2012年03月03日
PowerPC MacでのOpenSimのビルド
これはビルド手順を解説してあるOpenSimのホームページ
http://opensimulator.org/wiki/Build_Instructions/ja
のなかの日本語未翻訳な箇所
Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC
以下のざっとした翻訳です。PPCマック使いのもとちゃ自身のメモ的な意味合いで訳しました。そのため勘違いしている箇所とか訳しきれていない部分があるかも知れません。それを頭にいれたうえで参考になさってくださいね。
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Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC
OpenSimは(G4やG5のような)PowerPCマック上でも動きます。このインストラクションは10.5.8でテストされています。ふたつのバイナリーもまたソースからビルドされなければならないことに注意してください。Caveat : OpenSimアプリはself-containモードで短期間テストされただけです。たぶんこのビルドについてはなお報告が必要でしょう。以下の事例集へのあなたの追加の書き込みを歓迎します。(あるいはwikiページでもdiscussionのページでもかまいませんが…)
あいにくなことにここで用いられているOpenSImのバージョンはMonoのひとつのバージョン(2.6.7)でコンパイルされ、実行はべつのバージョン(2.8.2)でなければなりませんでした。つまりあなたはビルドしたあとMonoをアップデートするか、あるいは両方のバージョンをインストールしておいてビルドのときだけ古いほうを使うか、しなければなりません。ここではあなたが両方のバージョンをインストールすると仮定して説明をすすめます。
● http://developer.apple.com/. からXcode 3.1.4 Developer Toolをインストールしてください。3.1.4はPowerPC用のXcodeの最終バージョンです。ページにアクセスするにはApple developer のアカウント(無料)が必要です。
● (10.4 の場合だけ) Xcodeのインストール時にオプションでX11を選んでください。あるいはCustomizeで選択するようになっているかもしれません。 10.5ではX11はすでにデフォルトでインストールされています。
●Mono 2.6.7 PowerPC Frameworkを http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html からインストールしてください。OS X 用Frameworkはバイナリーで提供されるのでソースからビルドする必要はありません。
●さらにMono 2.8.2 PowerPC frameworkをインストールします。(このインストラクションの説明の都合上まず2.6.7、つぎに2.8.2と両方のバージョンをインストールしてください。(古いバージョンが上書き削除されることはありませんが最新バージョンへのシンボリック・リンクへと自動的にかわっているでしょう)
●OpenSim 0.7.0.2のソースをhttp://dist.opensimulator.org/opensim-0.7.0.2-source.tar.gzからダウンロードしビルド、ランのための適当なフォルダに展開してください。
●もっと新しいバージョンを試してみてもいいです。現在レポジトリはGit管理システムが運営しています。
●新しいOpenSImのバージョンを試すときはどんな変更がされたかを知るためBUILDING.txtをチェックしてください。
●OS Xのhomeにある.profileまたは.bash_profileファイルを以下のように編集、あるいは新規に作成してください。
# remember real PATH
export OSIM_HACK_ORIG_PATH=$PATH
# normal path for running OpenSim
export PATH=$PATH:/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/Current/bin:/usr/local/mysql/bin
# Just for nant:
export PKG_CONFIG_PATH=/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.6.7/lib/pkgconfig
alias oldpath="export PATH=$OSIM_HACK_ORIG_PATH:/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.6.7/bin"
●新しくターミナルを開き、cdコマンドを入力して解凍したOpenSimのソースコードのあるフォルダへ移動してくたさい。つづいてつぎのコマンドを入力します。
oldpath
./runprebuild.sh
nant
●nantでOpenSimをコンパイルするのに10分程度かかるでしょう。もうエラーがひとつもなく終了したら道のりは半分は終わったようなものです。(わたしの場合は警告数が234でした)
●忘れないうちに「必ず」新しいターミナルウインドウを開いておきましょう。(oldpathの影響を避けるために)
●ここでふたつのPowerPC版ライブラリが必要になります。両方をビルドしてopensim/binフォルダにあるコンパイル済みの.dylibファイルとそれぞれ置き換えてください。
●libode.dylib http://cdnetworks-us-1.dl.sourceforge.net/project/opende/ODE/0.11.1/ode-0.11.1.zip
●libopenjpeg-dotnet-2.1.3.0-dotnet-1.dylib (svnでつぎのようにチェックアウトしてください)
svn co http://libopenmetaverse.googlecode.com/svn/libopenmetaverse/trunk/openjpeg-dotnet libopenmetaverse-read-only
cd libopenmetaverse-read-only
●ビルドするためにMakefileファイルをリムーブして名前をMakefile(Linux)からMakefile.osxに替えてください。makeコマンドでビルドをはじめます。
●別バージョンのふたつのライブラリファイルをリムーブします。拡張子だけ違った似た名前にしましょう。(libode-x86_64.soのように)libodeがふたつlibopenjpegが三つ。
●あなたのシムを設定します。OpenSim.ini.exampleをコピーしてOpenSim.iniをつくり、書かれているコメントを参考にしてカスタマイズします。
●同様にしてbin/config-includeのなかのStandaloneCommon.iniも書き換えてください。
●現在のSQLiteプラグインがOS X上で動かないとコメントされていることに注意。それを解決するか、さもなければMySQLをインストールしましょう。コンパイルの必要がないので結果としてより簡単かもしれません。
●http://downloads.mysql.com/archives.php?p=mysql-5.1&v=5.1.40, dから10.5PowerPC用のMySQL5.1.40をダウンロードします。(インストーラーは64ビットに未対応)
●インストーラーは /usr/localにインストールを行います。
●MySQL.prefPaneをダブルクリックしてSystem Preferencesにインストール。
●設定パネルpref paneを開くとMySQLもスタートします.
