンク」のON / OFFが加わって6種類ありました。
OpenSim.iniのあの箇所は6つのモードからひとつをコメントアウトを外すことで選択するいわば切り替えスイッチというわけです。
で、ここで以後とりあつかうのは「グリッド」で「ハイパー」な選択に限りたいと思います。
「ハイパー」でない「スタンドアロン」はすでにわたしたちが慣れ親しんでいるものですからもう説明は必要ないですね?
また「ハイパー」な「スタンドアロン」は「ハイパー」な「グリッド」と「ハイパー」でない「スタンドアロン」の両者を理解すればいいわけですし、かつ「ハイパー」な「グリッド」より簡単(なはず)ですから--あえて解説するまでもないでしょう。
(興味のある方はぜひご自分で試してみてください。)
そして最後の「Simian」については今のところもとちゃは一切触れるつもりはありません。ハイパーグリッドの先にはさらにOpenSimの未知の側面が潜んでいる、と思っていてください。だいいちまだわたしにもよくわからないしねっ^^;
さて、前回はOpenSim.iniで
Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
を選択したところまででした。
この「GridHypergrid.ini」という書類はbin直下のconfig-includeというディレクトリの中に存在します。cdでこのディレクトリに移動してみてください。
lsとやると…
CenomeCache.ini.example GridHypergrid.ini StandaloneCommon.ini.example
FlotsamCache.ini HyperSimianGrid.ini StandaloneHypergrid.ini
FlotsamCache.ini.example SimianGrid.ini storage
Grid.ini Standalone.ini
GridCommon.ini.example StandaloneCommon.ini
こんな書類たちがあるはずです。「GridHypergrid.ini」もたしかにあるのでvi(less,moreでもいいけれど)で開いてみると一番上に
;;
;; Please don't change this file.
;; All optional settings are in GridCommon.ini.example,
;; which you can copy and change.
;;
と書かれているのがわかると思います。つまりこの書類は「いじっちゃだめ!」なんです。
じゃあ肝心の設定は? というとそのすぐ下、
[Includes]
Include-Common = "config-include/GridCommon.ini"
と書かれているように、この書類がさらに参照しているもうひとつ別の書類「GridCommon.ini」のほうでおこないます。とはいえconfig-incluseのなかには「GridCommon.ini」はたぶんみつからないでしょう。前回言ったように「GridCommon.ini.example」から新しく作ってください。
いちおう以下にGridCommon.iniのデフォールトの内容をコピーしておきます。
; This is the main configuration file for an instance of OpenSim running in grid mode
[DatabaseService]
;
; ### Choose the DB
;
; SQLite
Include-Storage = "config-include/storage/SQLiteStandalone.ini";
; MySql
; Uncomment these lines if you want to use mysql storage
; Change the connection string to your db details
;StorageProvider = "OpenSim.Data.MySQL.dll"
;ConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
; Uncomment this line if you are using MySQL and want to use a different database for estates
; The usual application for this is to allow estates to be spread out across multiple simulators by share the same database.
; Most people won't need to do this so only uncomment if you know what you're doing.
;EstateConnectionString = "Data Source=localhost;Database=opensim;User ID=opensim;Password=***;Old Guids=true;"
; MSSQL
; Uncomment these lines if you want to use MSSQL storage
; Change the connection string to your db details
; The value for server property is shown in your SQL Server Management Studio login dialog.
; (This sample is the default of express edition)
;StorageProvider = "OpenSim.Data.MSSQL.dll"
;ConnectionString = "Server=localhost\SQLEXPRESS;Database=opensim;User Id=opensim; password=***;"
[Modules]
;; Choose one cache module and the corresponding config file, if it exists.
;; Copy the config .example file into your own .ini file and adapt that.
;; We recommend the use of the FlotsamAssetCache since this is most actively maintained.
AssetCaching = "FlotsamAssetCache"
Include-FlotsamCache = "config-include/FlotsamCache.ini"
;AssetCaching = "CenomeMemoryAssetCache"
;Include-CenomeCache = "config-include/CenomeCache.ini"
;AssetCaching = "GlynnTuckerAssetCache"
;; Optionally, the port for the LLProxyLoginModule module can be changed
;Setup_LLProxyLoginModule = "9090/"
;; Authorization is not on by default, as it depends on external php
;AuthorizationServices = "RemoteAuthorizationServicesConnector"
[AssetService]
DefaultAssetLoader = "OpenSim.Framework.AssetLoader.Filesystem.dll"
AssetLoaderArgs = "assets/AssetSets.xml"
;
; Change this to your grid-wide asset server. Do not add a slash to the end of any of these addresses.
;
AssetServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[InventoryService]
;
; Change this to your grid-wide inventory server
;
InventoryServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[GridInfo]
;
; Change this to your grid info service
;
GridInfoURI = "http://mygridserver.com:8002"
[GridService]
;
; Change this to your grid-wide grid server
;
GridServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
;AllowHypergridMapSearch = true
;; Directory for map tile images of linked regions
; MapTileDirectory = "./maptiles"
; === HG ONLY ===
;; Change this to the address of your Gatekeeper service
;; (usually bundled with the rest of the services in one
;; Robust server in port 8002, but not always)
Gatekeeper="http://mygridserver.com:8002"
[Messaging]
; === HG ONLY ===
;; Change this to the address of your Gatekeeper service
;; (usually bundled with the rest of the services in one
;; Robust server in port 8002, but not always)
Gatekeeper = "http://mygridserver.com:8002"
[AvatarService]
;
; Change this to your grid-wide grid server
;
AvatarServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[PresenceService]
;
; Change this to your grid-wide presence server
;
PresenceServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[UserAccountService]
;
; Change this to your grid-wide user accounts server
;
UserAccountServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[GridUserService]
;
; Change this to your grid-wide user accounts server
;
GridUserServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[AuthenticationService]
;
; Change this to your grid-wide authentication server
;
AuthenticationServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[FriendsService]
;
; Change this to your grid-wide friends server
;
FriendsServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[HGInventoryAccessModule]
;
; === HG ONLY ===
; Change this to your server
; accessible from other grids
;
HomeURI = "http://mygridserver.com:8002"
Gatekeeper = "http://mygridserver.com:8002"
;; If you want to protect your assets from being copied by foreign visitors
;; uncomment the next line. You may want to do this on sims that have licensed content.
; OutboundPermission = False
[UserAgentService]
;
; === HG ONLY ===
; Change this to your user agent server (HG robust)
;
UserAgentServerURI = "http://mygridserver.com:8002"
[MapImageService]
MapImageServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
[AuthorizationService]
; If you have regions with access restrictions
; specify them here using the convention
; Region_=
; Valid flags are:
; DisallowForeigners -- HG visitors not allowed
; DisallowResidents -- only Admins and Managers allowed
; Example:
; Region_Test_1 = "DisallowForeigners"
ながっ!^^;
以上、けっこう長い設定書類ですけれど修正しなければならない部分は幸い多くはありません。
つまり「mygridserver.com」と記された箇所をあなたのレンタルサーバーのグローバル・アドレス(あるいはドメイン・ネーム)に置き換えればいいだけです。(16箇所あるはずです)
この書類をたとえばサクラ・エディターなどで開くとURLなどハイパーリンクされた箇所が色別になるのでわかりやすいと思います。(いっぽう「メモ帳」だとWin-Linux間での改行記号の違いのため行がえがうまくいかず、たぶん大変読みにくくなっているでしょう^^;)
単語ごとに「検索-置換」ができないと面倒ですが、その機能のあるエディターなら「全置換」で修正は簡単ですね。
つまり,たとえば
[UserAccountService]
;
; Change this to your grid-wide user accounts server
;
UserAccountServerURI = "http://mygridserver.com:8003"
を以下のように書き換えるわけです。
[UserAccountService]
;
; Change this to your grid-wide user accounts server
;
UserAccountServerURI = "http://motochagrid.luna.ddns.vc:8003"
間違いなく全部書き換えられたらwpで保存してこの作業は終了です。
2012年07月16日
OpenSim.ini
MySQLが準備できたらつぎはmonoとOpenSimをインストールします。
Ubuntuでのmonoのインストールはすでに「DTIにOpenSimをインストール」で説明しているのでここでは繰り返しません。
いっぽうOpenSimのほうはいままで(OSgridヘの接続を前提とした設定)と少し違います。
まずダウンロードしてくるページはOSgridではなくOpenSim本家のほうのサイトです。スタンドアロンで使ったのと同じものを(できれば最新版を)持ってきてください。

cdで/usr/localディレクトリに移動し、wgetのあとに上のページのリンク先をコピーして貼り付けるやりかたは(OSgrid公開時と)同じですが、今回はわざわざ「opensim」というディレクトリをつくる必要はありません。

ダウンロードしてきたzipファイル(あるいはtar.gzファイル)をその場で展開すればパッケージをふくむ「フォルダ」(上のSSの場合はopensim-0.7.3.1)自体が作られます。

展開したzipファイルは削除してしまってもかまいませんが、あとあと何かまずくなったときのために残しておいてもいいでしょう。

ぎゃくに「opensim-0.7.3.1」などのディレクトリ名は(のちのちバックグラウンド起動用書類を使うときなどのため)「opensim」に直しておいたほうが面倒がありません。
問題はここからです。いよいよいままで触れずにすませてきたOpenSimの各種設定書類を編集していかなければなりません。
とりあえずopensim/binディレクトリを開いて中身を調べてみましょう。
各種の書類や下位ディレクトリがうんざりするほどずらりと並んでいますね。でも恐れることはありません。今回関係してくるのは(編集したり起動したりする書類は)以下のものだけです。
要するにあなたのやることはーーこれらを慌てず騒がず順序良くひとつづつ片づけていくーーそれだけです。
というわけでまず最初にOpenSim.iniをさがしてみましょう。見つかりましたか?
(まんいち見つからないときはOpenSim.ini.exampleというファイルをさがしましょう。そしてそれをcp OpenSim.ini.example OpenSim.iniとやってコピーしてiniファイルを作り、それをviエディターで編集する、もしくはexampleファイル全部をコピーしデスクトップでたちあげたエディターに読み込んで編集してからvi OpenSim.iniとして新規に書類を作成する、のいずれかの方法をとりましょう。(ただし「メモ帳」はあまりお薦めできません。もうすこし多機能のエディターを入手してください。ちなみにわたしは「サクラ・エディター」をつかっています)
以上はOpenSim.iniにかぎらず、これからとりあつかうすべての書類に対しても同じです。)
というわけでハイパーグリッドモード向けにOpenSim.iniを編集します。
じつのところこの設定は拍子抜けするほど簡単です。
(注)追加の設定があります。(2014. 10.17)
書類を開いたらひたすらスクロールアップしていちばん最後の部分を画面にだしてください。

[Architecture]と書かれている箇所です。
OpenSimからダウンロードしたものはスタンドアロンで立ち上がる設定になっているので、こうなっているはずです。
で、これをハイパーグリッドモードで立ち上がるよう以下にようにコメントアウトの箇所を書きかえます。

書き換えたらwqで保存します。
(注) opensimのバージョン0.8.0.1(あるいはそれ以前も?)ではOpenSim.iniのスクリプト・エンジンであるXEngineの設定がコメントアウトされています。設定書類の[Startup]内で最初から1/5ぐらいのところに以下のような設定があります。
;# {DefaultScriptEngine} {} {Default script engine} {XEngine} XEngine
;; Default script engine to use. Currently, we only have XEngine
; DefaultScriptEngine = "XEngine"
まず最期の行「; DefaultScriptEngine = "XEngine"」の「;」を外してください。
つぎにずっと下って[XEngine]の場所を探します。
[XEngine]
;# {Enabled} {} {Enable the XEngine scripting engine?} {true false} true
;; Enable this engine in this OpenSim instance
; Enabled = true
;; How many threads to keep alive even if nothing is happening
; MinThreads = 2
;; How many threads to start at maximum load
; MaxThreads = 100
;; Time a thread must be idle (in seconds) before it dies
; IdleTimeout = 60
;# {Priority} {Enabled:true} {Priority for script engine threads?} {Lowest BelowNormal Normal AboveNormal Highest} BelowNormal
;; Thread priority ("Lowest", "BelowNormal", "Normal", "AboveNormal",
;; "Highest")
; Priority = "BelowNormal"
;; Maximum number of events to queue for a script (excluding timers)
; MaxScriptEventQueue = 300
;; Stack size per script engine thread in bytes.
;; If you are experiencing StackOverflowExceptions you may want to increase this (e.g. double it).
;; The trade-off may be increased memory usage by the script engine.
; ThreadStackSize = 262144
;; Set this to true (the default) to load each script into a separate
;; AppDomain.
;;
;; Setting this to false will load all script assemblies into the
;; current AppDomain, which will significantly improve script loading times.
;; It will also reduce initial per-script memory overhead.
;;
;; However, setting this to false will also prevent script DLLs from being unloaded from memory if the script is deleted.
;; This may cause an OutOfMemory problem over time when avatars with scripted attachments move in and out of the region.
;; Some Windows users have also reported script loading problems when AppDomainLoading = false
; AppDomainLoading = true
;; Controls whether scripts are stopped by aborting their threads externally (abort) or by co-operative checks from the compiled script (co-op)
;; co-op will be more stable but this option is currently experimental.
;; If moving from co-op to abort, existing script DLLs will need to be recompiled.
;; This currently can only be done manually, either by setting DeleteScriptsOnStartup = true for one run
;; or by deleting the script DLL* files in bin/ScriptEngines//
;; One can move from co-op back to abort without recompilation, but reverting back to co-op again will need script recompile
;; Current valid values are "abort" and "co-op"
; ScriptStopStrategy = abort
;# {DeleteScriptsOnStartup} {} {Delete previously compiled script DLLs on startup?} {true false} true
;; Controls whether previously compiled scripts DLLs are deleted on sim restart. If you set this to false
;; then startup will be considerably faster since scripts won't need to be recompiled. However, then it becomes your responsibility to delete the
;; compiled scripts if you're recompiling OpenSim from source code and internal interfaces used
;; by scripts have changed.
DeleteScriptsOnStartup = false
;# {DefaultCompileLanguage} {Enabled:true} {Default script language?} {lsl vb cs} lsl
;; Default language for scripts
; DefaultCompileLanguage = "lsl"
;# {AllowedCompilers} {Enabled:true} {Languages to allow (comma separated)?} {} lsl
;; List of allowed languages (lsl,vb,cs)
;; AllowedCompilers=lsl,cs,vb
;; *warning*, non lsl languages have access to static methods such as
;; System.IO.File. Enable at your own risk.
; AllowedCompilers = "lsl"
;; Compile debug info (line numbers) into the script assemblies
; CompileWithDebugInformation = true
;; Allow the user of mod* functions. This allows a script to pass messages
;; to a region module via the modSendCommand() function
;; Default is false
; AllowMODFunctions = false
;# {AllowOSFunctions} {Enabled:true} {Allow OSFunctions? (DANGEROUS!)} {true false} false
;; Allow the use of os* functions (some are dangerous)
; AllowOSFunctions = false
;# {AllowLightShareFunctions} {Enabled:false [LightShare]enable_windlight:true} {Allow LightShare functions?} {true false} false
; Allow the use of LightShare functions.
; The setting enable_windlight = true must also be enabled in the [LightShare] section.
; AllowLightShareFunctions = false
;# {OSFunctionThreatLevel} {Enabled:true AllowOSFunctions:true} {OSFunction threat level? (DANGEROUS!)} {None VeryLow Low Moderate High VeryHigh Severe} VeryLow
;; Threat level to allow, one of None, VeryLow, Low, Moderate, High, VeryHigh, Severe
;; See http://opensimulator.org/wiki/Threat_level for more information on these levels.
;; We do not recommend that use set a general level above Low unless you have a high level of trust
;; in all the users that can run scripts in your simulator. It is safer to explicitly
;; allow certain types of user to run higher threat level OSSL functions, as detailed later on.
OSFunctionThreatLevel = VeryLow
; OS Functions enable/disable
; For each function, you can add one line, as shown
; The default for all functions allows them if below threat level
; true allows the use of the function unconditionally
; Allow_osSetRegionWaterHeight = true
; false disables the function completely
; Allow_osSetRegionWaterHeight = false
; Comma separated list of UUIDS allows the function for that list of UUIDS
; Allow_osSetRegionWaterHeight = 888760cb-a3cf-43ac-8ea4-8732fd3ee2bb
; Comma separated list of owner classes that allow the function for a particular class of owners. Choices are
; - PARCEL_GROUP_MEMBER: allow if the object group is the same group as the parcel
; - PARCEL_OWNER: allow if the object owner is the parcel owner
; - ESTATE_MANAGER: allow if the object owner is an estate manager
; - ESTATE_OWNER: allow if the object owner is the estate owner
; Allow_osSetRegionWaterHeight = 888760cb-a3cf-43ac-8ea4-8732fd3ee2bb, PARCEL_OWNER, ESTATE_OWNER>, ...
; You can also use script creators as the uuid
; Creators_osSetRegionWaterHeight =, ...
; If both Allow_ and Creators_ are given, effective permissions
; are the union of the two.
;# {EventLimit} {} {Amount of time a script can spend in an event handler} {} 30
;; Time a script can spend in an event handler before it is interrupted
; EventLimit = 30
;# {KillTimedOutScripts} {} {Kill script in case of event time overruns?} {true false} false
;; If a script overruns it's event limit, kill the script?
; KillTimedOutScripts = false
;# {ScriptDelayFactor} {} {Multiplier for scripting delays} {} 1.0
;; Sets the multiplier for the scripting delays
; ScriptDelayFactor = 1.0
;# {ScriptDistanceLimitFactor} {} {Multiplier for 10.0m distance limits?} {}
;; The factor the 10 m distances limits are multiplied by
; ScriptDistanceLimitFactor = 1.0
;# {NotecardLineReadCharsMax} {} {Maximum length of notecard line?} {} 255
;; Maximum length of notecard line read
;; Increasing this to large values potentially opens
;; up the system to malicious scripters
; NotecardLineReadCharsMax = 255
;# {SensorMaxRange} {} {Sensor range} {} 96.0
;; Sensor settings
; SensorMaxRange = 96.0
;# {SensorMaxResults} {} {Max sensor results returned?} {}
; SensorMaxResults = 16
;# {DisableUndergroundMovement} {} {Disable underground movement of prims} {true false} true
;; Disable underground movement of prims (default true); set to
;; false to allow script controlled underground positioning of
;; prims
; DisableUndergroundMovement = true
;# {ScriptEnginesPath} {} {Path to script assemblies} {} ScriptEngines
;; Path to script engine assemblies
;; Default is ./bin/ScriptEngines
; ScriptEnginesPath = "ScriptEngines"
ちょっと長い引用ですが肝心なところは赤字の二カ所だけです。
;# {Enabled} {} {Enable the XEngine scripting engine?} {true false} true
;; Enable this engine in this OpenSim instance
; Enabled = true
;# {DefaultCompileLanguage} {Enabled:true} {Default script language?} {lsl vb cs} lsl
;; Default language for scripts
; DefaultCompileLanguage = "lsl"
このそれぞれのコメントアウトをはずしてください。それでひととおりスクリプトが作れるはずです。
Ubuntuでのmonoのインストールはすでに「DTIにOpenSimをインストール」で説明しているのでここでは繰り返しません。
いっぽうOpenSimのほうはいままで(OSgridヘの接続を前提とした設定)と少し違います。
まずダウンロードしてくるページはOSgridではなくOpenSim本家のほうのサイトです。スタンドアロンで使ったのと同じものを(できれば最新版を)持ってきてください。

