2012年03月12日
猿でもわかるLINUX!(その2)
さてLinuxが使いにくいと言われるのは単にコマンド入力で作業しなければならない制約からくるだけではありません。
たとえGUIで操作していても使いづらいと感じることはあります。それはもともとUNIXのながれをくむLinux対応ソフトの操作の仕方がWindowsやMacと比べて独特なものが多いためです。(ほらBlenderやGIMPはマウスで操作していても慣れないと使いずらいですよね?^^)
それは標準エディター、「vi」でもいえる事です。
たとえばWindowsのメモ帳に慣れてる人が最初に「vi」を開くといったい何をどうしたらいいのかわからないで途方にくれてしまうでしょう。
確かにviエディターの操作は独特です。でもOSの操作といっしょで慣れれば使いにくくなんかないですし(むしろホームポジションから指を離さずにすべてキー操作だけで操作できるのでマウスより使いやすく感じるほどです^^)覚える必要のある命令だってごくごくわずかです。
ある書類を編集したいと思ったとき--たとえばOpenSimの設定書類であるRegions.iniを編集したいと思ったとき--には、つぎのように命令します。
(ここでは仮にOpenSimをディレクトリ「/usr/local」以下にインストール、展開したとして説明しましょう。
すでにご存知かもしれませんが「Regions.ini」というファイルはデフォールトではbin/Regionsには存在しません。
でも「vi Regions.ini」と命令するとその名前で仮に書類として編集ができるようになります。)
vi /usr/local/opensim/bin/Regions/Regions.ini
「vi」がエディターを立ちあげるコマンドで、あとの部分が編集する書類--GUIでのようにいちいち書類の場所まで行くかわりに、こうやってディレクトリの入れ子表現をずらずらっと名前の前に並べて書きます--です。
最初に下のような画面がひらきます。
一番下に書類の名前がでていて[New File]とあるはずです。
空白の行を見るといきなり文字をいれたくなりますけど、残念ながらこのままでは文字入力はできません。
viエディターは立ち上げた状態では「コマンド・モード」になっているからです。
「コマンド・モード」はすでに作られている書類の修正−−すでに書かれている文のコピーやペースト、削除、置換、移動、そして書類そのものの保存などを行うためのモードです。
文字を書くためには「入力モード」に移行する必要があります。
そのためにはキーボードから「a」とだけ入れます。
すると下に「INSERT」と表示され、カーソルが点滅して文字を書き込むことができるようになります。
文字入力は基本的にメモ帳に書くようにごく普通の入力操作でやります。(注)
書類を作り終わったら、ふたたび「コマンド・モード」にかわります。
そのためには「Esc」キーを押してください。
「コマンド・モード」で書類を保存するために「:」を押します。カーソルが最下段に飛んでコマンド待ちになります。
「w」を押していま制作した書類を保存してください。ついで「q」を押すとエディターは終了します。
「w」と「q」をべつべつに入れるかわりに「wq」としてもだいじょうぶです。
【注】削除はBackSpaceやDelキーではできないかもしれません。
ターミナルにはLinuxのディストリビューションパッケージとの相性がどうやらあるみたいです。わたしの経験ではDTIで標準のCentOSの場合「入力モード」でも矢印キーでカーソルを移動しBackSpaceやDelキーで削除することもできました。ところが「さくら」にubuntuの場合「入力モード」ではこれらが働きません。
こういう場合はまず「コマンド・モード」にもどってください。「コマンド・モード」でなら矢印キーでカーソルを移動することができます。
削除する場合は、まず削除するべき文字の上にカーソルをすすめて「x」キーを押してください。入力は再度「入力モード」にもどります。
ほんとうはviを操るためのコマンドはもっとずっとたくさんあるんですが、あえて必要最小限のものだけにしぼってご紹介しました^^
たとえGUIで操作していても使いづらいと感じることはあります。それはもともとUNIXのながれをくむLinux対応ソフトの操作の仕方がWindowsやMacと比べて独特なものが多いためです。(ほらBlenderやGIMPはマウスで操作していても慣れないと使いずらいですよね?^^)
それは標準エディター、「vi」でもいえる事です。
たとえばWindowsのメモ帳に慣れてる人が最初に「vi」を開くといったい何をどうしたらいいのかわからないで途方にくれてしまうでしょう。
確かにviエディターの操作は独特です。でもOSの操作といっしょで慣れれば使いにくくなんかないですし(むしろホームポジションから指を離さずにすべてキー操作だけで操作できるのでマウスより使いやすく感じるほどです^^)覚える必要のある命令だってごくごくわずかです。
ある書類を編集したいと思ったとき--たとえばOpenSimの設定書類であるRegions.iniを編集したいと思ったとき--には、つぎのように命令します。
(ここでは仮にOpenSimをディレクトリ「/usr/local」以下にインストール、展開したとして説明しましょう。
すでにご存知かもしれませんが「Regions.ini」というファイルはデフォールトではbin/Regionsには存在しません。
でも「vi Regions.ini」と命令するとその名前で仮に書類として編集ができるようになります。)
vi /usr/local/opensim/bin/Regions/Regions.ini
「vi」がエディターを立ちあげるコマンドで、あとの部分が編集する書類--GUIでのようにいちいち書類の場所まで行くかわりに、こうやってディレクトリの入れ子表現をずらずらっと名前の前に並べて書きます--です。
最初に下のような画面がひらきます。
一番下に書類の名前がでていて[New File]とあるはずです。
空白の行を見るといきなり文字をいれたくなりますけど、残念ながらこのままでは文字入力はできません。
viエディターは立ち上げた状態では「コマンド・モード」になっているからです。
「コマンド・モード」はすでに作られている書類の修正−−すでに書かれている文のコピーやペースト、削除、置換、移動、そして書類そのものの保存などを行うためのモードです。
文字を書くためには「入力モード」に移行する必要があります。
そのためにはキーボードから「a」とだけ入れます。
すると下に「INSERT」と表示され、カーソルが点滅して文字を書き込むことができるようになります。
文字入力は基本的にメモ帳に書くようにごく普通の入力操作でやります。(注)
書類を作り終わったら、ふたたび「コマンド・モード」にかわります。
そのためには「Esc」キーを押してください。
「コマンド・モード」で書類を保存するために「:」を押します。カーソルが最下段に飛んでコマンド待ちになります。
「w」を押していま制作した書類を保存してください。ついで「q」を押すとエディターは終了します。
「w」と「q」をべつべつに入れるかわりに「wq」としてもだいじょうぶです。
【注】
ターミナルにはLinuxのディストリビューションパッケージとの相性がどうやらあるみたいです。わたしの経験ではDTIで標準のCentOSの場合「入力モード」でも矢印キーでカーソルを移動しBackSpaceやDelキーで削除することもできました。ところが「さくら」にubuntuの場合「入力モード」ではこれらが働きません。
こういう場合はまず「コマンド・モード」にもどってください。「コマンド・モード」でなら矢印キーでカーソルを移動することができます。
削除する場合は、まず削除するべき文字の上にカーソルをすすめて「x」キーを押してください。入力は再度「入力モード」にもどります。
ほんとうはviを操るためのコマンドはもっとずっとたくさんあるんですが、あえて必要最小限のものだけにしぼってご紹介しました^^
Posted by もとちゃ at 15:50│Comments(0)
│Linux