●(お好みで)自動でスタートアップさせるためにはMySQLStartupItemをインストールします(わたしの場合はうまく動きませんでしたが).
●(おすすめ) ターミナルからmysql_secure_installationとコマンド入力することでMySQLのオンラインセットアップを行うことができます。
●OpenSIm.iniにコメントしたオープンシムユーザーと同じ名前をMySQLのほうでも作り、すべての制作権限を与えてください。
●Macではこの作業のためにドネーションウェアのSequel ProをわかりやすいGUIで使うこともできます。同一のMac上で動かす場合の標準接続のホストは 127.0.0.1です。
●OpenSImを立ち上げる準備が完了しました。新しいターミナルでcdを使ってOpensSIm-source/binフォルダに移動し、つぎのように打ち込みます。
mono OpenSim.exe
●すべてが上手くいっていれば "New region name []: "の表示でプロンプトが点滅します。
●最初にオープンシムを動かすときは次のページを参考にしてください。 Configuration
●すべて設定を完了すると最後に "Region () #" の表示になります。
http://opensimulator.org/wiki/Build_Instructions/ja
のなかの日本語未翻訳な箇所
Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC
以下のざっとした翻訳です。PPCマック使いのもとちゃ自身のメモ的な意味合いで訳しました。そのため勘違いしている箇所とか訳しきれていない部分があるかも知れません。それを頭にいれたうえで参考になさってくださいね。
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Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC
OpenSimは(G4やG5のような)PowerPCマック上でも動きます。このインストラクションは10.5.8でテストされています。ふたつのバイナリーもまたソースからビルドされなければならないことに注意してください。Caveat : OpenSimアプリはself-containモードで短期間テストされただけです。たぶんこのビルドについてはなお報告が必要でしょう。以下の事例集へのあなたの追加の書き込みを歓迎します。(あるいはwikiページでもdiscussionのページでもかまいませんが…)
あいにくなことにここで用いられているOpenSImのバージョンはMonoのひとつのバージョン(2.6.7)でコンパイルされ、実行はべつのバージョン(2.8.2)でなければなりませんでした。つまりあなたはビルドしたあとMonoをアップデートするか、あるいは両方のバージョンをインストールしておいてビルドのときだけ古いほうを使うか、しなければなりません。ここではあなたが両方のバージョンをインストールすると仮定して説明をすすめます。
● http://developer.apple.com/. からXcode 3.1.4 Developer Toolをインストールしてください。3.1.4はPowerPC用のXcodeの最終バージョンです。ページにアクセスするにはApple developer のアカウント(無料)が必要です。
● (10.4 の場合だけ) Xcodeのインストール時にオプションでX11を選んでください。あるいはCustomizeで選択するようになっているかもしれません。 10.5ではX11はすでにデフォルトでインストールされています。
●Mono 2.6.7 PowerPC Frameworkを http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html からインストールしてください。OS X 用Frameworkはバイナリーで提供されるのでソースからビルドする必要はありません。
●さらにMono 2.8.2 PowerPC frameworkをインストールします。(このインストラクションの説明の都合上まず2.6.7、つぎに2.8.2と両方のバージョンをインストールしてください。(古いバージョンが上書き削除されることはありませんが最新バージョンへのシンボリック・リンクへと自動的にかわっているでしょう)
●OpenSim 0.7.0.2のソースをhttp://dist.opensimulator.org/opensim-0.7.0.2-source.tar.gzからダウンロードしビルド、ランのための適当なフォルダに展開してください。
●もっと新しいバージョンを試してみてもいいです。現在レポジトリはGit管理システムが運営しています。
●新しいOpenSImのバージョンを試すときはどんな変更がされたかを知るためBUILDING.txtをチェックしてください。
●OS Xのhomeにある.profileまたは.bash_profileファイルを以下のように編集、あるいは新規に作成してください。
# remember real PATH
export OSIM_HACK_ORIG_PATH=$PATH