cdで/usr/localディレクトリに移動し、wgetのあとに上のページのリンク先をコピーして貼り付けるやりかたは(OSgrid公開時と)同じですが、今回はわざわざ「opensim」というディレクトリをつくる必要はありません。

ダウンロードしてきたzipファイル(あるいはtar.gzファイル)をその場で展開すればパッケージをふくむ「フォルダ」(上のSSの場合はopensim-0.7.3.1)自体が作られます。

展開したzipファイルは削除してしまってもかまいませんが、あとあと何かまずくなったときのために残しておいてもいいでしょう。

ぎゃくに「opensim-0.7.3.1」などのディレクトリ名は(のちのちバックグラウンド起動用書類を使うときなどのため)「opensim」に直しておいたほうが面倒がありません。
問題はここからです。いよいよいままで触れずにすませてきたOpenSimの各種設定書類を編集していかなければなりません。
とりあえずopensim/binディレクトリを開いて中身を調べてみましょう。
各種の書類や下位ディレクトリがうんざりするほどずらりと並んでいますね。でも恐れることはありません。今回関係してくるのは(編集したり起動したりする書類は)以下のものだけです。
[基本設定]
OpenSim.ini
Robust.HG.ini
config-include/GridCommon.ini
(複数シムを作る場合)
Regions/Regions.ini
[monoとともに起動]
Robust.exe
OpenSim.exe
[バックグラウンド起動設定書類]
/etc/init.d/opensim_server
/etc/init.fd/opensim_region
要するにあなたのやることはーーこれらを慌てず騒がず順序良くひとつづつ片づけていくーーそれだけです。
というわけでまず最初にOpenSim.iniをさがしてみましょう。見つかりましたか?
(まんいち見つからないときはOpenSim.ini.exampleというファイルをさがしましょう。そしてそれをcp OpenSim.ini.example OpenSim.iniとやってコピーしてiniファイルを作り、それをviエディターで編集する、もしくはexampleファイル全部をコピーしデスクトップでたちあげたエディターに読み込んで編集してからvi OpenSim.iniとして新規に書類を作成する、のいずれかの方法をとりましょう。(ただし「メモ帳」はあまりお薦めできません。もうすこし多機能のエディターを入手してください。ちなみにわたしは「サクラ・エディター」をつかっています)
以上はOpenSim.iniにかぎらず、これからとりあつかうすべての書類に対しても同じです。)
というわけでハイパーグリッドモード向けにOpenSim.iniを編集します。
じつのところこの設定は拍子抜けするほど簡単です。
(注)追加の設定があります。(2014. 10.17)
書類を開いたらひたすらスクロールアップしていちばん最後の部分を画面にだしてください。

[Architecture]と書かれている箇所です。
Include-Architecture = "config-include/Standalone.ini"
; Include-Architecture = "config-include/StandaloneHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/Grid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/SimianGrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/HyperSimianGrid.ini"
OpenSimからダウンロードしたものはスタンドアロンで立ち上がる設定になっているので、こうなっているはずです。
で、これをハイパーグリッドモードで立ち上がるよう以下にようにコメントアウトの箇所を書きかえます。
; Include-Architecture = "config-include/Standalone.ini"
; Include-Architecture = "config-include/StandaloneHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/Grid.ini"
Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/SimianGrid.ini"
; Include-Architecture = "config-include/HyperSimianGrid.ini"

書き換えたらwqで保存します。
(注) opensimのバージョン0.8.0.1(あるいはそれ以前も?)ではOpenSim.iniのスクリプト・エンジンであるXEngineの設定がコメントアウトされています。設定書類の[Startup]内で最初から1/5ぐらいのところに以下のような設定があります。
;# {DefaultScriptEngine} {} {Default script engine} {XEngine} XEngine
;; Default script engine to use. Currently, we only have XEngine
; DefaultScriptEngine = "XEngine"
まず最期の行「; DefaultScriptEngine = "XEngine"」の「;」を外してください。
つぎにずっと下って[XEngine]の場所を探します。
[XEngine]
;# {Enabled} {} {Enable the XEngine scripting engine?} {true false} true
;; Enable this engine in this OpenSim instance
; Enabled = true
;; How many threads to keep alive even if nothing is happening
; MinThreads = 2
;; How many threads to start at maximum load
; MaxThreads = 100
;; Time a thread must be idle (in seconds) before it dies
; IdleTimeout = 60
;# {Priority} {Enabled:true} {Priority for script engine threads?} {Lowest BelowNormal Normal AboveNormal Highest} BelowNormal
;; Thread priority ("Lowest", "BelowNormal", "Normal", "AboveNormal",
;; "Highest")
; Priority = "BelowNormal"
;; Maximum number of events to queue for a script (excluding timers)
; MaxScriptEventQueue = 300
;; Stack size per script engine thread in bytes.
;; If you are experiencing StackOverflowExceptions you may want to increase this (e.g. double it).
;; The trade-off may be increased memory usage by the script engine.
; ThreadStackSize = 262144
;; Set this to true (the default) to load each script into a separate
;; AppDomain.
;;
;; Setting this to false will load all script assemblies into the
;; current AppDomain, which will significantly improve script loading times.
;; It will also reduce initial per-script memory overhead.
;;
;; However, setting this to false will also prevent script DLLs from being unloaded from memory if the script is deleted.
;; This may cause an OutOfMemory problem over time when avatars with scripted attachments move in and out of the region.
;; Some Windows users have also reported script loading problems when AppDomainLoading = false
; AppDomainLoading = true
;; Controls whether scripts are stopped by aborting their threads externally (abort) or by co-operative checks from the compiled script (co-op)
;; co-op will be more stable but this option is currently experimental.
;; If moving from co-op to abort, existing script DLLs will need to be recompiled.
;; This currently can only be done manually, either by setting DeleteScriptsOnStartup = true for one run
;; or by deleting the script DLL* files in bin/ScriptEngines/
;; One can move from co-op back to abort without recompilation, but reverting back to co-op again will need script recompile
;; Current valid values are "abort" and "co-op"
; ScriptStopStrategy = abort
;# {DeleteScriptsOnStartup} {} {Delete previously compiled script DLLs on startup?} {true false} true
;; Controls whether previously compiled scripts DLLs are deleted on sim restart. If you set this to false
;; then startup will be considerably faster since scripts won't need to be recompiled. However, then it becomes your responsibility to delete the
;; compiled scripts if you're recompiling OpenSim from source code and internal interfaces used
;; by scripts have changed.
DeleteScriptsOnStartup = false
;# {DefaultCompileLanguage} {Enabled:true} {Default script language?} {lsl vb cs} lsl
;; Default language for scripts
; DefaultCompileLanguage = "lsl"
;# {AllowedCompilers} {Enabled:true} {Languages to allow (comma separated)?} {} lsl
;; List of allowed languages (lsl,vb,cs)
;; AllowedCompilers=lsl,cs,vb
;; *warning*, non lsl languages have access to static methods such as
;; System.IO.File. Enable at your own risk.
; AllowedCompilers = "lsl"
;; Compile debug info (line numbers) into the script assemblies
; CompileWithDebugInformation = true
;; Allow the user of mod* functions. This allows a script to pass messages
;; to a region module via the modSendCommand() function
;; Default is false
; AllowMODFunctions = false
;# {AllowOSFunctions} {Enabled:true} {Allow OSFunctions? (DANGEROUS!)} {true false} false
;; Allow the use of os* functions (some are dangerous)
; AllowOSFunctions = false
;# {AllowLightShareFunctions} {Enabled:false [LightShare]enable_windlight:true} {Allow LightShare functions?} {true false} false
; Allow the use of LightShare functions.
; The setting enable_windlight = true must also be enabled in the [LightShare] section.
; AllowLightShareFunctions = false
;# {OSFunctionThreatLevel} {Enabled:true AllowOSFunctions:true} {OSFunction threat level? (DANGEROUS!)} {None VeryLow Low Moderate High VeryHigh Severe} VeryLow
;; Threat level to allow, one of None, VeryLow, Low, Moderate, High, VeryHigh, Severe
;; See http://opensimulator.org/wiki/Threat_level for more information on these levels.
;; We do not recommend that use set a general level above Low unless you have a high level of trust
;; in all the users that can run scripts in your simulator. It is safer to explicitly
;; allow certain types of user to run higher threat level OSSL functions, as detailed later on.
OSFunctionThreatLevel = VeryLow
; OS Functions enable/disable
; For each function, you can add one line, as shown
; The default for all functions allows them if below threat level
; true allows the use of the function unconditionally
; Allow_osSetRegionWaterHeight = true
; false disables the function completely
; Allow_osSetRegionWaterHeight = false
; Comma separated list of UUIDS allows the function for that list of UUIDS
; Allow_osSetRegionWaterHeight = 888760cb-a3cf-43ac-8ea4-8732fd3ee2bb
; Comma separated list of owner classes that allow the function for a particular class of owners. Choices are
; - PARCEL_GROUP_MEMBER: allow if the object group is the same group as the parcel
; - PARCEL_OWNER: allow if the object owner is the parcel owner
; - ESTATE_MANAGER: allow if the object owner is an estate manager
; - ESTATE_OWNER: allow if the object owner is the estate owner
; Allow_osSetRegionWaterHeight = 888760cb-a3cf-43ac-8ea4-8732fd3ee2bb, PARCEL_OWNER, ESTATE_OWNER>, ...
; You can also use script creators as the uuid
; Creators_osSetRegionWaterHeight =
; If both Allow_ and Creators_ are given, effective permissions
; are the union of the two.
;# {EventLimit} {} {Amount of time a script can spend in an event handler} {} 30
;; Time a script can spend in an event handler before it is interrupted
; EventLimit = 30
;# {KillTimedOutScripts} {} {Kill script in case of event time overruns?} {true false} false
;; If a script overruns it's event limit, kill the script?
; KillTimedOutScripts = false
;# {ScriptDelayFactor} {} {Multiplier for scripting delays} {} 1.0
;; Sets the multiplier for the scripting delays
; ScriptDelayFactor = 1.0
;# {ScriptDistanceLimitFactor} {} {Multiplier for 10.0m distance limits?} {}
;; The factor the 10 m distances limits are multiplied by
; ScriptDistanceLimitFactor = 1.0
;# {NotecardLineReadCharsMax} {} {Maximum length of notecard line?} {} 255
;; Maximum length of notecard line read
;; Increasing this to large values potentially opens
;; up the system to malicious scripters
; NotecardLineReadCharsMax = 255
;# {SensorMaxRange} {} {Sensor range} {} 96.0
;; Sensor settings
; SensorMaxRange = 96.0
;# {SensorMaxResults} {} {Max sensor results returned?} {}
; SensorMaxResults = 16
;# {DisableUndergroundMovement} {} {Disable underground movement of prims} {true false} true
;; Disable underground movement of prims (default true); set to
;; false to allow script controlled underground positioning of
;; prims
; DisableUndergroundMovement = true
;# {ScriptEnginesPath} {} {Path to script assemblies} {} ScriptEngines
;; Path to script engine assemblies
;; Default is ./bin/ScriptEngines
; ScriptEnginesPath = "ScriptEngines"
ちょっと長い引用ですが肝心なところは赤字の二カ所だけです。
;# {Enabled} {} {Enable the XEngine scripting engine?} {true false} true
;; Enable this engine in this OpenSim instance
; Enabled = true
;# {DefaultCompileLanguage} {Enabled:true} {Default script language?} {lsl vb cs} lsl
;; Default language for scripts
; DefaultCompileLanguage = "lsl"
このそれぞれのコメントアウトをはずしてください。それでひととおりスクリプトが作れるはずです。
2012年07月14日
グリッドモードとハイパーリング(準備)
グリッドモードの設定はいままでやってきたOpenSimの設定よりかなり複雑です。したがってかりにうまくいかない場合いったいどこに不都合があるのかわからないことが多いはずです。(自分の経験から断言できます^^)
おどかすようですが、OpenSimの公式ページにこうあります。
「グリッドモードで動作させるのは、スタンドアロンモードで動作させるより難しいです。 UUID 、 XY座標、サーバハンドシェークパスワード、不動産や不動産オーナー、その他諸々の設定についての知識が必要です。設定は、注意深く、忍耐強く行わなければなりません。あなたがものすごく忍耐強く器用な人でなければ、グリッドモードで動作させようとしないことを強くお薦めします。」
まあ、上の警告はバージョン0.7以前に書かれたもので、現行のOpenSimは各種サーバーがROBUSTに統一されていますからすこしは割り引いて読んでもいいのかもしれません。(それに日本人はたいてい誰でも世界的に見て「ものすごく忍耐強く器用な」ほうだと思います^^)
とりあえず自分がなにをやっているか理解したうえで「注意ぶかく」「順序よく」設定してください。(やったことをひとつひとつメモしておくことは賢いやり方です)
さて、なにはともあれまずMySQLを入手しましょう。
以下はDTIでUbuntuを使っている場合です。Ubuntuでのインストールはいちばん簡単です。
ただつぎのように

#apt-get install mysql-server
といれるだけです。
ただしそのまえに念のため

#apt-get update
としておいたほうがいいでしょう。
「ほんとにインストールしていいのか?」とたずねられるので「y」といれて、順調ならつぎのような(MySQLを使うユーザー=ルートとしての)パスワードの入力を求める窓がひらきます。

二度同じものを入れてください。

パスワードはもちろん忘れないようにメモしておくこと!

すべてうまくいけばこんな感じでインストールは終了します。
mysql start/running. process *****
というのが表示のなかにあることに注意してください。これはすでにMySQLが立ち上がっていることを意味します。
無事たちあがっているならMySQLのモニターがコマンドを受けつけるはずです。
#mysql -u root -p
といれてみてください。
Enter password:
とでるのでさきほどのパスワードを入力します。

mysql>
という待ちうけプロンプトがでているでしょうか?
画面どおりならこれでMySQLの導入は完了です。(いつもこう簡単にいくとはかぎらないんですけど^^)
次はOpenSimでMySQLデータベースをつかうための設定をします。
まずデーターベース「opensim」を作ります。(特にこの名前でなくてもいいです。セキュリティのためにはむしろ別の名前のほうが安心でしょう^^)
mysql> create database opensim;
といれてください。最後の「;」を忘れがちですから気をつけて。MySQLのコマンドはすべてこれが最後につきます。

「Query OK, …」という反応があればだいじょうぶです。
つぎにこのデータベースを使うユーザーとパスワードを設定します。ユーザー名もデータベースといっしょの「opensim」にしていますが、上記と同じくべつにこの名前である必要はありません)

mysql> grant all on opensim.* to opensim@localhost identified by "******";
これはデータベースopensimに関するすべての権限(opensim.*)をパスワード「******」とともにローカルホスト上のユーザー「opensim」にあたえる、という意味です。
mysql> show databases;
と入れてみると新しく「opensim」というデータベースができているのがわかります。

以上でMySQLの準備は完了です。
Opensimをスタンドアロン(公開グリッドに接続している場合も含んで)で動かすときのデフォールトのデータベースはSQLiteですが、もちろんMySQLを使うこともできます。(MySQLをつかったほうがだんぜん処理速度が速いということですが、すくなくとももとちゃのシムの規模では違いは体感できませんでした^^;)
おどかすようですが、OpenSimの公式ページにこうあります。
「グリッドモードで動作させるのは、スタンドアロンモードで動作させるより難しいです。 UUID 、 XY座標、サーバハンドシェークパスワード、不動産や不動産オーナー、その他諸々の設定についての知識が必要です。設定は、注意深く、忍耐強く行わなければなりません。あなたがものすごく忍耐強く器用な人でなければ、グリッドモードで動作させようとしないことを強くお薦めします。」
まあ、上の警告はバージョン0.7以前に書かれたもので、現行のOpenSimは各種サーバーがROBUSTに統一されていますからすこしは割り引いて読んでもいいのかもしれません。(それに日本人はたいてい誰でも世界的に見て「ものすごく忍耐強く器用な」ほうだと思います^^)
とりあえず自分がなにをやっているか理解したうえで「注意ぶかく」「順序よく」設定してください。(やったことをひとつひとつメモしておくことは賢いやり方です)
さて、なにはともあれまずMySQLを入手しましょう。
以下はDTIでUbuntuを使っている場合です。Ubuntuでのインストールはいちばん簡単です。
ただつぎのように

#apt-get install mysql-server
といれるだけです。
ただしそのまえに念のため

#apt-get update
としておいたほうがいいでしょう。
「ほんとにインストールしていいのか?」とたずねられるので「y」といれて、順調ならつぎのような(MySQLを使うユーザー=ルートとしての)パスワードの入力を求める窓がひらきます。

二度同じものを入れてください。

パスワードはもちろん忘れないようにメモしておくこと!

すべてうまくいけばこんな感じでインストールは終了します。
mysql start/running. process *****
というのが表示のなかにあることに注意してください。これはすでにMySQLが立ち上がっていることを意味します。
無事たちあがっているならMySQLのモニターがコマンドを受けつけるはずです。
#mysql -u root -p
といれてみてください。
Enter password:
とでるのでさきほどのパスワードを入力します。

mysql>
という待ちうけプロンプトがでているでしょうか?
画面どおりならこれでMySQLの導入は完了です。(いつもこう簡単にいくとはかぎらないんですけど^^)
次はOpenSimでMySQLデータベースをつかうための設定をします。
まずデーターベース「opensim」を作ります。(特にこの名前でなくてもいいです。セキュリティのためにはむしろ別の名前のほうが安心でしょう^^)
mysql> create database opensim;
といれてください。最後の「;」を忘れがちですから気をつけて。MySQLのコマンドはすべてこれが最後につきます。

「Query OK, …」という反応があればだいじょうぶです。
つぎにこのデータベースを使うユーザーとパスワードを設定します。ユーザー名もデータベースといっしょの「opensim」にしていますが、上記と同じくべつにこの名前である必要はありません)

mysql> grant all on opensim.* to opensim@localhost identified by "******";
これはデータベースopensimに関するすべての権限(opensim.*)をパスワード「******」とともにローカルホスト上のユーザー「opensim」にあたえる、という意味です。
mysql> show databases;
と入れてみると新しく「opensim」というデータベースができているのがわかります。

以上でMySQLの準備は完了です。
Opensimをスタンドアロン(公開グリッドに接続している場合も含んで)で動かすときのデフォールトのデータベースはSQLiteですが、もちろんMySQLを使うこともできます。(MySQLをつかったほうがだんぜん処理速度が速いということですが、すくなくとももとちゃのシムの規模では違いは体感できませんでした^^;)
2012年07月12日
グリッドモードとハイパーリンク(前口上)
もちとちゃはいまOpenSImのハイパーグリッドモードで「もとちゃグリッド」を試験的に立ち上げています。
そんくすでそのことをお知らせしたところ何人もの方から設定方法をぜひ公開してほしい、というリクエストいただきました。
うーん、困った^^
この「めざせた!こ焼き屋さん」はいままで誰でもできる簡単な方法でOpenSimを使って自分自身のシムをたちあげるやり方を説明してきました。でも「ハイパーグリッド」となると決して「簡単」ではありません。
ついてこられない方もたぶんでてくるでしょう。
なおかつそれだけの手間をかけて立ち上げたとして、実際のところ「グリッドモード」でOSgridにシムを公開しているのと利点はそれほどかわらないんです。
ハイパーリンクで結びつくことであなたのシムからはOSgridなどの公開グリッド上の各シムへテレポートで移動することができます。また逆にお友達を自分のシムへ招くこともできます。
OSgridで入手したアイテムをインベントリの中に入れたまま自分のシムに持ち込むことも可能です。
でもこれらはごく普通に「グリッドモード」でシムを公開していてできることです。(唯一の利点は--インベントリの中身をはじめとする各種サーバーを自前で持っているために--たとえOSgridがある日とつぜんなくなってしまったとしても失われるものがない、ということです。そのかわりまめにバックアップをとっておかないと万一のときインベントリごとすべて失われてしまいますけどね^^;)
ところで上の文章で「グリッドモード」と書いているのは正しい呼び方ではありません(申しわけございません。わたくし、いままでウソをついておりました^^;)
この「たこ焼き屋さん」の解説では自分のPCの中だけでシミュレーターを立ち上げるOpenSImの「スタンドアロン」に対して--例えばOSgridなどへシムを公開するモードを「グリッドモード」と呼んできました。
でも正しくはこれはOpenSimの「グリッドモード」ではありません。(しいていえば「リージョンモード」のなかでスタンドアロンではなく公開されたグリッドへ接続することが可能な特別な設定モードでの動作、ということになるかと思います。)
例えばみなさんは「グリッドモードではデータベースとしてMySQLが必須」という言葉をどこかで聞かれたことがあるかもしれません。
で、OSgridなどにシムを公開する準備としてMySQLのインストールをしなければならないと思っていた方もいらっしゃるでしょう。
もとちゃは「たこ焼き屋さん」のどこかで確かこれは「都市神話」(GoodJob!の清水さんの命名です^^)だと書きました。たしかに公開グリッドにシムを立ち上げるに際してMySQLは必要ありません。(デフォルトのSQLiteでだいじょうぶです)
じつはOSgridにシムを公開している段階ではOpenSimというサーバーアプリケーションの持っている力のほんのごく一部を働かせているだけなんです。(だからデータベースも小ぶりで足りています。)
それに対して(本当の意味での)「グリッドモード」で動かすということは要するにOpenSimをフルスラスト--推進力100パーセントで作動させる、ということです。(つまり本格的データベースであるMySQLが必要とされます。)
だからこそそれは簡単ではありません。でも、もしそれに成功し、そしてそれで何ができるかをちょっとでも予感したら、たぶん多くの人がOpenSimの持つ大きな可能性に目をみはることでしょう。
残念ながらインターネットの現状ではそれはいまだ「可能性」にとどまっているんですけど^^;
そんくすでそのことをお知らせしたところ何人もの方から設定方法をぜひ公開してほしい、というリクエストいただきました。
うーん、困った^^
この「めざせた!こ焼き屋さん」はいままで誰でもできる簡単な方法でOpenSimを使って自分自身のシムをたちあげるやり方を説明してきました。でも「ハイパーグリッド」となると決して「簡単」ではありません。
ついてこられない方もたぶんでてくるでしょう。
なおかつそれだけの手間をかけて立ち上げたとして、実際のところ「グリッドモード」でOSgridにシムを公開しているのと利点はそれほどかわらないんです。
ハイパーリンクで結びつくことであなたのシムからはOSgridなどの公開グリッド上の各シムへテレポートで移動することができます。また逆にお友達を自分のシムへ招くこともできます。
OSgridで入手したアイテムをインベントリの中に入れたまま自分のシムに持ち込むことも可能です。
でもこれらはごく普通に「グリッドモード」でシムを公開していてできることです。(唯一の利点は--インベントリの中身をはじめとする各種サーバーを自前で持っているために--たとえOSgridがある日とつぜんなくなってしまったとしても失われるものがない、ということです。そのかわりまめにバックアップをとっておかないと万一のときインベントリごとすべて失われてしまいますけどね^^;)
ところで上の文章で「グリッドモード」と書いているのは正しい呼び方ではありません(申しわけございません。わたくし、いままでウソをついておりました^^;)
この「たこ焼き屋さん」の解説では自分のPCの中だけでシミュレーターを立ち上げるOpenSImの「スタンドアロン」に対して--例えばOSgridなどへシムを公開するモードを「グリッドモード」と呼んできました。
でも正しくはこれはOpenSimの「グリッドモード」ではありません。(しいていえば「リージョンモード」のなかでスタンドアロンではなく公開されたグリッドへ接続することが可能な特別な設定モードでの動作、ということになるかと思います。)
例えばみなさんは「グリッドモードではデータベースとしてMySQLが必須」という言葉をどこかで聞かれたことがあるかもしれません。
で、OSgridなどにシムを公開する準備としてMySQLのインストールをしなければならないと思っていた方もいらっしゃるでしょう。
もとちゃは「たこ焼き屋さん」のどこかで確かこれは「都市神話」(GoodJob!の清水さんの命名です^^)だと書きました。たしかに公開グリッドにシムを立ち上げるに際してMySQLは必要ありません。(デフォルトのSQLiteでだいじょうぶです)
じつはOSgridにシムを公開している段階ではOpenSimというサーバーアプリケーションの持っている力のほんのごく一部を働かせているだけなんです。(だからデータベースも小ぶりで足りています。)
それに対して(本当の意味での)「グリッドモード」で動かすということは要するにOpenSimをフルスラスト--推進力100パーセントで作動させる、ということです。(つまり本格的データベースであるMySQLが必要とされます。)
だからこそそれは簡単ではありません。でも、もしそれに成功し、そしてそれで何ができるかをちょっとでも予感したら、たぶん多くの人がOpenSimの持つ大きな可能性に目をみはることでしょう。
残念ながらインターネットの現状ではそれはいまだ「可能性」にとどまっているんですけど^^;
2012年05月05日
簡単びっくりメガリージョン
ときどき耳にするけど「メガリージョン」っていったい何でしょう?
メガリージョンは読んで字のごとしーー256×256メートルの制限を越えた「メガ」サイズのシム=「リージョン」です。
セカンドライフではありえませんがOpenSimを立ち上げている人ならだれでも簡単な設定でつくることができます。
残念ながらまだOpenSimはアルファ段階なためメガリージョンにしたときOARデータのプリムの読み込みなどでたまにパグがあるようです。
でもシムを複数あつめてひとつのメガリージョンにすると「シム境」がなくなって移動がスムーズになるという長所もあります。
とくに乗り物でシムを越えるとき、OpenSimだと上手くいかずにシム落ちなどのトラブルにむすびつきますけど、メガリージョンにしておけばその心配はなくなります。
物は試し、あなたも挑戦してみたらいかがでしょうか?
(参考は−−
http://opensimulator.org/wiki/メガ・リージョンの設定
)
複数のシムをまとめてひとつのシムにするわけですから、まず複数のシムをつくらなければなりません^^
もうすでにご自分でいくつものシムをたちあげてる方もたくさんいらっしゃるようですけれど、いちおうもとちゃブログではまだとりあげていなかったーーというかとりあげるのをすっかり忘れていたーーので、この場を借りて簡単に説明させていただきます。(^^;)
(注:「簡単な説明」ではわからない!という声もあるようなのでもうすこし詳しい説明をべつに用意しました。以下の説明ではいまひとつ、という方はそちら「特別授業」をごらんください^^
まずOpenSimのフォルダを開いてbin→Regions→Regions.ini書類をみつけてください。エディターで開くと最初にたちあげたとき質問に答えたときのあなたのシムの設定が書かれているはずです。

シムの数を増やすにはこの書類の設定に新しいシムのぶんを追加しなければなりません。
まずいまある設定をまるまるコピーして、書類のちょっと下あたりにペーストしましょう。
そしてペーストした設定のうち四箇所だけを変更します。
最初に(1)「シムの名前」を変えてください。グリッド上に同じ名前のシムがあってはいけません。
つぎに(2)「シムのUUID」を変更します。UUIDも同じものが重なってはいけません。
本来は専用のサイトなどで新規に発行してもらうのがベストですけれど、手作業でもとのUUIDの一部だけ修正すればよほど運が悪くないかぎり通用するはずです^^
そして(3)「シムの位置」をもともとのシムと上か右(北か東)にグリッド座標ひとつずらしてください。シムがふたつだけならどちらにずらしてもいいですが、三つ以上の場合方はずらし方(順序づけの仕方)はひととおりにしてください。つまり、たとえば四つのシムの場合ならリストの一番目のシムと四番目のシムが「南西→北東」にそれぞれ位置するように並ぶわけです。
最後に(4)「ポート番号」を変えてください。シムがひとつのとき「9000」であったら、たとえばふたつめは「9001」という具合に…。
(これは同時にルーター設定のほうで開いてあるポートをそのぶん増やさなければならない、ということです。)