# normal path for running OpenSim
export PATH=$PATH:/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/Current/bin:/usr/local/mysql/bin
# Just for nant:
export PKG_CONFIG_PATH=/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.6.7/lib/pkgconfig
alias oldpath="export PATH=$OSIM_HACK_ORIG_PATH:/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.6.7/bin"
●新しくターミナルを開き、cdコマンドを入力して解凍したOpenSimのソースコードのあるフォルダへ移動してくたさい。つづいてつぎのコマンドを入力します。
oldpath
./runprebuild.sh
nant
●nantでOpenSimをコンパイルするのに10分程度かかるでしょう。もうエラーがひとつもなく終了したら道のりは半分は終わったようなものです。(わたしの場合は警告数が234でした)
●忘れないうちに「必ず」新しいターミナルウインドウを開いておきましょう。(oldpathの影響を避けるために)
●ここでふたつのPowerPC版ライブラリが必要になります。両方をビルドしてopensim/binフォルダにあるコンパイル済みの.dylibファイルとそれぞれ置き換えてください。
●libode.dylib http://cdnetworks-us-1.dl.sourceforge.net/project/opende/ODE/0.11.1/ode-0.11.1.zip
●libopenjpeg-dotnet-2.1.3.0-dotnet-1.dylib (svnでつぎのようにチェックアウトしてください)
svn co http://libopenmetaverse.googlecode.com/svn/libopenmetaverse/trunk/openjpeg-dotnet libopenmetaverse-read-only
cd libopenmetaverse-read-only
●ビルドするためにMakefileファイルをリムーブして名前をMakefile(Linux)からMakefile.osxに替えてください。makeコマンドでビルドをはじめます。
●別バージョンのふたつのライブラリファイルをリムーブします。拡張子だけ違った似た名前にしましょう。(libode-x86_64.soのように)libodeがふたつlibopenjpegが三つ。
●あなたのシムを設定します。OpenSim.ini.exampleをコピーしてOpenSim.iniをつくり、書かれているコメントを参考にしてカスタマイズします。
●同様にしてbin/config-includeのなかのStandaloneCommon.iniも書き換えてください。
●現在のSQLiteプラグインがOS X上で動かないとコメントされていることに注意。それを解決するか、さもなければMySQLをインストールしましょう。コンパイルの必要がないので結果としてより簡単かもしれません。
●http://downloads.mysql.com/archives.php?p=mysql-5.1&v=5.1.40, dから10.5PowerPC用のMySQL5.1.40をダウンロードします。(インストーラーは64ビットに未対応)
●インストーラーは /usr/localにインストールを行います。
●MySQL.prefPaneをダブルクリックしてSystem Preferencesにインストール。
●設定パネルpref paneを開くとMySQLもスタートします.
●(お好みで)自動でスタートアップさせるためにはMySQLStartupItemをインストールします(わたしの場合はうまく動きませんでしたが).
●(おすすめ) ターミナルからmysql_secure_installationとコマンド入力することでMySQLのオンラインセットアップを行うことができます。
●OpenSIm.iniにコメントしたオープンシムユーザーと同じ名前をMySQLのほうでも作り、すべての制作権限を与えてください。
●Macではこの作業のためにドネーションウェアのSequel ProをわかりやすいGUIで使うこともできます。同一のMac上で動かす場合の標準接続のホストは 127.0.0.1です。
●OpenSImを立ち上げる準備が完了しました。新しいターミナルでcdを使ってOpensSIm-source/binフォルダに移動し、つぎのように打ち込みます。
mono OpenSim.exe
●すべてが上手くいっていれば "New region name []: "の表示でプロンプトが点滅します。
●最初にオープンシムを動かすときは次のページを参考にしてください。 Configuration
●すべて設定を完了すると最後に "Region (