もしシムがmegaten1からmegaten4まで四つあるとしたら、そのRegions.ini書類はこんなふうになるわけです。

OpenSimをたちあげてみると「たこ焼き」が増えています^^

地図をみるとよくわかりますね。

以上がシムの増やし方です。
ここまではOKでしょうか?
ではいよいよ本題のメガリージョンの設定にうつります!
といっても設定はびっくりするほど簡単。修正するのはOpenSim.iniとRegions.iniのふたつだけです。
まず/binのなかにあるOpenSim.iniをエディターでひらいてください。

いちばん上からすぐのところに最初の[Startup]と書かれた項目があります。

この中の上から141行目あたり。
; CombineContiguousRegions = False
と書かれた箇所のコメントアウト「;」を外してください。

ついで「False」を「True」にします。
OpenSim.iniを保存したらつぎにはRegionsフォルダのなかのRegions.iniをひらきます。
そして
http://opensimulator.org/wiki/メガ・リージョンの設定
の最後のほうにRegions.iniの設定サンプルが載っていますからそれを参考にして追加の項目をつけ加えます。

とはいってもコメントアウトされていて意味があるのは
ClampPrimSize = False
という一項目だけのようです。(あとはなくてもいいはずですが先々のために一応おいておきますね^^)

保存したら設定は完了です。OpenSimをたちあげてみると‥

とくに変わったところはないようですが確かにシム境を越えるときのラグがなくなっています。

車を走らせても快適!^^
メガリージョンは読んで字のごとしーー256×256メートルの制限を越えた「メガ」サイズのシム=「リージョン」です。
セカンドライフではありえませんがOpenSimを立ち上げている人ならだれでも簡単な設定でつくることができます。
残念ながらまだOpenSimはアルファ段階なためメガリージョンにしたときOARデータのプリムの読み込みなどでたまにパグがあるようです。
でもシムを複数あつめてひとつのメガリージョンにすると「シム境」がなくなって移動がスムーズになるという長所もあります。
とくに乗り物でシムを越えるとき、OpenSimだと上手くいかずにシム落ちなどのトラブルにむすびつきますけど、メガリージョンにしておけばその心配はなくなります。
物は試し、あなたも挑戦してみたらいかがでしょうか?
(参考は−−
http://opensimulator.org/wiki/メガ・リージョンの設定
)
複数のシムをまとめてひとつのシムにするわけですから、まず複数のシムをつくらなければなりません^^
もうすでにご自分でいくつものシムをたちあげてる方もたくさんいらっしゃるようですけれど、いちおうもとちゃブログではまだとりあげていなかったーーというかとりあげるのをすっかり忘れていたーーので、この場を借りて簡単に説明させていただきます。(^^;)
(注:「簡単な説明」ではわからない!という声もあるようなのでもうすこし詳しい説明をべつに用意しました。以下の説明ではいまひとつ、という方はそちら「特別授業」をごらんください^^
まずOpenSimのフォルダを開いてbin→Regions→Regions.ini書類をみつけてください。エディターで開くと最初にたちあげたとき質問に答えたときのあなたのシムの設定が書かれているはずです。

シムの数を増やすにはこの書類の設定に新しいシムのぶんを追加しなければなりません。
まずいまある設定をまるまるコピーして、書類のちょっと下あたりにペーストしましょう。
そしてペーストした設定のうち四箇所だけを変更します。
最初に(1)「シムの名前」を変えてください。グリッド上に同じ名前のシムがあってはいけません。
つぎに(2)「シムのUUID」を変更します。UUIDも同じものが重なってはいけません。
本来は専用のサイトなどで新規に発行してもらうのがベストですけれど、手作業でもとのUUIDの一部だけ修正すればよほど運が悪くないかぎり通用するはずです^^
そして(3)「シムの位置」をもともとのシムと上か右(北か東)にグリッド座標ひとつずらしてください。シムがふたつだけならどちらにずらしてもいいですが、三つ以上の場合方はずらし方(順序づけの仕方)はひととおりにしてください。つまり、たとえば四つのシムの場合ならリストの一番目のシムと四番目のシムが「南西→北東」にそれぞれ位置するように並ぶわけです。
最後に(4)「ポート番号」を変えてください。シムがひとつのとき「9000」であったら、たとえばふたつめは「9001」という具合に…。
(これは同時にルーター設定のほうで開いてあるポートをそのぶん増やさなければならない、ということです。)

もしシムがmegaten1からmegaten4まで四つあるとしたら、そのRegions.ini書類はこんなふうになるわけです。

OpenSimをたちあげてみると「たこ焼き」が増えています^^

地図をみるとよくわかりますね。

以上がシムの増やし方です。
ここまではOKでしょうか?
ではいよいよ本題のメガリージョンの設定にうつります!
といっても設定はびっくりするほど簡単。修正するのはOpenSim.iniとRegions.iniのふたつだけです。
まず/binのなかにあるOpenSim.iniをエディターでひらいてください。

いちばん上からすぐのところに最初の[Startup]と書かれた項目があります。

この中の上から141行目あたり。
; CombineContiguousRegions = False
と書かれた箇所のコメントアウト「;」を外してください。

ついで「False」を「True」にします。
OpenSim.iniを保存したらつぎにはRegionsフォルダのなかのRegions.iniをひらきます。
そして
http://opensimulator.org/wiki/メガ・リージョンの設定
の最後のほうにRegions.iniの設定サンプルが載っていますからそれを参考にして追加の項目をつけ加えます。

とはいってもコメントアウトされていて意味があるのは
ClampPrimSize = False
という一項目だけのようです。(あとはなくてもいいはずですが先々のために一応おいておきますね^^)

保存したら設定は完了です。OpenSimをたちあげてみると‥

とくに変わったところはないようですが確かにシム境を越えるときのラグがなくなっています。

車を走らせても快適!^^
2012年03月09日
今日は凶でも明日は鯖っ!
このもとちゃのブログではすべての人によるすべての人のためのOpenSimシムの公開を目指しています。そこで各々の人の主としてNATループバック対応に関するインターネット接続条件によって大吉、中吉、小吉、末吉…のケースにおおまかに分けて、その中での公開方法をあれこれ書いてきました。
でも世の中にはもっと運の悪い方もいらっしゃいます。
たとえばCATVを利用している人でサービスを提供している会社によっては家にふられたアドレスがプライベート・アドレスだったりすることがあります。この場合そもそもエクスターナルIPアドレスがわりふられていないのですから何をどうやってもopensimのサーバーを立てることは不可能です。
ーーでは、そんな「凶」運なわたしはどうしたらいいの?
もとちゃのおすすめは迷わずレンタルサーバーです。
たしかに毎月レンタル代こそ払わなければなりませんけど、何よりいいのは常時接続が可能であるってことです。
たとえ「大吉」な人であっても常時接続はなかなか大変なことです。たぶんふだん使いのPCの他にサーバー専用のPCを用意する必要があります。そのサーバー用PCに数万円也を投資し、OSと必要なソフトをインストールして設定し、opensimをグリッドに接続するための設定をし、さらに常時駆動する筐体の発熱問題を解決し、そのうえで毎月そこそこの電気料金が余分にかかってきます。
まあそれもまた楽し、という方はそれはそれでよし。すべては考え方ですけれどーーレンタルサーバーをチョイスするのがやっぱりいちばん楽じゃないのかな?
とくにYOUR SIM SPOTなど「リージョンホスティング」(シム公開サービス)に特化したもの
http://YourSimSpot.com/HostingServices.aspx
などを利用すればほとんど手間いらずでグリッドにシムを持つことができます。(これはたぶんあゆみちゃんのブログhttp://ayumura.slmame.com/のほうで詳しくやってくれるはずです)←もうすこしお待ちください、とのことです^^
http://sl-sns.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=2067
↑ホスティングへの申し込み方法が紹介されています。^^
で、そっちはあゆみちゃんにおまかせして、ここではそれとはまた別にもうすこし手間のかかる(でももうすこし安い^^;)やつ、
VPS(仮想プライベートサーバー)を利用したOpenSimの公開設定について丁寧かつ詳細にやっていきたいと思います。
ネットでよくみるレンタルサーバーサービスがこれなんですが、たいていOSにLinuxが使われていてIT技術の専門家(?)でない人にはちょっとばかり敷居が高いと感じられる部分があることは事実です。(Windowsを使ったサービスもないわけじゃないんですが敷居のかわりに今度は値段が高いです)
でも、opensim公開についていろいろな設定をすでに勉強してきたみなさんにとっては、たぶんこれまで以上に難しいという部分はそうないはずです。なおかつ、じっさいもとちゃが体験したことを一挙手一投足にわたってレポートする形でいきますから、コンピューターにそんなに詳しくない方でも大丈夫、ついてこれることを保証します!( --とこのさい言い切ってしまおう^^)
今日は凶で涙をのんだあなたも、明日は立派にグリッドサーバーを立ち上げて自分のシムを公開できますよっ!
http://motocha.slmame.com/e1213417.html
↑ Linuxについての簡単な使い方の説明はこのページにあります。
(レンタルサーバーの利用方法についてはただいま準備中です^^; いましばらくお待ちください m(_ _ )m)
http://motocha.slmame.com/e1208636.html
http://motocha.slmame.com/e1217647.html
↑ DTI、さくら、それぞれのVPSサーバーへの申し込み方を書きました。
でも世の中にはもっと運の悪い方もいらっしゃいます。
たとえばCATVを利用している人でサービスを提供している会社によっては家にふられたアドレスがプライベート・アドレスだったりすることがあります。この場合そもそもエクスターナルIPアドレスがわりふられていないのですから何をどうやってもopensimのサーバーを立てることは不可能です。
ーーでは、そんな「凶」運なわたしはどうしたらいいの?
もとちゃのおすすめは迷わずレンタルサーバーです。
たしかに毎月レンタル代こそ払わなければなりませんけど、何よりいいのは常時接続が可能であるってことです。
たとえ「大吉」な人であっても常時接続はなかなか大変なことです。たぶんふだん使いのPCの他にサーバー専用のPCを用意する必要があります。そのサーバー用PCに数万円也を投資し、OSと必要なソフトをインストールして設定し、opensimをグリッドに接続するための設定をし、さらに常時駆動する筐体の発熱問題を解決し、そのうえで毎月そこそこの電気料金が余分にかかってきます。
まあそれもまた楽し、という方はそれはそれでよし。すべては考え方ですけれどーーレンタルサーバーをチョイスするのがやっぱりいちばん楽じゃないのかな?
とくにYOUR SIM SPOTなど「リージョンホスティング」(シム公開サービス)に特化したもの
http://YourSimSpot.com/HostingServices.aspx
などを利用すればほとんど手間いらずでグリッドにシムを持つことができます。(これはたぶんあゆみちゃんのブログhttp://ayumura.slmame.com/のほうで詳しくやってくれるはずです)←
http://sl-sns.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=2067
↑ホスティングへの申し込み方法が紹介されています。^^
で、そっちはあゆみちゃんにおまかせして、ここではそれとはまた別にもうすこし手間のかかる(でももうすこし安い^^;)やつ、
VPS(仮想プライベートサーバー)を利用したOpenSimの公開設定について丁寧かつ詳細にやっていきたいと思います。
ネットでよくみるレンタルサーバーサービスがこれなんですが、たいていOSにLinuxが使われていてIT技術の専門家(?)でない人にはちょっとばかり敷居が高いと感じられる部分があることは事実です。(Windowsを使ったサービスもないわけじゃないんですが敷居のかわりに今度は値段が高いです)
でも、opensim公開についていろいろな設定をすでに勉強してきたみなさんにとっては、たぶんこれまで以上に難しいという部分はそうないはずです。なおかつ、じっさいもとちゃが体験したことを一挙手一投足にわたってレポートする形でいきますから、コンピューターにそんなに詳しくない方でも大丈夫、ついてこれることを保証します!( --とこのさい言い切ってしまおう^^)
今日は凶で涙をのんだあなたも、明日は立派にグリッドサーバーを立ち上げて自分のシムを公開できますよっ!
http://motocha.slmame.com/e1213417.html
↑ Linuxについての簡単な使い方の説明はこのページにあります。
http://motocha.slmame.com/e1208636.html
http://motocha.slmame.com/e1217647.html
↑ DTI、さくら、それぞれのVPSサーバーへの申し込み方を書きました。
2012年03月02日
「末吉」捨て身のスープレックス!
このもとちゃのブログではあなたが持ってるルーターなどネットへの接続条件によって吉凶を占ってきました。
幸運にもNATループバックとダイナミックDNS対応ルーターをお持ちの方は「大吉」。
NATループバック対応だけどダイナミックDNSには未対応の方は「中吉」。
…で、ここから先はもっと不運な方…両方とも未対応という「小吉」「末吉」な人むけのお話です^^
とはいっても「小吉」な人とは(もとちゃの独断的分類では)対応ルーターを新たに購入しいままでのものと置き換えさえすればめでたく問題解決する方です。
つまりどの機種のルーターを選択すればいいか?ということに問題はつきるわけですから、前出した一覧表
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
など参考にされた上でご自分の条件に最もマッチした機種を購入なさってください。(「無料のシム」を獲得するためにどのぐらい出費できるか? どうぞ財布ともよく相談してください^^)
注:(勝手に参考にしておいて悪いんですが^^)この「一覧表」はたぶんまだまだ不十分なものです。既成のすべてのルーターについて調べてあるわけではないでしょうし、またこの先ルーターを作っているメーカーさんがNATループバック対応の新製品を発表することもありえます。おいおい、もっと充実した一覧表を作っていけたらなと思っています。
そんなわけで、「小吉」さんむけの話題もけっして終わってしまってしまえるはずはないのですが、とりあえず今はここまでにしておきます。
さて、いっぽう「末吉」な人とは、NATループバック未対応でありながらなおかつ何かの理由で現在使っているルーターを取り外せない方です(ちなみにかく言うわたしもこの末吉です^^「Bフレッツ+ひかり電話」なのでNTTの専用ルーターを外すわけにいかないんです)
ここから先は「末吉」な場合どうするか? というお話に移ります。これはたぶん人さまざまな問題がからんでいるので一般原則というのはないんじゃないか、とも思います。そこでとりあえず、わたし自身の体験談的なレポートを書いてみることにします^^ (これはあくまでわたしの個人的で限定された条件の中でのやり方ですから参考にはなるかもしれませんが、そのままそっくり真似ても必ずうまくいく保証はありません。仮に結果地球の半分がふっとんでしまってももとちゃはしーらんぺ。すべて自己責任(^^;)でお願いしますね。
【もとちゃの場合】
「Bフレッツ+ひかり電話」(マンションタイプ)を契約してNTTさんから送られてきたのが「RV-S340NE」というルーターです。このルーターを使ってる人わりと多いかもしれません。ADSLVDSLモデムとひかり電話に対応したルーターが一体になったやつです。

←これでOpenSImをグリッドモードで動かすべくNATループバックに対応にするためにはNTTの契約を「ひかり電話なし」に変えてADSLVDSLモデム単体をレンタルし(あるいは契約そのものをやめてADSLモデムを自分で購入し)さらに前出の対応ルーターを購入したうえで両者を接続する必要があります。
でもひかり電話はやめたくありません! だって安いんだもん!^^;
あーん、どうしたらいいのっ! 頭をかかえてもとちゃが必死にあちこちぐぐっていたら運良くひとつ解決法らしきものが見つかりました。
上述したように「RV-S340NE」はADSLVDSLモデムとルーターが一体になっているのですが、それをそれぞれ切り離して使う方法です。
まず「RV-S340NE」をしっかり作業台に固定して、つぎにおもむろに道具箱から金ノコをとりだして…
すいません嘘です^^;
そうではなくて、まず下のページをごらんになってください。
http://park2.wakwak.com/~k-maru/bflets/bflets.html
この方はべつにオープンシムを立ち上げるためにこの工夫を考えられたわけではないのでしょうけどたまたまバッファローのBBR-4HGと二重ルーターの形で使用していますね。
よく読んでいただければこのページだけでもわかると思うのですけど、いちおうもとちゃも解説いれておきます。
まず上出のサイトにあるとおり「RV-S380NE」のほうで以下の設定をしておきます。
1.WAN接続設定はすべて消去。
2.PPPoEプリッジはOFF
3.IPv6プリッジもOFF
4.もしMDI/MDI-XがMDI-X固定になっていたら自動に設定する。
「RV-S340NE」はADSLVDSLモデムとルーターが一体になっていると言いました。でもこのふたつを接続しているコネクターは外部から見ることができます。

蓋を外すとこうなってます。

これがモデムとルーターを接続しているコネクターです。つまりまずこれを抜いてしまいます。
抜いた上でモデムから来ている線を(画面では青い「きしめん」コード)でハブにもっていきます。で今度はまたハブから(青い丸コードと白いRJ45中継コネクタ、つまりLANのオス同士をつなぐやつ^^をつかって)ルーターにいってる線にもどしてやります。

複雑怪奇なことをやってるみたいですが、要するに自分自身のハブを使ってモデムからの線をルーターの手前で分岐しているわけですね。
それで分岐した一方を(青いコード)ひかり電話のためにRV-S340NEへ、もういっぽうを(うめむらさき色のコード)NATループバック対応のBBR-4HGへもっていってるわけです。(このうめむらさき色コードはBBR-4HGのWANポートに接続します)

最後にBBR-4HGのほうはWAN設定でPPPoEクライアントを選択しておきます。
まあぶっちゃけたはなし強引なブリッジ技(ジャーマン・スープレックス)でルーターの二重接続がためにもっていった、といったところかも^^
かかる費用は最短のLANケーブル二本と中継コネクタひとつをヤマダ電機で購入して千円ちょっと。あとバッファローのBBR-4HGルーターが二千五、六百円程度でしたから四千円かからずOSgridにシムを公開できた計算になります。(BBR-4MGだとさらに安くなるでしょう)
もちろんひかり電話のほうも何の問題もなく使えます。(ただ紹介したサイトを読むとフレッツスクエアへの常時接続はやめておいたほうがいいみたいですね。もとちゃはしてませんが…)
なおこの方法はRV-S340NEにかぎらず構造が似ているルーターだったら使えるんじゃないかな、と思います。
(だからといって筐体を開けたりするとそれこそ地球半分ふっとびかねないので気をつけてくださいね^^)
追記:ありがたいことにわたしのつたない日記をちゃんと読んでいただいていたらしく「GoodJob!」のあの清水さんから以下のようなコメントをいただきました^^
ーーーー
添削です~ (笑)
>ADSLモデムとひかり電話に対応したルーターが一体になったやつです。
ADSLではなく、VDSLです。
ADSLは、一般電話回線でインターネットを行う方式で、送信と受信で速度が違います(受信は早いけど送信は遅い)。
VDSLは、マンションのMDF(電話局が設置するミニ交換機)から、各部屋へ電話線を利用してインターネットを接続します。こちらは、送受信の速度は同一で、RVシリーズの場合は、最大100Mbpsです。
後は、技術的には、RVを分離してEthernetケーブルをRVのLANポートHUBへ戻す方法は、お勧め出来ません。RVがルータなので動作していますが、イーサネットのスイッチとしては問題ありです。
ネットワーク的には、経路がループしている状態で、それをルータが抑制しているので動作はしてますが・・・
出来れば、VDSLから2ポートのハブで分割して、一方をRV本体へ戻し、もう一方を4HGへ接続しましょう。
ご参考:
http://tshimizu.cocolog-nifty.com/good_job/2008/07/logitec_lansw03.html
ーーーー
心強いです^^
つまり自分自身のハブじゃなく別個に購入したのを使ったほうがより安心だよ!、というアドバイスですね^^
清水さん、ありがとうございました!
(3 Mar.21:35)
幸運にもNATループバックとダイナミックDNS対応ルーターをお持ちの方は「大吉」。
NATループバック対応だけどダイナミックDNSには未対応の方は「中吉」。
…で、ここから先はもっと不運な方…両方とも未対応という「小吉」「末吉」な人むけのお話です^^
とはいっても「小吉」な人とは(もとちゃの独断的分類では)対応ルーターを新たに購入しいままでのものと置き換えさえすればめでたく問題解決する方です。
つまりどの機種のルーターを選択すればいいか?ということに問題はつきるわけですから、前出した一覧表
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
など参考にされた上でご自分の条件に最もマッチした機種を購入なさってください。(「無料のシム」を獲得するためにどのぐらい出費できるか? どうぞ財布ともよく相談してください^^)
注:(勝手に参考にしておいて悪いんですが^^)この「一覧表」はたぶんまだまだ不十分なものです。既成のすべてのルーターについて調べてあるわけではないでしょうし、またこの先ルーターを作っているメーカーさんがNATループバック対応の新製品を発表することもありえます。おいおい、もっと充実した一覧表を作っていけたらなと思っています。
そんなわけで、「小吉」さんむけの話題もけっして終わってしまってしまえるはずはないのですが、とりあえず今はここまでにしておきます。
さて、いっぽう「末吉」な人とは、NATループバック未対応でありながらなおかつ何かの理由で現在使っているルーターを取り外せない方です(ちなみにかく言うわたしもこの末吉です^^「Bフレッツ+ひかり電話」なのでNTTの専用ルーターを外すわけにいかないんです)
ここから先は「末吉」な場合どうするか? というお話に移ります。これはたぶん人さまざまな問題がからんでいるので一般原則というのはないんじゃないか、とも思います。そこでとりあえず、わたし自身の体験談的なレポートを書いてみることにします^^ (これはあくまでわたしの個人的で限定された条件の中でのやり方ですから参考にはなるかもしれませんが、そのままそっくり真似ても必ずうまくいく保証はありません。仮に結果地球の半分がふっとんでしまってももとちゃはしーらんぺ。すべて自己責任(^^;)でお願いしますね。
【もとちゃの場合】
「Bフレッツ+ひかり電話」(マンションタイプ)を契約してNTTさんから送られてきたのが「RV-S340NE」というルーターです。このルーターを使ってる人わりと多いかもしれません。
←これでOpenSImをグリッドモードで動かすべくNATループバックに対応にするためにはNTTの契約を「ひかり電話なし」に変えて
でもひかり電話はやめたくありません! だって安いんだもん!^^;
あーん、どうしたらいいのっ! 頭をかかえてもとちゃが必死にあちこちぐぐっていたら運良くひとつ解決法らしきものが見つかりました。
上述したように「RV-S340NE」は
まず「RV-S340NE」をしっかり作業台に固定して、つぎにおもむろに道具箱から金ノコをとりだして…
すいません嘘です^^;
そうではなくて、まず下のページをごらんになってください。
http://park2.wakwak.com/~k-maru/bflets/bflets.html
この方はべつにオープンシムを立ち上げるためにこの工夫を考えられたわけではないのでしょうけどたまたまバッファローのBBR-4HGと二重ルーターの形で使用していますね。
よく読んでいただければこのページだけでもわかると思うのですけど、いちおうもとちゃも解説いれておきます。
まず上出のサイトにあるとおり「RV-S380NE」のほうで以下の設定をしておきます。
1.WAN接続設定はすべて消去。
2.PPPoEプリッジはOFF
3.IPv6プリッジもOFF
4.もしMDI/MDI-XがMDI-X固定になっていたら自動に設定する。
「RV-S340NE」は

蓋を外すとこうなってます。

これがモデムとルーターを接続しているコネクターです。つまりまずこれを抜いてしまいます。
抜いた上でモデムから来ている線を(画面では青い「きしめん」コード)でハブにもっていきます。で今度はまたハブから(青い丸コードと白いRJ45中継コネクタ、つまりLANのオス同士をつなぐやつ^^をつかって)ルーターにいってる線にもどしてやります。

複雑怪奇なことをやってるみたいですが、要するに自分自身のハブを使ってモデムからの線をルーターの手前で分岐しているわけですね。
それで分岐した一方を(青いコード)ひかり電話のためにRV-S340NEへ、もういっぽうを(うめむらさき色のコード)NATループバック対応のBBR-4HGへもっていってるわけです。(このうめむらさき色コードはBBR-4HGのWANポートに接続します)

最後にBBR-4HGのほうはWAN設定でPPPoEクライアントを選択しておきます。
まあぶっちゃけたはなし強引なブリッジ技(ジャーマン・スープレックス)でルーターの二重接続がためにもっていった、といったところかも^^
かかる費用は最短のLANケーブル二本と中継コネクタひとつをヤマダ電機で購入して千円ちょっと。あとバッファローのBBR-4HGルーターが二千五、六百円程度でしたから四千円かからずOSgridにシムを公開できた計算になります。(BBR-4MGだとさらに安くなるでしょう)
もちろんひかり電話のほうも何の問題もなく使えます。(ただ紹介したサイトを読むとフレッツスクエアへの常時接続はやめておいたほうがいいみたいですね。もとちゃはしてませんが…)
なおこの方法はRV-S340NEにかぎらず構造が似ているルーターだったら使えるんじゃないかな、と思います。
(だからといって筐体を開けたりするとそれこそ地球半分ふっとびかねないので気をつけてくださいね^^)
追記:ありがたいことにわたしのつたない日記をちゃんと読んでいただいていたらしく「GoodJob!」のあの清水さんから以下のようなコメントをいただきました^^
ーーーー
添削です~ (笑)
>ADSLモデムとひかり電話に対応したルーターが一体になったやつです。
ADSLではなく、VDSLです。
ADSLは、一般電話回線でインターネットを行う方式で、送信と受信で速度が違います(受信は早いけど送信は遅い)。
VDSLは、マンションのMDF(電話局が設置するミニ交換機)から、各部屋へ電話線を利用してインターネットを接続します。こちらは、送受信の速度は同一で、RVシリーズの場合は、最大100Mbpsです。
後は、技術的には、RVを分離してEthernetケーブルをRVのLANポートHUBへ戻す方法は、お勧め出来ません。RVがルータなので動作していますが、イーサネットのスイッチとしては問題ありです。
ネットワーク的には、経路がループしている状態で、それをルータが抑制しているので動作はしてますが・・・
出来れば、VDSLから2ポートのハブで分割して、一方をRV本体へ戻し、もう一方を4HGへ接続しましょう。
ご参考:
http://tshimizu.cocolog-nifty.com/good_job/2008/07/logitec_lansw03.html
ーーーー
心強いです^^
つまり自分自身のハブじゃなく別個に購入したのを使ったほうがより安心だよ!、というアドバイスですね^^
清水さん、ありがとうございました!
(3 Mar.21:35)
2012年02月27日
シム公開ー「中吉」なら賽をふれ!
NATループバックには対応しているけれどダイナミックDNSの自動更新はやってくれないーーそういう「中吉」ルーターをお持ちの方には「DiCE」があります!
まずは下のサイトを開いてください。
http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/

ページのいちばん上からちょっとスクロールしたところ…「DiCEとは…」以下に書かれてあるとおり、ダイナミックDNSサービスの更新作業を自動的に行ってくれるツールがDiCEなんです。
しかもフリーウェア! ありがたいですねー(ただ残念なのは対応OSがWindowsのみということ…^^;)
使い方はここからダウンロードしてインストールするだけ。

ウイザード対応だから何の問題もなし。

インストールが完了するとすぐに立ち上がります。

「編集」をクリックすると窓が開くのでご自分のダイナミックDNSサービスにあわせて設定すればおっけー
簡単ですよね^^
あとDiCE必要ないという「大吉」の人もこのサイトのダイナミックDNSの一覧表は役立ちます。^^

まずは下のサイトを開いてください。
http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/

ページのいちばん上からちょっとスクロールしたところ…「DiCEとは…」以下に書かれてあるとおり、ダイナミックDNSサービスの更新作業を自動的に行ってくれるツールがDiCEなんです。
しかもフリーウェア! ありがたいですねー(ただ残念なのは対応OSがWindowsのみということ…^^;)
使い方はここからダウンロードしてインストールするだけ。

ウイザード対応だから何の問題もなし。

インストールが完了するとすぐに立ち上がります。

「編集」をクリックすると窓が開くのでご自分のダイナミックDNSサービスにあわせて設定すればおっけー
簡単ですよね^^
あとDiCE必要ないという「大吉」の人もこのサイトのダイナミックDNSの一覧表は役立ちます。^^

2012年02月25日
OSgridでのシム公開!(「大吉な人」編その2)
くり返します。
OpenSimをグリッドモードで動かすとき前もって準備しておくべき項目は3つです。
2つだけです。
1.ダイナミックDNSサービスでドメイン名を取得しておく。(固定アドレスをお持ちの方は必要ありません)
2.あらかじめルーターを設定しておく。
3.データベースをMySQLにしておく。 都市伝説でした^^
グリッドモードで--MySQLなしで--OpenSimは動きます!
そして上のふたつの条件のうち1.についてはhttp://motocha.slmame.com/e1209310.htmlを、
2.についてはhttp://motocha.slmame.com/e1209327.htmlを参照してください。
さらにふたつの条件を満たした後、グリッドモードでのOpenSimの起動は、前述したスタンドアロンでの起動
http://motocha.slmame.com/e1205464.html
とほとんどいっしょです。
それでは「その1」の先をすすめていきましょう!

新しいバージョンから起動は32ビットであれ、64ビットであれ、「opensim.exe」でいけます。

スクロールが止まったところでリージョンの名前を入れます。UUIDはこのままでかまいません。

リージョンの位置はスタンドアロンと同じ「1000,1000」ではまずいです。
「準備体操その2」注1 http://motocha.slmame.com/e1207520.html で説明したようにグリッドマップから空いている座標を捜してください。

早い者勝ち!^^

インターナルIPアドレスは「準備体操その2」の注2 http://motocha.slmame.com/e1207520.html のようにコマンドウインドウを開いてあらかじめ調べておいてください。

インターナルポートは「9000」のままでかまいません。正しくはルーターで開放設定したポート番号でなければなりません。http://motocha.slmame.com/e1209327.html
ルーター設定のときふれましたが複数のシムを持つ場合はシムごとに違う番号が必要です。

エクスターナルホストネームは固定アドレスをお持ちならそれをそのまま、そうでない場合はダイナミックDNSサービスで取得したホスト名をいれてください。

エステートネーム(不動産名)はこのままでも好きな名前をつけてもok。
セカンドライフで言う「シムのオーナー」にあたるのがこの「エステート=不動産」の所有者。「シム(=リージョン)」のオーナーという言い方は厳密にいうとOpenSimでは正しくありません。(1エステートに1リージョンの場合だけこう言ってもいいかもしれませんけど、その場合でも所有しているのは「リージョン」ではなく「エステート」のほうです^^)

最後にエステートのオーナーとしてのアバターの氏名を入れます。これはすでにOSgridでアカウントを取得したアバターのものでなければいけません。
(当然、スタンドアロンと違ってパスワードを尋ねられることはありません。)

そののちコマンドウインドウのスクロールがスムーズに流れていき最終的に「リージョン名+#」で止まればもうしめたものです^^

ビューアーを立ち上げてログインすると(「home」を選択していれば)スタンドアロンとおなじ、「たこ焼き」風小島の上に出現します。

でもアバターはOSgridのそれですし、海のむこうにはお隣のシムの建物も……。
おめでとうございます! ここまでたどり着けばすでにあなたはOSgridでシムを公開する人たちの仲間のひとりです!
OpenSimをグリッドモードで動かすとき前もって準備しておくべき項目は
2つだけです。
1.ダイナミックDNSサービスでドメイン名を取得しておく。(固定アドレスをお持ちの方は必要ありません)
2.あらかじめルーターを設定しておく。
グリッドモードで--MySQLなしで--OpenSimは動きます!
そして上のふたつの条件のうち1.についてはhttp://motocha.slmame.com/e1209310.htmlを、
2.についてはhttp://motocha.slmame.com/e1209327.htmlを参照してください。
さらにふたつの条件を満たした後、グリッドモードでのOpenSimの起動は、前述したスタンドアロンでの起動
http://motocha.slmame.com/e1205464.html
とほとんどいっしょです。
それでは「その1」の先をすすめていきましょう!

新しいバージョンから起動は32ビットであれ、64ビットであれ、「opensim.exe」でいけます。

スクロールが止まったところでリージョンの名前を入れます。UUIDはこのままでかまいません。

リージョンの位置はスタンドアロンと同じ「1000,1000」ではまずいです。
「準備体操その2」注1 http://motocha.slmame.com/e1207520.html で説明したようにグリッドマップから空いている座標を捜してください。

早い者勝ち!^^

インターナルIPアドレスは「準備体操その2」の注2 http://motocha.slmame.com/e1207520.html のようにコマンドウインドウを開いてあらかじめ調べておいてください。

インターナルポートは「9000」のままでかまいません。正しくはルーターで開放設定したポート番号でなければなりません。http://motocha.slmame.com/e1209327.html
ルーター設定のときふれましたが複数のシムを持つ場合はシムごとに違う番号が必要です。

エクスターナルホストネームは固定アドレスをお持ちならそれをそのまま、そうでない場合はダイナミックDNSサービスで取得したホスト名をいれてください。

エステートネーム(不動産名)はこのままでも好きな名前をつけてもok。
セカンドライフで言う「シムのオーナー」にあたるのがこの「エステート=不動産」の所有者。「シム(=リージョン)」のオーナーという言い方は厳密にいうとOpenSimでは正しくありません。(1エステートに1リージョンの場合だけこう言ってもいいかもしれませんけど、その場合でも所有しているのは「リージョン」ではなく「エステート」のほうです^^)

最後にエステートのオーナーとしてのアバターの氏名を入れます。これはすでにOSgridでアカウントを取得したアバターのものでなければいけません。
(当然、スタンドアロンと違ってパスワードを尋ねられることはありません。)

そののちコマンドウインドウのスクロールがスムーズに流れていき最終的に「リージョン名+#」で止まればもうしめたものです^^

ビューアーを立ち上げてログインすると(「home」を選択していれば)スタンドアロンとおなじ、「たこ焼き」風小島の上に出現します。

でもアバターはOSgridのそれですし、海のむこうにはお隣のシムの建物も……。
おめでとうございます! ここまでたどり着けばすでにあなたはOSgridでシムを公開する人たちの仲間のひとりです!
2012年02月23日
OSgridでのシム公開!(「大吉な人」編その1)
もしあなたが幸運にも現在NATループバック対応かつダイナミックDNS対応のルーターを使用中であるなら、あなたはほとんど苦労なくOSgridでのシム公開にすすむことができます!
(対応ルーターは「準備体操その1」で触れたとおり
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
などをご参考に。
また上のページにとりあげられている製品のほかにも対応しているルーターはまだまだあるはずです。ただそれを確かめることは簡単ではなく……じっさい将来的にすべてのNATループバック対応ルーターを網羅したリストを提供することもこのブログのとおい目標のひとつです。もしリストにないルーターで「うごいちゃった!」という方はどうぞ もとちゃ までご連絡ください^^)
ではこれから運よくそうしたルーターをお持ちの「大吉」のみなさんのためにOSgridでのシム公開の方法をご紹介いたしましょう。
くりかえしますがOSgridにグリッドモードで接続するときはかならずOSgridホームページからダウンロードしたOpenSimを使用してください。(OpenSimのホームページからダウンロードしたものはスタンドアロンの設定になっています)

上の「Downloads」のタグをクリックします。
開いたページのうち上半分がシミュレーター関連です。下半分はビューアーです。すでにここからImprudenceビューアーをダウンロードしたことがありましたね^^
Current Releaseの枠のなかのバイナリパッケージをクリックしてダウンロードしてください。

ここでは現在のバージョンがいくつなのか、あえて書きません。恐ろしいぐらいのスピードで更新されるからです。
OpenSimは「アルファ」段階の技術だってことを思い出してください。バージョンアップのたびについていくのはちょっと大変だけど、いまできないことが半年先には簡単に実現しているかもしれません!

例のごとく「開く」?「保存」?をたずねられて、ダウンロード、解凍後のbinフォルダを開くと……(このあたりはスタンドアロンとまったくいっしょなのではしょっていいよね?^^)

Windows7の32ビットの方は「OpenSim.exe」を探してダブルクリックでたちあがります。

もしあなたがWindows7の64ビット版をつかっているなら「OpenSim.exe」ではなく「OpenSim.32BitLaunch.exe」のほうをダブルクリックしてください。
最新のバージョンから32ビット、64ビットにかかわらずどちらも「opensim.exe」で起動するようになったようです^^
さて、スタンドアロンはこれで立ち上げて問題ないんですが、グリッドモードの場合はちょっとまってください。
OpenSimを起動するまえにやっておくべきことが少しあります。
それについては「その2」で!^^
(対応ルーターは「準備体操その1」で触れたとおり
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
などをご参考に。
また上のページにとりあげられている製品のほかにも対応しているルーターはまだまだあるはずです。ただそれを確かめることは簡単ではなく……じっさい将来的にすべてのNATループバック対応ルーターを網羅したリストを提供することもこのブログのとおい目標のひとつです。もしリストにないルーターで「うごいちゃった!」という方はどうぞ もとちゃ までご連絡ください^^)
ではこれから運よくそうしたルーターをお持ちの「大吉」のみなさんのためにOSgridでのシム公開の方法をご紹介いたしましょう。
くりかえしますがOSgridにグリッドモードで接続するときはかならずOSgridホームページからダウンロードしたOpenSimを使用してください。(OpenSimのホームページからダウンロードしたものはスタンドアロンの設定になっています)

上の「Downloads」のタグをクリックします。
開いたページのうち上半分がシミュレーター関連です。下半分はビューアーです。すでにここからImprudenceビューアーをダウンロードしたことがありましたね^^
Current Releaseの枠のなかのバイナリパッケージをクリックしてダウンロードしてください。

ここでは現在のバージョンがいくつなのか、あえて書きません。恐ろしいぐらいのスピードで更新されるからです。
OpenSimは「アルファ」段階の技術だってことを思い出してください。バージョンアップのたびについていくのはちょっと大変だけど、いまできないことが半年先には簡単に実現しているかもしれません!

例のごとく「開く」?「保存」?をたずねられて、ダウンロード、解凍後のbinフォルダを開くと……(このあたりはスタンドアロンとまったくいっしょなのではしょっていいよね?^^)


最新のバージョンから32ビット、64ビットにかかわらずどちらも「opensim.exe」で起動するようになったようです^^
さて、スタンドアロンはこれで立ち上げて問題ないんですが、グリッドモードの場合はちょっとまってください。
OpenSimを起動するまえにやっておくべきことが少しあります。
それについては「その2」で!^^
2012年02月18日
シム公開の準備体操--その2
ここでOSgridにシム公開しているわたし自身のDoruLandiaリージョンの設定をごらんにいれましょう。前々回触れたあのbin/Regions/にある「Regions」ファイルです。

ごらんのとおりスタンドアロンのときの設定とよく似ています。
まる1.--はUUID。ひとりひとりべつべつの数字がはいります。ここはスタンドアロンとまったくいっしょにコンピューターが自動的につくって入れておいてくれます。
まる2.--これはリージョンのあるロケーションです。スタンドアロンのときは「1000,1000」でしたが、じっさいのグリッドに公開する場合はそうはいきません。ほかのシムのない座標を捜して数値をいれる必要があります。(注1)
まる3.--インターナル・アドレス。プライベート・アドレスとも呼ばれます。つまりあなたのローカルなネットのなかでのサーバーの動いているホストマシンのアドレスです。(注2)
まる4.--インターナルポート。ここもスタンドアロンのときといっしょで「9000」でだいじょうぶ。
まる5.--あの意味不明の設定^^ スタンドアロンとおなじく「False」にしておきましょう。。
まる6.--エクスターナル・ホスト・ネーム。外部のインターネットからみたあなたのIPアドレスを示す名前がここに入ります。(注3)
あなたはただOSgridのホームページからダウンロード、インストールしたOpenSimを立ち上げ、こうした設定になるようにスタンドアロンのときと同じようにコマンドラインからの質問に答えていけばいいだけです。
すべての質問に答えれば最後はリージョン名+rootでのマーカー点滅でコマンドウインドウのスクロールは停止し、ビューアーでOSgridにログインすればあなたは公開された自分自身のシムに立つことができます。
じつに簡単ですね!^^
----
注1:OSgridのグリッドのうち空いている場所を探すときは、まずOSgridのホームページのタブのうち……

「Grid」を選び、でてきたメニューのなかから

「Quick Map」を選択してください。

するとこんな画面が現れます。画面の青い部分がいま現在他の人のシムが置かれていない場所ですから、マウスで座標の数値を読み取ってメモしておきます。
注2:Windowsだったらつぎのようにしてホストのプライベート・アドレスを調べます。
まずWindowsアイコンから「ファイル名を指定して実行…」をクリック。空欄に「cmd」といれて「OK」を押します。
するとコマンド入力画面が開くので
「ipconfig」といれてエンターを押します。

するとコマンドウインドウにずらっと表示が並びますから
「イーサネットアダプターローカルエリア接続」の下の
「IPv4アドレス」という項目をみつけてください。
その......:に書かれている数字がそうです。
注3:もし固定IPアドレスをお持ちならそれを入れてください。
そうでない場合、ダイナミックDNSサービスを利用することになるでしょう。
http://motocha.slmame.com/e1209310.html
↑サービスからわりふられたドメイン名をここに書き込んでください。

ごらんのとおりスタンドアロンのときの設定とよく似ています。
まる1.--はUUID。ひとりひとりべつべつの数字がはいります。ここはスタンドアロンとまったくいっしょにコンピューターが自動的につくって入れておいてくれます。
まる2.--これはリージョンのあるロケーションです。スタンドアロンのときは「1000,1000」でしたが、じっさいのグリッドに公開する場合はそうはいきません。ほかのシムのない座標を捜して数値をいれる必要があります。(注1)
まる3.--インターナル・アドレス。プライベート・アドレスとも呼ばれます。つまりあなたのローカルなネットのなかでのサーバーの動いているホストマシンのアドレスです。(注2)
まる4.--インターナルポート。ここもスタンドアロンのときといっしょで「9000」でだいじょうぶ。
まる5.--あの意味不明の設定^^ スタンドアロンとおなじく「False」にしておきましょう。。
まる6.--エクスターナル・ホスト・ネーム。外部のインターネットからみたあなたのIPアドレスを示す名前がここに入ります。(注3)
あなたはただOSgridのホームページからダウンロード、インストールしたOpenSimを立ち上げ、こうした設定になるようにスタンドアロンのときと同じようにコマンドラインからの質問に答えていけばいいだけです。
すべての質問に答えれば最後はリージョン名+rootでのマーカー点滅でコマンドウインドウのスクロールは停止し、ビューアーでOSgridにログインすればあなたは公開された自分自身のシムに立つことができます。
じつに簡単ですね!^^
----
注1:OSgridのグリッドのうち空いている場所を探すときは、まずOSgridのホームページのタブのうち……

「Grid」を選び、でてきたメニューのなかから

「Quick Map」を選択してください。

するとこんな画面が現れます。画面の青い部分がいま現在他の人のシムが置かれていない場所ですから、マウスで座標の数値を読み取ってメモしておきます。
注2:Windowsだったらつぎのようにしてホストのプライベート・アドレスを調べます。
まずWindowsアイコンから「ファイル名を指定して実行…」をクリック。空欄に「cmd」といれて「OK」を押します。
するとコマンド入力画面が開くので
「ipconfig」といれてエンターを押します。

するとコマンドウインドウにずらっと表示が並びますから
「イーサネットアダプターローカルエリア接続」の下の
「IPv4アドレス」という項目をみつけてください。
その......:に書かれている数字がそうです。
注3:もし固定IPアドレスをお持ちならそれを入れてください。
そうでない場合、ダイナミックDNSサービスを利用することになるでしょう。
http://motocha.slmame.com/e1209310.html
↑サービスからわりふられたドメイン名をここに書き込んでください。
2012年02月18日
シム公開の準備体操--その1
みなさん、OpenSimをスタンドアロンで立ち上げることに成功しましたか?
もしまだという人はこの先にすすむまえにわたしのブログを読み返して設定などもういちどチェックしてみてください。
あるいは--いまとなっては少数派だと思いますが、あなたがいまだにXPを使っているとしたら--OpenSimが立ち上がらない理由は.NET Framework (3.5以上)が入っていないせいかもしれません。
http://opensimulator.org/wiki/動作環境
↑ここを参考にしてダウンロード、インストールしてください。
またmacやLinuxの場合にはネットアプリを動かすときに必要なmonoのバージョンが古いのかもしれません。(2.4.x以上)
上とおなじページでどうか確認してみてください。
とはいえ、たいていの場合スタンドアロンは問題なく動くはずです。そしてスタンドアロンが動かないうちOpenSimをグリッドモードでOSgrid等にいきなりつなごうとしないほうがいいです。
グリッドモードにはスタンドアロンとは違った性質の困難がいろいろ待ちかまえているからです。
と、脅かしましたが、この「困難」--ひとによって違うようなのです。たぶん中にはほとんど障害にあうことなく簡単にグリッドにシムを公開できてしまう人もいらっしゃるでしょう。
もしあなたの使っているブロードバンドルーターがたまたまあるメーカーのある機種である場合、OpenSimをグリッドモードで立ち上げることはスタンドアロンとほとんど難易度がかわらないはずです。
言い換えれば、もしあなたが(運よく)現在「NATループバック」と「ダイナミックDNS」に対応したルーターを使用しているなら……この先このブログで書かれる設定そのままで即OSgridにシムを公開、所有することができるはずです。
(じゃあどのルーターがそうなのか? じつはこれはなかなか調べるのが難しいんです。メーカーのホームページを見てもそれについての情報が載っていないことが多いようです。
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
すべてを網羅しているわけではないでしょうけど、たとえばこの方(お名前がわからずすいません^^)のサイトなど参考になるかもしれません。)
http://opensimulator.org/wiki/NAT_Loopback_Routers
海外の機種でしたらOpenSimの公式ページにも載っています。
反対にそうしたルーターを持っていない方たちはおのおののインターネット接続環境に応じた問題を解決しなければならないでしょう。(たとえばわたしはフレッツ+光電話という最悪の条件のひとつをクリアしなければなりませんでした……^^)
とはいえ、(自身の経験からも)つねに解決の方法はいくつもあり,あきらめずに取り組めばそれらの障害はいつか必ず乗り越えられる、とわたしは信じています。
そしてこのブログはまさにそうした(ある意味不運な^^)方たちのために解決の方法をさぐることを目的としています。
ということで--さて、ではいよいよつぎにすすみましょうか。
もしまだという人はこの先にすすむまえにわたしのブログを読み返して設定などもういちどチェックしてみてください。
あるいは--いまとなっては少数派だと思いますが、あなたがいまだにXPを使っているとしたら--OpenSimが立ち上がらない理由は.NET Framework (3.5以上)が入っていないせいかもしれません。
http://opensimulator.org/wiki/動作環境
↑ここを参考にしてダウンロード、インストールしてください。
またmacやLinuxの場合にはネットアプリを動かすときに必要なmonoのバージョンが古いのかもしれません。(2.4.x以上)
上とおなじページでどうか確認してみてください。
とはいえ、たいていの場合スタンドアロンは問題なく動くはずです。そしてスタンドアロンが動かないうちOpenSimをグリッドモードでOSgrid等にいきなりつなごうとしないほうがいいです。
グリッドモードにはスタンドアロンとは違った性質の困難がいろいろ待ちかまえているからです。
と、脅かしましたが、この「困難」--ひとによって違うようなのです。たぶん中にはほとんど障害にあうことなく簡単にグリッドにシムを公開できてしまう人もいらっしゃるでしょう。
もしあなたの使っているブロードバンドルーターがたまたまあるメーカーのある機種である場合、OpenSimをグリッドモードで立ち上げることはスタンドアロンとほとんど難易度がかわらないはずです。
言い換えれば、もしあなたが(運よく)現在「NATループバック」と「ダイナミックDNS」に対応したルーターを使用しているなら……この先このブログで書かれる設定そのままで即OSgridにシムを公開、所有することができるはずです。
(じゃあどのルーターがそうなのか? じつはこれはなかなか調べるのが難しいんです。メーカーのホームページを見てもそれについての情報が載っていないことが多いようです。
http://natloopback.web.fc2.com/list.html
すべてを網羅しているわけではないでしょうけど、たとえばこの方(お名前がわからずすいません^^)のサイトなど参考になるかもしれません。)
http://opensimulator.org/wiki/NAT_Loopback_Routers
海外の機種でしたらOpenSimの公式ページにも載っています。
反対にそうしたルーターを持っていない方たちはおのおののインターネット接続環境に応じた問題を解決しなければならないでしょう。(たとえばわたしはフレッツ+光電話という最悪の条件のひとつをクリアしなければなりませんでした……^^)
とはいえ、(自身の経験からも)つねに解決の方法はいくつもあり,あきらめずに取り組めばそれらの障害はいつか必ず乗り越えられる、とわたしは信じています。
そしてこのブログはまさにそうした(ある意味不運な^^)方たちのために解決の方法をさぐることを目的としています。
ということで--さて、ではいよいよつぎにすすみましょうか。
2012年02月17日
のぞいてみよう^^
無事にOpenSimがインストールできて設定立ち上げに成功したら、ちょっとフォルダの中身をのぞいてみましょう。

binをひらいて……

さらにRegionsをひらくと……

フォルダ同名のRegionsというファイルがあります。
クリックして開いてみると……
どこか見覚えのある文章がありますね^^

ご推察のとおり、これははじめて立ち上げたとき尋ねられた事柄(の一部)が記録されているファイルなんです。
[TestLandia]
RegionUUID = ********-****-****-****-************(人によってぜんぶ違う)
Location = 1000,1000
InternalAddress = 0.0.0.0
InternalPort = 9000
AllowAlternatePorts = False
ExternalHostName = SYSTEMIP
のちのちシムの数を増やしたり、またグリッドモードでOpenSimをたちあげるときにもこのファイルはよく参照することになると思いまずから場所を覚えておいてくださいね。

binをひらいて……

さらにRegionsをひらくと……

フォルダ同名のRegionsというファイルがあります。
クリックして開いてみると……
どこか見覚えのある文章がありますね^^

ご推察のとおり、これははじめて立ち上げたとき尋ねられた事柄(の一部)が記録されているファイルなんです。
[TestLandia]
RegionUUID = ********-****-****-****-************(人によってぜんぶ違う)
Location = 1000,1000
InternalAddress = 0.0.0.0
InternalPort = 9000
AllowAlternatePorts = False
ExternalHostName = SYSTEMIP
のちのちシムの数を増やしたり、またグリッドモードでOpenSimをたちあげるときにもこのファイルはよく参照することになると思いまずから場所を覚えておいてくださいね。
2012年02月15日
これがオープンシムだっ!

ログインしてみると大海原のまんなかにぽつんとたこ焼きみたいなまんまるい島があるだけ。

初期アバはこれ。なんか以前よりはましになった感じかな?^^;

うーん わたし的には髪と服装を整えればなんとかなりそうね。

でも個性がなきゃいや、という人は人とは違ったスキンもまた大切。で、アナザー・スキンをちょっと手直ししてアップしてみます。
とにかくオープンシムのいい点はアップ代が無料ってこと^^

いちおう新しくNewSkinをつくって装着。

残りの上半身と下半身も装着して完成^^

どうかな?^^
2012年02月13日
OpenSimをダウンロード/インストール!-その3
今度はいよいよビューアーでログインしてみます。
再度OpenSimを立ち上げてみてください。今度はあれやこれやの質問などなく素早く立ち上がるはずです。

リージョン名+#のプロンプト点滅を確認してからInpurdenceなどのビューアーを立ち上げます。

InprudenceはOSgridからダウンロードしたままだとOSgridにつながってしまいますから自分のPC内のOpenSimにアクセスできるように設定する必要があります。

グリッドマネージャーをクリックしてください。

左のグリッドリストのなかにlocalhostというのがあるはずです。もしなかったら下の「Add New Grid」というボタンを押して作ってください。

そうしてから…
Grid name;に「localhost」
Login URI:に「http://127.0.0.1:9000/」
Grid Infoの中のPassword:にOpenSimを設定したときのログイン・パスワードをいれます。
ようするにグリッドマネージャーでこんな風に設定できればいいわけです^^

「Apply」 → 「OK」と押して設定ウインドウを閉じます。

グリッドマネージャーで「localhost」を選択します。
ウインドウが真っ黒になりますがべつに気にする必要はありません。

あとはふつうにアバター名とパスワードをいれてログインしてください。

すべてが順調ならあっけなくログインが成功するはずです。
ようこそ! OpenSimの世界に^^
再度OpenSimを立ち上げてみてください。今度はあれやこれやの質問などなく素早く立ち上がるはずです。

リージョン名+#のプロンプト点滅を確認してからInpurdenceなどのビューアーを立ち上げます。

InprudenceはOSgridからダウンロードしたままだとOSgridにつながってしまいますから自分のPC内のOpenSimにアクセスできるように設定する必要があります。

グリッドマネージャーをクリックしてください。

左のグリッドリストのなかにlocalhostというのがあるはずです。もしなかったら下の「Add New Grid」というボタンを押して作ってください。

そうしてから…
Grid name;に「localhost」
Login URI:に「http://127.0.0.1:9000/」
Grid Infoの中のPassword:にOpenSimを設定したときのログイン・パスワードをいれます。
ようするにグリッドマネージャーでこんな風に設定できればいいわけです^^

「Apply」 → 「OK」と押して設定ウインドウを閉じます。

グリッドマネージャーで「localhost」を選択します。
ウインドウが真っ黒になりますがべつに気にする必要はありません。

あとはふつうにアバター名とパスワードをいれてログインしてください。

すべてが順調ならあっけなくログインが成功するはずです。
ようこそ! OpenSimの世界に^^
2012年02月13日
OpenSimをダウンロード/インストール!-その2
立ち上げると正真正銘、首尾一貫、完全無欠!の「テキストベース」コマンド用ウインドウが開きます^^
そうなんです。OpenSimはあのリナックスの生まれ、育ちでした。
グラフィック・ユーザー・インサーフェイスを期待していたあなた、どうぞあきらめてください^^

(ここの部分の設定に関してはOpenSimのホームページにも書かれていますから
http://opensimulator.org/wiki/設定
参考にしてくださいね。)

さて、おそろしいスピードで文字がながれて
New region name []:
というところでいったん止まります。
「region」というのはつまりシムのことです。ここはあなたの好きな名前をつけましょう。

ここでは例として「TestLandia」と入れました。

エンターキーを押すと
Region UUID [ほにょほにょ]:
というのがでます。(「ほにょほにょ」-目が眩むほど長ったらしい記号の列-の部分はそれぞれ人によってちがっているはずです)
これはリージョン(シム)のUUID、世界でひとつだけの花(じゃなく)世界でひとつだけの識別コードです。たったいまあなたのパソがオーダーメイドでわざわざあつらえてくれたものです。
へえ、そんなものなの?と思いつつ、ここはただエンターキーを押すだけでおっけー。(それはつまりそのままでいいよ、という意思表示です)

つぎは
Region Location [1000,1000]:
となっています。
これはあなたのパソのなかに展開してる3D世界のなかでのリージョン、シムの位置をあらわしています。
グリッドモードだとほかのリージョンと重ならないように世界マップなどで事前の調査確認が必要ですがスタンドアロンはそんなの関係ねー(ふるっ)
そのまま迷わずエンターです^^

Internal IP address [0.0.0.0]:
でてきましたね、IPアドレス。もとちゃのいちばん苦手とするところ。
「0.0.0.0」はトランプのジョーカーみたいなもので、どのカードにもなれるオールマイティーなアドレス、だそうです。
つまり今日のわたし(OpenSim)は機嫌がいいの。だれとだってつきあうわよ!ということ?^^(これを使うときは身内-LAN内部-だけにしといたほうが無難ですねー)
もしOpenSimとビューアークライアントを同じパソ上で動かすつもりなら
[127.0.0.1]でもいいのかもしれません。たぶん^^([127.0.0.1]は「自分自身」をあらわすIPアドレス)
(やってみました^^
たしかに[127.0.0.1]でも立ち上がりますけど、あとでビューアーでログインしようとしたとき同じパソ内からだと問題が生じます)
LAN内のべつのパソからアクセスするつもりならここはルーターからわりふられたインターナルIPアドレスにしておいてください。
まあ、あまり考えすぎてもネットの迷宮にまよいこむ危険もありますのでとりあえずいまはそのままエンター^^。

Internal port [9000]:
これはいま設定しているリージョンにあとでビューアーが接続するときのデフォルトの受け口になるポート。のちのちシムを増やすつもりならリージョンごとにひとつづつ必要ですが、とりあえず今のところシム一個で試すということで、このままでエンター。

Allow alternate ports [False]:
これはひとつのシムに複数のポートをわりふる機能みたいですけどOpenSimのホームページを見てもいまひとつなんだか意味不明な項目。
開発途上ということらしいので無視してそのままエンター。

External host name [SYSTMIP]:
グリッドモードになったらたぶんこの項目で苦労するかもしれません。^^
[SYSTEMIP]はパソにわりふられたLAN上のアドレスのこと。スタンドアロンで外部と接続しないのならこのままでおーけーです。

New estate name [My Estate]:
このままでエンターでいいです。できたら[My Estate]という名前を頭の隅にでも記憶しておくと、あとでシムを増やすとき迷わずにすむかもしれません。

Estate owner first name [Test]:
シムのオーナーのファーストネームをTestさんにしてもいいのか?という質問です。

へそまがりなわたしはmotokoにします。^^

でラストネームはMoonwall。^^

パスワードは好きなものを。でもぜったいに忘れてはだめ!^^
セキュリティ上入力した文字は表示されません。

Email []:
ここはわざわざ入力しなくてもエンターだけでいいです。

ここまで打ち込むとリージョン名前のあとに#マークが出て入力待ちになります。
おめでとうございます! これでOpenSimは無事スタンドアロンモードで起動しました。
つぎにやることはビューアーを設定してOpenSimの世界にログインすることです。でもいまはそれは後回しにして、OpenSimの終了のやり方を覚えましょう。

いきなりウインドウを閉じてはだめです。もしログインしていろいろ作業していたとしたらふりだしに戻って全部きえてしまいます。
かならずコマンドラインから「quit」(「shutdown」でも可)を入力してバックアッププロセスを働かせて終わるようにしましょう。
(忘れずにちゃんとやるんだぞ←自分^^)
そうなんです。OpenSimはあのリナックスの生まれ、育ちでした。
グラフィック・ユーザー・インサーフェイスを期待していたあなた、どうぞあきらめてください^^

(ここの部分の設定に関してはOpenSimのホームページにも書かれていますから
http://opensimulator.org/wiki/設定
参考にしてくださいね。)

さて、おそろしいスピードで文字がながれて
New region name []:
というところでいったん止まります。
「region」というのはつまりシムのことです。ここはあなたの好きな名前をつけましょう。

ここでは例として「TestLandia」と入れました。

エンターキーを押すと
Region UUID [ほにょほにょ]:
というのがでます。(「ほにょほにょ」-目が眩むほど長ったらしい記号の列-の部分はそれぞれ人によってちがっているはずです)
これはリージョン(シム)のUUID、世界でひとつだけの花(じゃなく)世界でひとつだけの識別コードです。たったいまあなたのパソがオーダーメイドでわざわざあつらえてくれたものです。
へえ、そんなものなの?と思いつつ、ここはただエンターキーを押すだけでおっけー。(それはつまりそのままでいいよ、という意思表示です)

つぎは
Region Location [1000,1000]:
となっています。
これはあなたのパソのなかに展開してる3D世界のなかでのリージョン、シムの位置をあらわしています。
グリッドモードだとほかのリージョンと重ならないように世界マップなどで事前の調査確認が必要ですがスタンドアロンはそんなの関係ねー(ふるっ)
そのまま迷わずエンターです^^

Internal IP address [0.0.0.0]:
でてきましたね、IPアドレス。もとちゃのいちばん苦手とするところ。
「0.0.0.0」はトランプのジョーカーみたいなもので、どのカードにもなれるオールマイティーなアドレス、だそうです。
つまり今日のわたし(OpenSim)は機嫌がいいの。だれとだってつきあうわよ!ということ?^^(これを使うときは身内-LAN内部-だけにしといたほうが無難ですねー)
もしOpenSimとビューアークライアントを同じパソ上で動かすつもりなら
(やってみました^^
たしかに[127.0.0.1]でも立ち上がりますけど、あとでビューアーでログインしようとしたとき同じパソ内からだと問題が生じます)
LAN内のべつのパソからアクセスするつもりならここはルーターからわりふられたインターナルIPアドレスにしておいてください。
まあ、あまり考えすぎてもネットの迷宮にまよいこむ危険もありますのでとりあえずいまはそのままエンター^^。

Internal port [9000]:
これはいま設定しているリージョンにあとでビューアーが接続するときのデフォルトの受け口になるポート。のちのちシムを増やすつもりならリージョンごとにひとつづつ必要ですが、とりあえず今のところシム一個で試すということで、このままでエンター。

Allow alternate ports [False]:
これはひとつのシムに複数のポートをわりふる機能みたいですけどOpenSimのホームページを見てもいまひとつなんだか意味不明な項目。
開発途上ということらしいので無視してそのままエンター。

External host name [SYSTMIP]:
グリッドモードになったらたぶんこの項目で苦労するかもしれません。^^
[SYSTEMIP]はパソにわりふられたLAN上のアドレスのこと。スタンドアロンで外部と接続しないのならこのままでおーけーです。

New estate name [My Estate]:
このままでエンターでいいです。できたら[My Estate]という名前を頭の隅にでも記憶しておくと、あとでシムを増やすとき迷わずにすむかもしれません。

Estate owner first name [Test]:
シムのオーナーのファーストネームをTestさんにしてもいいのか?という質問です。

へそまがりなわたしはmotokoにします。^^

でラストネームはMoonwall。^^

パスワードは好きなものを。でもぜったいに忘れてはだめ!^^
セキュリティ上入力した文字は表示されません。

Email []:
ここはわざわざ入力しなくてもエンターだけでいいです。

ここまで打ち込むとリージョン名前のあとに#マークが出て入力待ちになります。
おめでとうございます! これでOpenSimは無事スタンドアロンモードで起動しました。
つぎにやることはビューアーを設定してOpenSimの世界にログインすることです。でもいまはそれは後回しにして、OpenSimの終了のやり方を覚えましょう。

いきなりウインドウを閉じてはだめです。もしログインしていろいろ作業していたとしたらふりだしに戻って全部きえてしまいます。
かならずコマンドラインから「quit」(「shutdown」でも可)を入力してバックアッププロセスを働かせて終わるようにしましょう。
(忘れずにちゃんとやるんだぞ←自分^^)
2012年02月12日
OpenSimをダウンロード/インストール!-その1
OpenSimのホームページ( http://opensimulator.org/wiki/Main_Page )を開きます。英語は見るのもいやっ!て人は日本語のボタンを押します^^

上の「ダウンロード」とあるアイコンをクリックします。

いちおう注意書きを読みましょう。なになに? 「Open Simulatorの学習曲線は急勾配なのでご注意ください」ですって……おどかしますよねえ^^;
下のほうにはUbuntu利用者への注意も…。もともとOpenSimはLinux環境で生まれ育ったのでした。
わたしはWindowsにインストールしているのでここでの説明はいちおうWinびいきでやります。すいませんがMacやLinuxなど他のOSの方は適宜読み替えてくださいね。
最後にOpenSimは「アルファ」、つまり開発段階の技術とあります。現時点で安定していないことも、SLにくらべ3Dシミュレーターとして不備である部分も多々あるということです。
わたしたちはOpenSimにそうした弱点があることを了解したうえで、やがていつかそれも解決するだろうという期待をこめた長い目で見守りつつ、開発スタッフのみなさんに感謝しながら利用いたしましょう。

よほど腕におぼえのある人のほかはダウンロードするのはバイナリパッケージが無難です。
windows環境ならたぶん「~.bin.zip」のほうでしょう。

クリックするとお馴染みのウインドウが開いて「開く」?「保存」?をたずねられます。圧縮展開ソフトとのおつきあいの程度によってお好きなほうをどうぞ…^^

わたしはいちおうダウンロードフォルダに保存してから展開しました。

展開した先のOpenSimのフォルダ(画像の場合はopensim-7.2-bin)をクリックすると中身のいくつかのフォルダと書類がみえます。まじめな人生を歩む方はどうぞREADMEとかLICENSEとかをまず読んでください。ただし英語です。
わたしのように英語嫌いで不真面目かつ面倒くさがりはとりあえず「bin」フォルダを開きましょう。

なにやら目いっぱいつまっていますね^^
わたしの場合Windows7の64ビット版を使っているのでそうでない人とはフォルダの中身がすこし違ってるかもしれません。
幸いスタンドアロンで立ち上げるときはとくに設定書類をいじる必要はありません。ただ「OpenSim.exe」を探してダブルクリックするだけです。

もしあなたがWindows7の64ビット版をつかっているなら「OpenSim.exe」ではなく「OpenSim.32BitLaunch.exe」のほうをダブルクリックしてください。

どちらにせよ立ち上がれば問答無用で即設定画面になります。さあ覚悟はいいですか?

上の「ダウンロード」とあるアイコンをクリックします。

いちおう注意書きを読みましょう。なになに? 「Open Simulatorの学習曲線は急勾配なのでご注意ください」ですって……おどかしますよねえ^^;
下のほうにはUbuntu利用者への注意も…。もともとOpenSimはLinux環境で生まれ育ったのでした。
わたしはWindowsにインストールしているのでここでの説明はいちおうWinびいきでやります。すいませんがMacやLinuxなど他のOSの方は適宜読み替えてくださいね。
最後にOpenSimは「アルファ」、つまり開発段階の技術とあります。現時点で安定していないことも、SLにくらべ3Dシミュレーターとして不備である部分も多々あるということです。
わたしたちはOpenSimにそうした弱点があることを了解したうえで、やがていつかそれも解決するだろうという期待をこめた長い目で見守りつつ、開発スタッフのみなさんに感謝しながら利用いたしましょう。

よほど腕におぼえのある人のほかはダウンロードするのはバイナリパッケージが無難です。
windows環境ならたぶん「~.bin.zip」のほうでしょう。

クリックするとお馴染みのウインドウが開いて「開く」?「保存」?をたずねられます。圧縮展開ソフトとのおつきあいの程度によってお好きなほうをどうぞ…^^

わたしはいちおうダウンロードフォルダに保存してから展開しました。

展開した先のOpenSimのフォルダ(画像の場合はopensim-7.2-bin)をクリックすると中身のいくつかのフォルダと書類がみえます。まじめな人生を歩む方はどうぞREADMEとかLICENSEとかをまず読んでください。ただし英語です。
わたしのように英語嫌いで不真面目かつ面倒くさがりはとりあえず「bin」フォルダを開きましょう。

なにやら目いっぱいつまっていますね^^
幸いスタンドアロンで立ち上げるときはとくに設定書類をいじる必要はありません。ただ「OpenSim.exe」を探してダブルクリックするだけです。

もしあなたがWindows7の64ビット版をつかっているなら「OpenSim.exe」ではなく「OpenSim.32BitLaunch.exe」のほうをダブルクリックしてください。

どちらにせよ立ち上がれば問答無用で即設定画面になります。さあ覚悟はいいですか?
2012年02月12日
OpenSimをダウンロード/インストール!-まえせつ
前回はOpenSimにふたとおりのモードがあるというお話でした。
わざわざ細かなサーバーの説明でわき道にそれたのにはじつはわけがあります。
OpenSimをダウンロードするときもまず最初に考えておくべきなのは自分がスタンドアロン、グリッド、どちらのモードでそれを動かすつもりなのか?ということなんです。
なぜならそれによってダウンロード元のサイトが違ってくるからです。
もしあなたがスタンドアロンモードを選ぶのなら--
http://opensimulator.org/wiki/ダウンロード

上のページをひらいてください。
またグリッドモードに挑戦するつもりなら--
http://www.osgrid.org/index.php/downloads

こちらのページです。
これをうっかり逆にしないでください。
つまり例えばスタンドアロンで動かすつもりでOSgridのサイトからダウンロードしてきたOpenSimソフトを自分のPCにインストールしてはいけません!
なぜならOSgridのほうからもってきたOpenSimのサーバーソフトはすでにグリッドモードで動作するようあらかじめ設定されているからです。
OpenSimのサイトからもってきたOpenSimのほうは逆にスタンドアロンモードで動くよう初期設定されています。
なおかつそれぞれバージョンも微妙にちがっているんです。
もちろん基本的にはおなじOpenSimですから自分で設定を変えればちがうモードで立ち上げることも可能かもしれません。(上記のバージョンの違いでできない場合もある…)
でも、ただでさえややこしい手続きをわざわざいっそう複雑にすることもないんじゃないでしょうか?^^
些細な点ですけれど、これでつまづく人けっこういるんですよー。かく言うわたしもそうでしたから^^
で、どちらをまず試してみるべきなのか--
これはもう議論の余地なく「スタンドアロン」です。
OpenSimをスタンドアロンで立ち上げることはごく普通にネット上で入手した各種アプリケーションソフトをインストールした経験のある人にとっては簡単なことです。
ということで、まずはスタンドアロンからはじめましょう。
わざわざ細かなサーバーの説明でわき道にそれたのにはじつはわけがあります。
OpenSimをダウンロードするときもまず最初に考えておくべきなのは自分がスタンドアロン、グリッド、どちらのモードでそれを動かすつもりなのか?ということなんです。
なぜならそれによってダウンロード元のサイトが違ってくるからです。
もしあなたがスタンドアロンモードを選ぶのなら--
http://opensimulator.org/wiki/ダウンロード

上のページをひらいてください。
またグリッドモードに挑戦するつもりなら--
http://www.osgrid.org/index.php/downloads

こちらのページです。
これをうっかり逆にしないでください。
つまり例えばスタンドアロンで動かすつもりでOSgridのサイトからダウンロードしてきたOpenSimソフトを自分のPCにインストールしてはいけません!
なぜならOSgridのほうからもってきたOpenSimのサーバーソフトはすでにグリッドモードで動作するようあらかじめ設定されているからです。
OpenSimのサイトからもってきたOpenSimのほうは逆にスタンドアロンモードで動くよう初期設定されています。
なおかつそれぞれバージョンも微妙にちがっているんです。
もちろん基本的にはおなじOpenSimですから自分で設定を変えればちがうモードで立ち上げることも可能かもしれません。(上記のバージョンの違いでできない場合もある…)
でも、ただでさえややこしい手続きをわざわざいっそう複雑にすることもないんじゃないでしょうか?^^
些細な点ですけれど、これでつまづく人けっこういるんですよー。かく言うわたしもそうでしたから^^
で、どちらをまず試してみるべきなのか--
これはもう議論の余地なく「スタンドアロン」です。
OpenSimをスタンドアロンで立ち上げることはごく普通にネット上で入手した各種アプリケーションソフトをインストールした経験のある人にとっては簡単なことです。
ということで、まずはスタンドアロンからはじめましょう。
2012年02月11日
OpenSimにもふたとおり…
またオープンシムにもどります^^
えー、おなじようにオーエスと呼ばれることがあるためかOpenSimとOSgridの違いがよくわからなくなってしまってる方がいらっしゃるかもしれませんね。そのあたりすこしだけ詳しく^^。
OpenSimはセカンドライフライクな仮想現実をシミュレートするための「サーバーソフト」の名前です。
OSgridはOpenSimサーバーを相互に接続する公開されたグリッドを提供する「ネットサービス」の名前です。
このふたつはもちろん無関係じゃありませんけど、必然的にむすびついてるわけでもありません。
もともとOpenSimは二通りのモードで動かすことができるんです。ひとつがスタンドアロン、もうひとつがグリッドモードです。
スタンドアロンというのはOpenSimのサーバーを単独で動かす方法です。
そしてグリッドモードというのはOpenSimサーバーを公開されたグリッドサービスに接続して他のサーバーと情報を共有して使う方法です。
(うん、わかった! という方。べつにこの先は読まなくてもOpenSimを立ち上げてシムをOSgridに公開するのに何の問題もありません^^)
? という方のためにさらにつっこんでお話しますね。
わたしたちがセカンドライフのような複雑な仮想現実世界にログインしているとき、じつはひとつではなく複数のサーバーを同時に利用しています。

たとえばあなたがある南国を模したシムにいて海辺の景色をながめているとしましょう。ビューアーはそのなだらかに海につながる地形や海辺に立つリゾートホテルや南国風のカフェや道路や椰子の木など--を画面に描き出してくれています。
このためにあなたのPCのビューアーというクライアントはシムに存在する地形やそこに置かれたオブジェクトの情報がすべて収ているリージョンサーバーという名前の外部サーバーとやりとりしているわけです。
そこであなたがすてきな水着を着ている女性を見かけたとしましょう。あなたはその大胆なカットだけではなくクールなテクスチャーに惹かれました。
そのときあなたのビューアーは他のどれともちがうそのテクスチャを識別して描き出すためにアセットサーバーというサーバーにアクセスしています。
どうしてもその水着が欲しくなったあなたは同じものをゲットすべく、水着の彼女にいったいどこで手にいれたのかを質問したとします。彼女にIMを送るとき特定のアバターを他のアバターと識別するにはユーザーサーバー上の情報が必須です。
首尾よくお店の名前とランドマークを聞き出して、あなたはさっそくそのシムから別のシムに移動しようとします。そのときビューアーはシムの位置関係を記録しているグリッドサーバーを参照してあなたをテレポートをします。
最後に水着を購入して着替えるとき、あなたは自分のもちものが記録されているインベントリサーバーにアクセスすることになります。
いっぱいありましたね。OpenSimではこれらのサーバーは全部を一台のPCのなかで動かすこともできますし、分散して複数のPCで動かすこともできます。
あなたがスタンドアロンでOpenSimをたちあげるとき、これらのサーバーはすべてあなたのPCのなかで動きます。(当然グリッドサーバーにはPC外部のシムの情報はなくそこと行き来きはできません…)
それに対して、さきほど言ったようにグリッドモードというのは外部のネットワークにある「グリッド」にサーバーをつなげてOpenSimを動かす方法です。
「グリッド」というのは(升目という本来の意味のとおり)おのおののシムの位置座標を定まったものとして相互に接続する世界全体にひろげた大きな方眼紙みたいなものです。
グリッドは一部のグループにだけ公開することもできますし、広く一般の人につかってもらうこともできます。後者を公開グリッドサービスと呼び、OSgridはこの公開グリッドサービスのなかで最大のものです。

グリッドは単にシムが並ぶ広大な平面というだけではありません。さきほど書いたさまざまなサーバーもまたこのなかでうごいています。
OpenSimがグリッドモードで動いているときあなたのPCで働いているのはリージョンサーバーだけです。
そのほかのユーザー、グリッド、アセット、インベントリの各サーバーはそのグリッドを提供しているサービスが管理しています。
今回はすこし文字の量が多くてすみませんでした^^
えー、おなじようにオーエスと呼ばれることがあるためかOpenSimとOSgridの違いがよくわからなくなってしまってる方がいらっしゃるかもしれませんね。そのあたりすこしだけ詳しく^^。
OpenSimはセカンドライフライクな仮想現実をシミュレートするための「サーバーソフト」の名前です。
OSgridはOpenSimサーバーを相互に接続する公開されたグリッドを提供する「ネットサービス」の名前です。
このふたつはもちろん無関係じゃありませんけど、必然的にむすびついてるわけでもありません。
もともとOpenSimは二通りのモードで動かすことができるんです。ひとつがスタンドアロン、もうひとつがグリッドモードです。
スタンドアロンというのはOpenSimのサーバーを単独で動かす方法です。
そしてグリッドモードというのはOpenSimサーバーを公開されたグリッドサービスに接続して他のサーバーと情報を共有して使う方法です。
(うん、わかった! という方。べつにこの先は読まなくてもOpenSimを立ち上げてシムをOSgridに公開するのに何の問題もありません^^)
? という方のためにさらにつっこんでお話しますね。
わたしたちがセカンドライフのような複雑な仮想現実世界にログインしているとき、じつはひとつではなく複数のサーバーを同時に利用しています。

たとえばあなたがある南国を模したシムにいて海辺の景色をながめているとしましょう。ビューアーはそのなだらかに海につながる地形や海辺に立つリゾートホテルや南国風のカフェや道路や椰子の木など--を画面に描き出してくれています。
このためにあなたのPCのビューアーというクライアントはシムに存在する地形やそこに置かれたオブジェクトの情報がすべて収ているリージョンサーバーという名前の外部サーバーとやりとりしているわけです。
そこであなたがすてきな水着を着ている女性を見かけたとしましょう。あなたはその大胆なカットだけではなくクールなテクスチャーに惹かれました。
そのときあなたのビューアーは他のどれともちがうそのテクスチャを識別して描き出すためにアセットサーバーというサーバーにアクセスしています。
どうしてもその水着が欲しくなったあなたは同じものをゲットすべく、水着の彼女にいったいどこで手にいれたのかを質問したとします。彼女にIMを送るとき特定のアバターを他のアバターと識別するにはユーザーサーバー上の情報が必須です。
首尾よくお店の名前とランドマークを聞き出して、あなたはさっそくそのシムから別のシムに移動しようとします。そのときビューアーはシムの位置関係を記録しているグリッドサーバーを参照してあなたをテレポートをします。
最後に水着を購入して着替えるとき、あなたは自分のもちものが記録されているインベントリサーバーにアクセスすることになります。
いっぱいありましたね。OpenSimではこれらのサーバーは全部を一台のPCのなかで動かすこともできますし、分散して複数のPCで動かすこともできます。
あなたがスタンドアロンでOpenSimをたちあげるとき、これらのサーバーはすべてあなたのPCのなかで動きます。(当然グリッドサーバーにはPC外部のシムの情報はなくそこと行き来きはできません…)
それに対して、さきほど言ったようにグリッドモードというのは外部のネットワークにある「グリッド」にサーバーをつなげてOpenSimを動かす方法です。
「グリッド」というのは(升目という本来の意味のとおり)おのおののシムの位置座標を定まったものとして相互に接続する世界全体にひろげた大きな方眼紙みたいなものです。
グリッドは一部のグループにだけ公開することもできますし、広く一般の人につかってもらうこともできます。後者を公開グリッドサービスと呼び、OSgridはこの公開グリッドサービスのなかで最大のものです。

グリッドは単にシムが並ぶ広大な平面というだけではありません。さきほど書いたさまざまなサーバーもまたこのなかでうごいています。
OpenSimがグリッドモードで動いているときあなたのPCで働いているのはリージョンサーバーだけです。
そのほかのユーザー、グリッド、アセット、インベントリの各サーバーはそのグリッドを提供しているサービスが管理しています。
今回はすこし文字の量が多くてすみませんでした^^